あらすじ
貧乏のどん底だった親は、双子の姉妹の姉だけを吉原に売った。長じて巡り合った時、盗賊の情婦になっていた姉の心の内は──過去の確執と絡んだ押し込み事件を調べるため、吉原に乗り込んだ三四郎。町年寄として江戸庶民の幸福を考えるが大岡奉行と対立する。「吉原は潰すべきです!」「男の楽しみはいらぬと?」……さてどうなるか。大好評シリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
シリーズ四作目。
読むたびに井川 香四郎って作家さんは凄いな、と感じます。
今回は春を売る、という事について突っ込んでいますが・・・。
読後、ずっしり心に重石をのせつつ、嫌に感じさせないのが凄い。樽屋の旦那の貫禄がますます上がり、頼もしい限りです。