山口幸三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ旅のお共として。シリーズ完結編ではあるけど、まだ続いてるので、シーズン1完結というところ。とはいえ、いまいち何がそんなに国を揺るがすほどのものだったのかははっきりせず、旅人がロストの被験者にさせられたのもそんな理由で、と思う。雪路のお兄ちゃんのこともはっきりしないし。確かにトウカの人生は気の毒で、ほんとそんな奴ら殺して構わないと思っちゃう。すごい親は大切に、みたいなていでこのシリーズは来てて、それが嫌だったけど、やっぱり最後にはこういう嫌な親もいるのだという話になるのだ。しかし、テイちゃんがお母さんのことを分かったというのはフィクション過ぎると思う。まぁテイちゃんの存在自体がフィクションだけどな。しかし、ここまでの4冊を一年半で書いたとあとがきにあって、すげーなーと思った。何たる駆け抜け方。そして、こんなに続くなんて思ってなかっただろうなぁ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ幽霊なんだから死亡は確定だろうと分かっていたけれど、実際に例の場面に遭遇すると思いのほか堪えた。
自分でこれなら、彼を捜すことを生き甲斐にしていた巻矢の心境を思うと。
という訳で、人香の事件について大きなる進展のあった2巻。
全てが全て明らかになる訳ではないけれども、作中の関係のなさそうな、とっ散らかっていた小さな事件たちが最後繋がったのには驚いた。
そして、人香を陥れた人物の正体と、その人が「完全悪」ではなかったことにも。
今回の犯人たちは、大なり小なり同情できる余地もあって……最初の事件の人はそうでもないか、ともかく、こう解決してすっきりできる話ではなかったように思う。
現実の事件も、善悪が綺麗に分かれるものばかりではないだろう。
そもそものジャッジが人によりけりだろうし。
また、時間軸が前後するので、構造は面白いながら複雑という。
現在の時間軸の方が気になって、過去の振り返り事件が頭に入ってこないことも少々。
前述通り、小さな事件が起きて、とっ散らかっているようなのに、全部関わってくるから。
読み終えてその構成力に驚くという。
という訳で、驚かされてばかりの2巻だった。
まだ謎は少し残っているけれど、大半はけりがついたので、これで終わる雰囲気なんだろうか。
でも巻矢自身がこれは一つの区切りにすぎないと言っていたし、残されたものもある。
3巻が出ることを期待したい。