【感想・ネタバレ】ご隠居は福の神1のレビュー

あらすじ

貧乏正義漢の無役旗本、居候のスーパー爺さん、皆の心に花を咲かせる。

可哀想な人を日々助けるが、自らは貧乏にあえぐ若旗本。
その屋敷に一人の老人が…。何にでも長けた「ご隠居」が、若殿を幸せの伝達師に!
心に花が咲く! 新シリーズ第1弾!

「世のため人のために働け」の家訓を命に、小普請組の若旗本・高山和馬は金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえいでいた。ところが、ひょんなことから、見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰るが、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けていた。和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に! 「ご隠居」は何者?

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Posted by ブクログ

徳川家斉の後、徳川家慶の時代。
長い時代、奢侈に溺れていた家斉の反動で、老中首座の水野忠邦の天保の改革も不発、幕府に対して庶民の不満が溜まり、言論統制が始まっていた。

そんな時代二百石の小普請組の無役の旗本、高山和馬。
どうしても困っている人を見ると助けたくなってしようがない。もっといるものを恵んでしまい、家にはもはや金目のものはない。そればかりか、使用人も雇えないほど。

そこへ吉右衛門という老人が。
和馬に、ただ恵んでやるばかりでなく、どうしたらよくなるか、考えて施策を提出してみてはという。

ここから和馬の「人の為になる」生活が始まる。

遠山景元、鳥居耀蔵、佐久間象山、歴史の教科書に出てくるような登場人物が!

軽妙なほっこり主人公「高山和馬」が魅力的。

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2020年12月04日

Posted by ブクログ

世間知らずだが、正義漢で慈悲深い若旗本。
苦悩する場面が深刻でないから、仕事に行きたくない日曜の夜でも読めます。
続巻が出れば読みたい。

0
2020年01月05日

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