感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年09月16日
義秀と美月。学生時代の旅人を支えた先生と同級生。
他者と関わることを避け、敵意を剥き出しにしていた旅人に二人は辛抱強く繋がろうとした。憎悪だけではない。この世には愛があるのだと。十年の時を経て、ようやく旅人は気が付いた。これから先の未来が輝かしいものでありますように。そう願わずにはいられない素晴らし...続きを読むい物語でした。
Posted by ブクログ 2013年10月22日
気に入った一節(ネタばれ注意)
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理解すべきは、その意図だ。
見せ付けたいわけじゃなかった。
再現してみせたものは、奴の心に巣食う忌まわしき過去と、道警。
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--友達とは『作る』というよりはいつの間にか『成っている』もの--
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誰にだって、たとえどんな...続きを読むに好きな相手にも嫌いな部分が一つはあるものだ。
その悪感情の細かな一つ一つを読み取るたびに傷ついていたのでは人付き合いなど到底できない。
Posted by ブクログ 2018年06月24日
珍しく前作からの続き物で、どう考えても「~宝物」のつぶやきは美月だと思っていたんだけど、そうでもなくすんなりと解決。予想が違ったか?
作者の言葉を借りれば「ブラック旅人」満載の一冊です。
最後の最後でやばい奴? と思わせる人物が出てきますが、どう本編と絡むのか?
旅人の過去を掘り返す一冊ですな。
Posted by ブクログ 2017年03月02日
旅人の中学時代のエピソードが中心。作者はちゃんとキャラクター作りで生い立ちまで肉付けしてたんだなと、痛々しさを感じながら読みました。ラノベに分類される本書ではあるけれど、人との関わり方や心理についての部分は主人公のような特殊な設定でない一般人にも響くものがあるのではないか。
Posted by ブクログ 2013年06月25日
いいね。特に終盤(次回の予告らしいとこの前)のところがね。それにしても、面白いから実写にならないかなぁ。主人公演じる人は、大変だろうけどね。なんてったって、視覚以外が無いように振る舞うんだから(^_^;)
Posted by ブクログ 2013年06月10日
■――見つめるたびに『愛』が形を変えていく。
目に見えないモノを視ることで事件を解決する青年・日暮旅人。彼が経営する『探し物探偵事務所』に、ある日見生美月と名乗る美しい依頼者が現れた。旅人のことを「旅ちゃん」と親しげに呼ぶ美月は、どうやら旅人の学生時代の先輩らしい。今日も今日とて探偵事務所を訪れて...続きを読むいた保育士の陽子は、旅人の過去を知る美しい女性の出現に、動揺を隠すことができず――?旅人の学生時代が語られる『昔日の嘘』のほか、『箱の中』『傷の奮え』『憧憬の館』『竹馬の友』の全5編を収録。愛を探す探偵の物語、セカンドシーズン第2弾登場。
Posted by ブクログ 2016年08月18日
重く切ない話が多くて、、、
でも、旅人の学生時代がわかったり、嬉しい再会があって本当によかった。
とはいえ、いろいろクリアすべき課題は山積み。
がんばれ、陽子!
Posted by ブクログ 2015年11月13日
1番動きがあった巻かも。
今後こういうスタンスで生きようと決める。
そんな中、過去を知る新キャラ登場。
過去の人と今向き合い、本当の意味での生き方を決める。
ラスト10行で おっとぅ!!!!?という行動へ。
それにつられて次回作も読むと思う。
新キャラの当時中学生とは思えぬ考え方抜粋。
『環境...続きを読むなんて場所と人と時間を替えればいくらでも変化する。その時々に応じて不幸も幸福も質を変えるはずで、だからこそ人は抑制が効く。瞬間的な殺意も、時間を置けば冷めるもの。一瞬の抑制は、まだ見ぬ未来への期待と破滅する我が身を憂えることで自発する。想像力が自制を促すのだ。だから、人は、軽々しく逸脱することができない。』
いやいや、ここまで論理でなく身についてたら、「人は」もっと生き方出来るだろう、この域は超人だろう。。。
と思ってしまった。
Posted by ブクログ 2014年07月05日
2ndシーズン2冊目。今の話と過去の話が同じくらい。ブラック日暮の原点がわかる。より今の主人公に深みが出たストーリーがほとんど。旅人の過去を知る女性の登場で少しだが前進している。あらすじ前のほんの数ページだけで次の話がグッと気になる。
Posted by ブクログ 2013年12月20日
シリーズ通算6作目/セカンドシーズン2作目。
今回は旅人の学生時代が語られたりと、また1つ旅人の過去が明らかにされていて面白かったです。
ブラック旅人が満載でしたね。
えぐみのある容赦無いブラックさではあるのですが、復讐の頃のそれとはまた違ったものが根底にあるように感じます。
一方で良い方向への気持...続きを読むちの変化も見え、後半のあのシーンでは思わずニヤニヤしてしまいました。
二人には幸せになって欲しいけど、いよいよあの不穏な影がすぐそこまで近付いて来たようです。
今回から登場したあのアイテムも妙に気になります。
続きが楽しみ。
Posted by ブクログ 2013年08月27日
いつものようにやってきた建物の前に、見た目儚い
中身騒々しい女性が1人。
いつの時期なのか分からない話に
方法はともかくその『勇気』を称賛したい話。
友人とは、と問うような話の後で、黒いものとかいうものではなく
暗黒状態の学生時代。
この流れで行くと、前回から意味深に出てくるのは
学生時代の『何か...続きを読む』という気がしなくもないですが
一体どういうご関係でしょう?
まったく違う関係だったりしたら…それはそれでびっくりw
2つ目の話、ものすごい仕掛けを作った彼とその決意には
拍手を送りたいかと思います。
幼いころから植え付けられたもの、そこから育ってしまったものは
長い間どうしようもなく自分をがんじがらめにしてしまうものですから。
しかしここまで考えられたというその才能を
無駄にされて育ってきた状態が辛いです。
とはいえ、その呪縛から逃れるのは大変な勇気。
最後の話に通じる物があるような気がします。
行動を起こさねばならない、というのが。
とはいえ、そう思ってもどうしたらいいのか。
まず、そこで躓いてしまいますが。
Posted by ブクログ 2013年08月23日
シリーズ6冊目、セカンド2冊目。
「箱の中」「傷の奮え」「憧憬の館」「竹馬の友」「昔日の嘘」
今回は壊れ物ということで、割とダークな旅人さんがメインに。
一つ選ぶなら「傷の奮え」かなぁ。
ダークとお人よしが入り混じってて好きです。
演技っていうより素でやってるみたいに見えるから困る。
前回ラストにあ...続きを読むった不審人物が出るかと思いきや今回も引っ張り。
ところで表紙があの災害を思い出させる印象を受けたのは私だけ?「水」があまり内容にかぶってない気もするのに。
Posted by ブクログ 2013年08月19日
日暮旅人の学生時代のはなし。
両親と死に別れてから、あちこちたらい回しにされ
形成された人格。
今の穏やかさとは真逆で、刺々しい一面が見られる。
過去、現在を通して、これからの事を改めて考える上で
陽子の存在の大きさに気づく。
生きると決めた旅人と陽子のこれからが次作に書かれる事を期待。