井川香四郎のレビュー一覧

  • 裏始末御免~くらがり同心裁許帳(八)精選版~
     くらがり同心、角野忠兵衛を中心に、恋女房のように寄り添う詩織と江戸で屈指の道場主山根新八郎が両脇を固める物語。井川香四郎「裏始末御免」、くらがり同心裁許帳№8、精選シリーズ完結編、2015.10発行。穴蔵、鋳放し銭(いばなしせん)、裏始末御免、逢魔が時 の4話。
  • 樽屋三四郎 言上帳  まわり舞台
     若き町年寄三四郎と町年寄の娘佳乃(実は将軍吉宗の娘)を中心にした物語。井川香四郎「まわり舞台」、樽屋三四郎言上帳シリーズ№3、2011.5発行。まわり舞台、亀は万年、眠る風車、恋の形代 の4話。「亀は万年」「眠る風車」は味わいがありました。「恋の形代(かたしろ)」は、佳乃が人間違いで拐かしに遇い大...続きを読む
  • 樽屋三四郎 言上帳  男ッ晴れ
     江戸には、町名主(今の警察署長のような仕事)が250人、家主・地主が3万人いた。そして、それらを代表する町年寄が何人か。その町年寄になった樽屋藤左衛門、通称三四郎23歳の物語。三四郎は更に「百眼(ひゃくまなこ)」という様々な世界の達人を差配する役割も。三四郎の幼馴染みで奈良屋の娘、実は吉宗と奥女中...続きを読む
  • 見返り峠~くらがり同心裁許帳(四)精選版~
     井川香四郎「見返り峠」、くらがり同心裁許帳シリーズ№4、2015.6発行。人情の探索で「くらがり」から真相を見つけ出す角野忠兵衛の物語。縁先の恋、母の詫び状、見返り峠、泣くな名奉行 の4話。第2話「母の詫び状」が秀逸です。
  • 夫婦日和~くらがり同心裁許帳(三)精選版~
     井川香四郎「夫婦日和」、くらがり同心裁許帳シリーズ№3、2015.5発行。夫婦日和、かどわかし、無念坂、迷い道 の4話。第2話「かどわかし」では、くらがり同心忠兵衛に心を寄せる旗本の娘、詩織に大きな危機が。その危機を脱し、忠兵衛にとって心の妻の詩織が本当の夫婦になる日も近いのではと!
  • 桃太郎姫七変化
     桃太郎君・桃香の1人2役と門仲の親分紋三に新しく謎の武家の老女由利が登場。冥途の刺客、恨み花、おもいで屋、若君大災難の4話。井川香四郎「桃太郎姫七変化」、もんなか紋三捕物帳、2018.2発行。
  • 桃太郎姫恋泥棒
     井川香四郎「桃太郎姫恋泥棒」、もんなか紋三捕物帳、2019.2発行。幻の亭主、織姫の涙、恋泥棒、泡雪の舟の4話。泡雪の舟がお気に入りです!
  • 桃太郎姫暴れ大奥
     讃岐綾歌藩の若君桃太郎は実は男として育てられた姫君、町娘・桃香に変装して江戸の悪と戦う。町中で活動する桃香をサポートするのが、雉屋の隠居・元御庭番の福兵衛、同心の犬山勘兵衛、岡っ引きの猿吉。犬、猿、雉w。井川香四郎「桃太郎姫 暴れ大奥」、2019.12発行。シリーズ№2と思いましたが、№4のようで...続きを読む
  • 番所医はちきん先生 休診録二 眠らぬ猫
    腕も良く気概も優れた八田錦こと「はちきん」先生。
    今回の出番は、親子の確執や、定年間際の男の意地やら。
    今回も心身ともに良い処方箋を。
  • 番所医はちきん先生 休診録
    八田錦という、番所の美しく若い女性医者が主人公。
    周りには個性的な人物を配置。
    時は遠山左衛門尉と、あの妖怪と言われた鳥居耀蔵が南北の奉行を務めている時代。

    奉行所という特殊な環境の勤め先ゆえに事件は目白押し。
    シリーズ第1作はますますこれからが楽しみな作品。
  • 後家の一念~くらがり同心裁許帳~

    まだ、続く?

    詩織さん、どうしてるかなぁって?えっ!忠兵衛さんも、知らなかったの?新八郎さんも出番が無くなったよね。忙しいのかな?どちらも、好きなので、消息を、知らせて欲しいなぁ。蒼月の親子の過去も気になるし….….まだまだ、続くよね?
  • 優しい嘘~くらがり同心裁許帳~

    あれ?

    はちきん先生こと、八田錦先生が出てきたら、詩織さんが消えてしまった。何処へ行った?忠兵衛と良い感じだったのに….….何だか残念。
  • 裏始末御免~くらがり同心裁許帳(八)精選版~

    ちょっと

    酒井さん 、ちょっとやり過ぎましたね。清濁あわせ持つ良い男なんて言うけれど、濁の方が、多過ぎだったみたいで。忠兵衛との対比で、ちょいワルのダメ親父だけど、憎めないって感じだったけれど、今回は、とうとう….….ですものね。少しは、反省したり、するのかな?
  • 百年の仇~くらがり同心裁許帳~

    中々….….

    酒井さんは、どうなった?筆頭同心が、篠原という者に代わってる!永尋書留役にも、若手が配属になって、忠兵衛さんと一緒に働いている!始めは、嫌々、だんだん熱心になってきて、一緒に、釣りまでする仲に….….中々面白い。
  • ぼやき地蔵~くらがり同心裁許帳(七)精選版~

    とにもかくにも

    北町の同心の浜崎が、やっと捕まった。ここのところ鬱陶しかったので、少しは、気分もスッキリ。北町奉行も、グルかと思っていたけど、違ったかな?まぁとにもかくにも一件落着。
  • 彩り河~くらがり同心裁許帳(六)精選版~

    色々な人間模様

    色々な人達の、色々な人間模様が、四話。重い話でも、最後に、一寸でも光明が見えるのが良い。
    しかし、新八郎の恋路は、いつも多難で、成就しない。引っ付きそうで、引っ付かない忠兵衛と詩織の仲も、中々面白い。
  • 花の御殿~くらがり同心裁許帳(五)精選版~

    綾取りの糸の様に….….

    綾取りの糸の様に、交錯する、様々な人たちの人生。悲喜交々の人々とその人生が絡まる江戸の暮らし。うんうん、やはり、善人は、幸せになり、悪人は、滅びるべし。
  • 夫婦日和~くらがり同心裁許帳(三)精選版~

    気になる

    新八郎の恋路は、如何に?忠兵衛と詩織の仲は?気になって、次を読まなきゃいけない(笑)けれど、めでたしめでたしで終わる話が好きだな。
  • くらがり同心裁許帳(一)精選版

    面白い

    くらがり同心という名前から想像すると、暗い話かと思ったが、妙に、さっぱり、あっさり、おかしみの有る話だった。主人公も、飄々とした風采の上がらない男だけれど、実は、….….という設定も、面白かった。
  • 洗い屋十兵衛 影捌き からくり心中

    微妙な違いが、気になる….….

    同じシリーズの隠し神と、逆に読んでしまった。こちらの方が、話としては、先だったようだ。他にも、二冊ほど読んだが、十兵衛の設定が、微妙に違っていたような気がする。