山口幸三郎のレビュー一覧
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ネタバレ今回は桜の精・咲姫を巡る悲恋物語。
神様と人間の恋の話は古今東西あまた語られている。
けれど、その生きる時間の違いによる必然的悲恋の結末の付け方にはいくつかのパターンしか存在しない。
今回は互いに相手を想いながら諦めるという、ある意味現実的なパターン。
でもそれだけに最後まで互いの間で直接語り合わせない展開はなんだか納得しがたいところもある。
これで本当にお互い幸せになれるのだろうか? と。
最後には二人の間の直接な場面が欲しかった。
とはいえ、神と人との恋は人永とへっぽこの間にも関係するわけで
この二人の結末はどうなるのか?
ただアマテラスの性格なら、そんなこと(寿命の違い)全然 -
Posted by ブクログ
消えてしまった八百万の神々を探すことになった気の毒な青年の話(?)
ライトノベルとしてはちょっと主人公の年齢高めだが(でもまだ24)
女性に目がない性格はわかりやすくていい(笑)
頭に乗っかってる“へっぽこ”神様もなかなかかわいい。
なんだけど……
物語の一番大きなエピソードである『河童』の話の解決方法がどうもすっきりしないなあ。
河童と住民との対立を解決するために取った方法がある意味詐欺だよね。
これって、どうなの?
いや、別に嘘やトリックが悪いというわけではなく、
なんというか、その解決に達成感というか、爽快感があまりないんだよな。
たぶんそれは主人公の性格の描き方が中途半端なんだと思 -
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ネタバレ 購入済み
モヤモヤ
全てにおいてモヤモヤした気持ちになりました。まずキャラクターが思っていたのと大分違ったのが大きかったです。行幸は康安に全然敵わないし、むしろブラコンを拗らせてるのか?由良は守られてばかりで余計な事しかしないし、美雨には1巻からイラッとしっぱなしで。美雨の考え方すべてが共感できず、特に幽霊を可哀想と言って半端に同情的な所が一番嫌でした。可哀想というのはかなり上から目線に感じます。最期の決着も、うまく転んだから良かったものの、考え無し過ぎて驚きました。今まで名前しか出てこなかった人に活躍されても感情移入ができず。それに康安への罰が無さすぎてモヤモヤ。彼がきっかけでかなりの人が亡くなってますけど、純