井川香四郎のレビュー一覧
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3歳で拐かしにあった少年が10歳になって、戻ったが、言葉やふりが3歳でしかない。どんな育てられ方をしたのか?
母親は吉右衛門に預けにくるのだったが。。。
店の手代と駆け落ちをした女房。
その手代が、芝居小屋の看板となり凱旋。女房は?逃げられた旦那は?
吉右衛門を昔の想い人と勘違いしている武家のお婆さん。
女中をしている女と、その孫が縁あって祝言を。
吉右衛門が拾ってきた三太郎は元菓子職人。
貧乏長屋にいたち小僧が、金を投げ入れた。
そこには貧乏な母娘が。
和馬の家に縁あって3人が暮らすことになるが、、。
シリーズ初めは、剣の腕もない正義感だけ強い旗本だった設定だったが、3冊目にもなる -
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銭を鋳造する銀座御用屋敷で働く労働者は、怪我や火傷が多い仕事なのに危険手当も治療もしてもらえない。
働けなくなったものは何の保証もなく放り出される。
労働者による環境改善のストの最中雇主が殺される。
残ったのは少女一人。。。
銀山に絡む押し込め騒ぎで、父親が亡くなったお姫様が、
高山和馬にけそうをし、結婚してくれとふみが届く。
お上に、財産を全て没収されるよりは市民に施しをという。
ところがそれはペテンで。。。
親がなく、悪ガキ仲間に入っていた謙吉。
足抜けしようと揉めてはいたが、決して揉め事を起こそうとは思わなかった。
ある日、殺された兄貴分の犯人と思われ、役人に追われる。
次はは両替商や金 -
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徳川家斉の後、徳川家慶の時代。
長い時代、奢侈に溺れていた家斉の反動で、老中首座の水野忠邦の天保の改革も不発、幕府に対して庶民の不満が溜まり、言論統制が始まっていた。
そんな時代二百石の小普請組の無役の旗本、高山和馬。
どうしても困っている人を見ると助けたくなってしようがない。もっといるものを恵んでしまい、家にはもはや金目のものはない。そればかりか、使用人も雇えないほど。
そこへ吉右衛門という老人が。
和馬に、ただ恵んでやるばかりでなく、どうしたらよくなるか、考えて施策を提出してみてはという。
ここから和馬の「人の為になる」生活が始まる。
遠山景元、鳥居耀蔵、佐久間象山、歴史の教科書に