山口幸三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫画から読んでいたというのもあるけど想像しやすく読みやすい。
テンポがいいのかも。
椅子の話は漫画だと展開がカットされていたのでここまでで一つの物語だったのかと面白かった。
謎解き+冒険は動きがあるし謎解明に近づいて行く感じがして楽しい。
安楽椅子探偵ものも楽しいけど動きがあるとやっぱりそのぶん盛り上がると思う。
陽子先生の話がほんわかしていて好き。
関係性がドラマ版ONの藤堂(旅人)、東海林先輩(陽子先生)、中島先生(過去の諸々)の関係性(性格云々は別として)のようで読んでいてうーん!っとなる。
旅人自身が言うように、愛は人は目で見ることは出来ない。
目で見えないから、触って確かめようとす -
Posted by ブクログ
ネタバレブグログさんの懸賞で当たりました!ありがとうございます。
またもや素敵な本に出会わせていただきました!!
ほのぼの系?いえいえトンデモナイお話でした。
なぜか人間の五感の内の4つを無くし、視覚だけが異常に発達した「日暮旅人」。音も匂いも視覚化されるという不思議な青年が人の思い出の無くしたものを探してあげるほのぼの系かと思ってた。
最初の方は確かにそんなお話だったけれど、ストーリーが進むにつれて人間関係に謎がまとわり始めた。
主人公「旅人」と陽子に過去に何があったのか?
旅人と娘・灯衣の関係は?
最後には刑事まで出てくるし、どうなるんだ!いったい!!
続きが気になって仕方なさすぎる!
とり -
Posted by ブクログ
■クライマックスに向けて動き出す、『愛』を探す探偵の物語。セカンドシーズン第3弾。
視覚以外の感覚を持たない青年・日暮旅人は、それらと引き替えに、目に見えないモノ――音、臭い、味、感触、温度、重さ、痛みを“視る”ことができる。しかしその能力を酷使すると、旅人の視力は低下していくという。旅人が気になる保育士の陽子は、旅人からの誘いで彼と共にクリスマスを過ごすことになる。ついに自分の気持ちを伝える決意をする陽子だったが、その時すでに、旅人の目には異変が起きていた――。クリスマスを軸に探偵事務所メンバーの絆が描かれる『家の灯り』、旅人たちに忍び寄る闇の存在が明らかになる『魔の手』など、全5編を収 -
Posted by ブクログ
90点。自分の趣味にビンゴなのもあるけど間違いなく良作。
第15回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作…の割に充分面白いと思う。
発売時からずっと読み進めているが、毎度よく話も練られていて読みごたえもある。
確かにオチのつけ方、落とし所には微妙なところも残るが、それまでの経緯が充分楽しい。
なんか思い出すと思ったら話の練られ具合が狼と香辛料の1巻に似てるんだ。読み応え的にはあれくらいを想像してもらえればいいかな。
さて1巻ではゲストヒロインのカグツチさんが正ヒロイン?のへっぽこを完全に食ってしまっていたせいか2巻では名前すら出ず…と思いきや3巻で再登場キタ━━━(゚∀゚)━