松田奈緒子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『本当にいい仕事は目立たない』。名言だ。
フォント、確かにデジタル化で昔より一般人も選ぶ機会が増えている気がする。
心ちゃん、担当作家にほかの担当作家の話をするのはどうなのだろう。
前から三蔵山先生やいろんな人に話しているけれど、プライバシー漏洩がちょっと気になる。
大塚さん、避けられているのが目に見えて分かるのによく同じエレベーターに乗って世間話をしようと思えるな。
良い話風だけれど役者成田の事務所の社長が腹立たしい。電話でOKしていた癖に反故にするなんて。
こんな事務所の役者を使わずとも良い映画になったのではと思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレわかちゃん本当に良い子だ。
なにか作業をする時に髪を縛るの、個人的にすごく好感が持てる。
ベタ塗りを緊張して丁寧に仕上げようとするの、
漫画へのリスペクトがあるからこそだなと思うし
それをわかってくれる高畑先生も素敵だ。
折角飾っていたわかちゃんのクッキーを
勝手に食べてしまう壬生さん地味に酷過ぎた。
男といただけでスキャンダル、不倫なら尚良い
という感覚、すごく気持ちが悪い。
盗撮まがいじゃなくて普通に盗撮だ。
本当にこんなことに興味がある人なんているのだろうか。
勝手に『世間』のせいにしているのではないか。
しかしなぜ被害者が頭を下げたり載せないでくれと頼んだりしなければならないのだろう。
高畑先生の対応は徹頭徹尾大人だった。
アカウントを削除までしなくても良い気がするが
そのもやもやを作品に還元するところまで含めて
すごく恰好良いし、プロだった。
三蔵山先生は大御所なのにちゃんと心ちゃんの説明を聞いて
電子書籍はそうなんだ、と理解してくれるし、
高畑先生も電書を買ってみて、気付いたことを研究しているところが素敵だ。
電書を選ぶ時、載っている雑誌のことは確かに意識しないかもしれない。
絵やタイトルや先生の名前、試し読みで確かに買っているなと思う。
ファンレターを電書の会社に送ってしまうことも本当にあるのだろうか。
タブレットで読むくらいだからDMやリプライで済ませそうな気もしてしまうが。
あと、ファンレターの内容が全然可愛くなかった。笑
書店で紙の本を買うのももちろん好きなのだが
やはりスペースの問題もあって売れているものや
売りたいものしか並んでいないこともある。
電書なら昔の作品でも検索やなにかのきっかけで引っかかれば届くから、星の光は言いえて妙かもしれない。
府川先生が”真ん中”を見つけたシーンは泣いた。
アユちゃんも夢を見つけてはっきり言葉に出せて、
中田先生も笑顔をみせるくらいなのが微笑ましい。
染谷さんが眩しいと泣いているのも可愛かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ奥さんに悪気が無いのは分かるのだが、
次はお嫁さんだね、とか彼女作らなきゃねとかは
本当に言わないであげて欲しい。
正直、自分は触るなと怒る中田くんの方に共感してしまう。
酷い言い方をしてはいけないけれど、
悪気がなくても奥さんは十分中田くんの気に障ることをし続けていると思うのに
中田くんだけが謝るし、尚奥さんは踏み込んでくるのに驚いてしまった。
ひとつ多めにサービスとか、それが優しさだと思っているのは、奥さんは幸せな家庭で育ったのだろうな。
戸井さんが非常に優秀な店員さんで素晴らしい。
こういう人ばかりではないのが残念ではあるが
知識があってプライドを持って働いている人というのは
どの業界でも恰好良い。
中田くんは未熟だから怒りでしか表現できない訳ではなくて
奥さんにされたことが不愉快なだけだし、
泣くほど嬉しい感情を持てるような出来事が単純に今までなかったのだと思う。
連載が取れて叫ぶ姿に思わず泣いてしまった。
ここまで親身になってくれる黒沢さんが担当で本当に良かったと思う。
三蔵山先生も、新人作家は業界の宝だと漫画界全体のことを考えているところが流石だ。
ダメ出しが続いて心が折れるのはよく分かる。
ウェブが全て悪い訳ではないし、
お金がちゃんと払われて作品が載って名前も出るのは
正直大きいと思う。
契約書は慣れていないにしてもちゃんと読んでほしかった。
政岡さんが電話をくれるのは有り難いな。
広告炎上、GOを出すのがおじさんたちでセンスが更新されていないというの、本当によく分かる。
これではダメだといくら若手が言っても話を聞かないからどうしようもない。
それで炎上しても始末を押し付けてくるだけで自分たちは責任を取らないし。
日本語はいろんな時代の文化が染み込んでいるから大事な日本という国の地層でもある、というのは共感する。
日本が植民地になったことがなく、日本語を取り上げられたことがないのは本当に貴重なことだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ年末年始にきっちり休みを取るのは良いが
7話まで書いていたのを全ボツにして
1月4日までの締切なのに相談にものらず
新人を放置するのは最悪だ。
仕事始めが4日なら、相談には乗らないと言っているも同じ。
潰しの安井の名前のとおりの振る舞いである。
今更どの面下げてと真面目だからこそ思うだろうが
心ちゃんに相談してくれて良かった。
ただ、真面目過ぎると思う。
安井さんの仕事のやり方に合わせるなら
キャラデザを変えるだけで良いのだろう。
そこまで苦労してプロの仕事をしようとしても
相手がプロとして見てくれていないのだ。
これは潰されて当たり前だ。
単行本化の時にも直せるという心ちゃんの言葉はだいぶ現実的な救いだろう。
安井さんも真面目でやり過ぎたのだろうが
自分が家庭を顧みず作家さんにも内密で動いていたのを
巡り巡って新人作家に割りを食わせるようなやり方は間違っている。
数字優先は良い。そういう人が必要なのも分かる。
が、それならそれでもやり方はあるだろう。
それこそ副担当を心に押し付ける方がマシだ。
東江さんの彼は、もう連載をしてお金を貰っているのに
まだ「好きだけで世の中渡っていけない」と言うのか。
なにかしてあげたい気持ちがから回っているのかもしれないが
本当に男は欲しいものをくれないものだ。
それに比べて部長は頼りになる。
嫌いなのは今のしごとのスタイルであって
漫画ではない、同人誌に戻っても良い、
折角のチャンスだから全うしなさいと
言って欲しいことを全部言ってくれる。
東江さんはお母さんも結局協力してくれるし
お兄ちゃんもいい人で家庭環境的には羨ましい。
別に今の連載が終わったら、心ちゃんとまた連載を目指しても良いのではないか。
中田くんは言い方は本当に良くないし大塚くんが実際そうなのかもわからないのだが、
漫画でうまく行かなくても帰るところがあっていいな
と思う気持ちは分かる。
選べるのは贅沢だと母親に言われる東江さんと
漫画しか無い中田くんは正反対だ。
三蔵山先生の奥さんは育ちが良くてただただ良い人なのだろうな。
帰る実家が無い、一人でいることが可哀想。
言われる方の気持ちなど分かるわけもない。
心底良かれと思ってマフラーを編んでいるが悲しい。
一人だけ違う対応をするのは本当に良くないのに。
三蔵山先生はデジタルもきちんと勉強されていて
アシスタントへの教授も惜しまず、謙虚で良い方だ。
ノートのこともみんなの前で言わずに回収して
自分が罪をかぶって返してくれた。
東江さんは気の毒なのだが、五百旗頭さんの言うように
担当や雑誌が変わることなどいくらでもあるのだし
一人で泳いでいける力は必要なのだと思う。
沼さんは自分が犯人だと言うだけでなく謝ってほしかったが
夢を諦めるのは切ない。
そんな中でも中田くんに泣いてもらえて浮かばれたのだろうし
今から原稿にしようと思わずさっぱり諦められるならそれも良いのだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ持ち込みに真摯な対応をする心ちゃん。
古館さんが他誌でもデビューできて良かった。
才能がある者はその才能の奴隷となるべし。
折角の才能が埋もれるのは勿体無い。
プロになれるか決めるのは君じゃない、決められるのは目指すか目指さないか
という成田先生の言葉も良い。
部長がさあ来い、と抱きしめてくれるのかと思いきや
抱っこされるのに笑ってしまった。
女が本当に欲しいものをくれる男は少ない。真理だ。
抱いて慰めてくれる部長が本当に素敵。
東江さんが熱心な分早く結果を見せないと燃え尽きるという五百旗頭さんもよく見えていると思う。
中田くんの絵について三蔵山先生の
「溢れ出るイメージに画力が追いついていない」という言い方が納得。
言い方は良くないが、クリエイターなのだし言霊は大事に思っている方が良いと思う。
アシさんたちが厨二と受け止めているのが少し引っ掛かったものの
チーフアシがその後で自覚しているところは良かった。
上手い絵じゃなく面白い漫画が描きたい。
恰好良いし、働きながら漫画を描いてちゃんと丸を描く練習もしているのが偉い。
安井さんから連絡をもらったら、まず担当の心ちゃんに相談して欲しかったが。
会って黒沢より私と組みましょうと言って来る安井さんのやり方はやはり汚いと思う。
潰されると心配して泣く心ちゃんも、アドバイスをしてくれる五百旗頭さんも優しい。
中田さんが雑誌に載って初めて自分の画力の無さに気付くところがちょっと面白い。
アシスタントをした時には何も思わなかったのだろうか。
しかし下手だと気付いて練習しなきゃと思えるところが偉い。
単行本に重版がかかる様にする。
デザインは勿論同じ発売日の漫画のことも考える。
みんなそれぞれプロデュース恰好良い。
五百旗頭さんが担当だと安心できそうだ。
小泉くんも随分成長した。
三蔵山先生の帯も素敵だ。
裏重版のエピソードも凄かった。
会社を辞めて6年は長い。
担当と合わないというのも辛いところだ。
東江さんの焦る気持ちの描写が苦しくなるほどなのはそういうご経験があるからこそなのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ心ちゃんが泣いてしまうのが印象的だ。
試合に負けた時とお腹が空いた時にしか
泣かないと言っていたのに。
でもそんなに怖くても言うべきことは言う。
それをちゃんと受け取ってくれる高畑先生も良い。
ムラがあるしチャラいところがあるけれど
好きなキャラだ。
先生が書いてくれないと、私たちもう二度とツノ姫に会えない。
本当にその通りなのだ。
義理を通したいと言う高畑先生がとてもかっこよかった。確かに不器用な生き方なのかもしれないが、こういう人たちこそ報われる世の中であって欲しい。
先生の方から梨音ちゃんに別れを告げたのはちょっと意外だったが、偉いと思った。
高め合える関係でなければストレスになる。
その点遥さんたちは応援したくなるカップルだ。
泣きながら思わず自分からプロポーズしてしまうシーンが微笑ましい。
アユちゃんの力になれなくて悔しいと泣く心ちゃん、優しくて可愛い。
心ちゃんたちがいてくれてまだ良かったが、アユちゃんが気の毒で仕方ない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ心ちゃんの魅力と社長の見る目の良さから始まり
一気に心ちゃんにハマってしまう展開が好きだ。
三蔵山先生のエピソードはとても好きだ。
老化が理由であれば徐々にのことなので
自分でも気づきにくいだろうし、
心ちゃんが解決策を見つけてくれて本当に良かった。
あのアシ以外はみんな良いお弟子さんたちだし
デジタルに挑戦しようというのも偉いし
五百旗頭さんもこれからは相談するよと言ってもらえて
編集冥利に尽きるだろう。
フィクションだからと流すべきところなのだろうが
紙をヤギに食べさせるのはやめて欲しい。
体を悪くしてしまう。捨てるよりよほど罰当たりな行為だ。
換金してから寄付でもすれば良いのに。
普通にハラスメントが出てくるが、業界的にはこんなものなのだろうか。
締め切り破りにしても一般的な企業であればありえないことなのに
なんとか原稿を取ってきて印刷機も止めさせて何とか入稿する
というのももう古い慣習のような気がする。
人気でもきっちり締め切りを守っている作家さんも当然いるわけだし。
希望の部署に配属されず、それでも自分なりに一生懸命やっているのに悔しい気持ちは分かるが
心ちゃんのことを知らずに勝手に女はいいよななどと
言い出す根性が小泉の良くないところなのではと思う。
書店員さんが本人に幽霊みたいというのは失礼極まりないが
正直言い得て妙ではある。
心ちゃんが何も知らなくて子供っぽいまっすぐさではなくて
今まで自分の領分で積み重ねて苦労してきたからこそのまっすぐさなのが良い。
面白い漫画が売れるとは限らない。
人気商売のものはどれもそうだろう。
本当は良いものはみんな売れて欲しいが。
書店さんがはりきってディスプレイしてくれて、
それを見て担当さんと作家さんが喜んでくれる流れが素敵だ。
最終的に小泉が化けたのが気持ち良い。
岡さんの奥さんがサインをもらっておいてくれるのもさりげなく良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中田さんの親に自分は腹がたつけれど、
息子としての複雑な気持ちもそれはそれでよく分かる。
今があるのが親のお蔭であることはそうなのだ。
栗山さんが、金を払うことで母親の幸せを壊すことになるかも、と助言するところが
自分には無い視点で素晴らしかった。
栗山さんは本当にありがたい存在だ。
違法配信サイトの話も色々と思うところがある。
良かれと思って翻訳していても、そのせいで問題が出てくることもあるのに
ファンが「公式がやらないから」と自分たちが正しいような顔で、ファン代表みたいに行動を起こすこと、
自分の周りでもよく見るようになって不愉快だ。
今回は公式でできるように動いてくれて実現したこと事態は良かったが
ファンが自分たちのお蔭みたいに勘違いの成功体験を積むことになるのは避けて欲しいもの。
ピーヴのアニメを見て、自分の思っているのと同じ動きだったと中田さんが言うのがとても良かった。
中田さんもアニメのスタッフさんも両方が嬉しいことだ。
次で最終巻とのこと、どのようなラストを迎えるのか楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどうして今までこの本を読んでいなかったのか激しく後悔。
本が好きで、本屋が好きで、本にまつわるもの全てが大好きな私がどうして手に取っていなかったのか。
まずは全巻読んで、ドラマのDVDもぜひ見るとしよう。
この本では本を売る側の熱意が熱く描かれていたけれど、本当にその通りだと思う。
作る人、関わる人全ての努力と熱意で私の手元にやってくる本たち。
売れる本は愛されている、というセリフが作中にあるが、それもその通り、うんうんと大きくうなづいた。
電子書籍も手軽で悪くないと思うけれど、やっぱりどうも紙の本の方が好きなんだよな。
出版業界の不況や町の本屋がどんどん減っているなどのニュースが流れて久しいが、私は買う側、読む側からこれからも応援していきたいと思う。
あと、私も徳を積んで運を貯めてみようと思う。
不思議なことが起きるかはともかく、すごく気持ちのいいことじゃないかと思う。
いいことを教えてもらった。感謝。 -
ネタバレ 購入済み
得した気分
重版出来(6)
自身が見出した漫画家の連載を立ち上げたいと奮闘する新人編集者の黒沢心
そんな心を先輩編集だけでなく様々な人が助けてくれる
SFホラー関連の本を探す心に数冊の本をサクっと選んでくれる書店員さんスゴイ
(どれも面白そうで自分も読みたくなる)
校正のプロフェッショナルも登場
社内の校閲と校閲専門会社どちらもスゴイ
本好きで、本の仕事が好きで、幅広い知識を持ち、情報を正しく見極めながら文字に取り組む方々のお陰で読書を楽しめる
誠にありがたい
6巻も名言パンチがすごい
さりげない一言が心の栄養となる
最後の方は詩心もあってシミジミ読んだ
オマケ漫画も校閲の話しや日本語に関する本の紹介があり興味深い
一粒で二度美味しいというか、すごく得した気分 -
購入済み
プロフェッショナルな人々
5巻はアイドル主演(これ大事)で人気漫画が舞台化される話からスタート
グラビアページ作りなどもあり読み応え抜群
「編集の仕事はいろんな立場の人の中間に立つ調整役」というセリフの通り、編集の多様な仕事ぶりに驚く
画集制作やパーティーなども描かれ3巻の映画化でも感じたが半端ない仕事をこなしつつ気遣いを忘れない方々に驚く
5巻もNHKのプロフェッショナル〜仕事の流儀〜で見るような方々が満載
グラビアアイドル
印刷オペレーターさん
国宝級のブックデザイナー
製版の神様
出版社制作局で働く方々
なかでも資材課の紙探偵
いつもの有能書店員さんにも感動
おまけマンガは作者の古書店バイト時代の話で
すごく面白かった