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Posted by ブクログ
幽霊なんだから死亡は確定だろうと分かっていたけれど、実際に例の場面に遭遇すると思いのほか堪えた。
自分でこれなら、彼を捜すことを生き甲斐にしていた巻矢の心境を思うと。
という訳で、人香の事件について大きなる進展のあった2巻。
全てが全て明らかになる訳ではないけれども、作中の関係のなさそうな、とっ散らかっていた小さな事件たちが最後繋がったのには驚いた。
そして、人香を陥れた人物の正体と、その人が「完全悪」ではなかったことにも。
今回の犯人たちは、大なり小なり同情できる余地もあって……最初の事件の人はそうでもないか、ともかく、こう解決してすっきりできる話ではなかったように思う。
現実の事件も、善悪が綺麗に分かれるものばかりではないだろう。
そもそものジャッジが人によりけりだろうし。
また、時間軸が前後するので、構造は面白いながら複雑という。
現在の時間軸の方が気になって、過去の振り返り事件が頭に入ってこないことも少々。
前述通り、小さな事件が起きて、とっ散らかっているようなのに、全部関わってくるから。
読み終えてその構成力に驚くという。
という訳で、驚かされてばかりの2巻だった。
まだ謎は少し残っているけれど、大半はけりがついたので、これで終わる雰囲気なんだろうか。
でも巻矢自身がこれは一つの区切りにすぎないと言っていたし、残されたものもある。
3巻が出ることを期待したい。
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