安藤寿康のレビュー一覧

  • 能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ

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    人間ならばDNA配列の99.9%は同一
    つまり、世に才能を知らしめる人と凡人の差はDNA配列0.1%の範疇ということ
    しかしながら、0.1%に相当する塩基対は300万ヶ所
    遺伝的多様性はこの組み合わせで生じるのだが、実にゼロが2万個以上並ぶパターンらしい
    あまりにも組み合わせが多いので、例えば身長を構成する要素だけでも、社会集団全体の分布と一組の家族内での分布がほぼ重なる
    つまりはどんな両親の元でも突然変異は起こるのではないか?と受け取れたが、理解が追いついてない…

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    2023年07月17日
  • 能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ

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    もう少し一般人でもわかるように書いてあるのかと思いましたが、専門用語が多く、この手の本を読み慣れていないので難解に感じました。

    こんな私でもわかったことは、大谷翔平や藤井聡太と私達の遺伝子は99.9%まで同じなのに残りの0.1%のDNAの塩基配列の違いが大きな差になるということ。ヒトの遺伝子は30億個の塩基対からなっておりその0.1%である300万ヵ所に個人差があるということ。そう思うと遺伝だけを考えても大きな差ですね。

    唯一、一卵性双生児に限っては遺伝的には同じ条件で生まれ、心も類似するという。しかし、非共有環境の影響によりパーソナリティの違いが出るらしい。非共有環境とは、同じ家庭で生活

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    2023年07月13日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    遺伝についても記述は、知らなかった内容も多くためになった。が、教育制度の話になるとなるほどと思わないことは無いが、一個人の考えに過ぎないと捉えた方がいいような気がした。何故なら実現が不可能に近いと思ったので。
    あと、誤字が何ヶ所か気になった。2016年の初版を読んだのでもう訂正されてるかもしれませんけど。

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    2023年05月31日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    生まれながらに配られるカードは決まっている。
    ならば人によって向き不向きがあることは当然として受け入れるべきだ。
    遺伝は自分の中の内なる感覚として、自分の好きなこと得意なことを環境の中で教えてくれる。
    それに専念、集中投資することが個の成長にとっては最高効率だろう。

    進化の過程で淘汰されてしまいそうな遺伝子がいまなお残っているのは、ある条件では不利でも別の条件では有利に働いている可能性があるからだ。

    金子みすゞの詩を思い出す。
    すべての遺伝情報にリスペクトを

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    2023年02月25日
  • 生まれが9割の世界をどう生きるか 遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋

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    もし子供を産むなら”いい遺伝子”が欲しいと思うのは至極当然であるということが分かった。
    あとは環境。誰もが富豪になれるわけじゃないけど、子供ができたら子供がやりたいと思った事をやらせてあげられる余裕は絶対にもちたい。

    ・好きこそものの上手なれ

    ・自分の中にあるこれが好きこれは得意これならできそうそういったポジティブな内的な感覚は、自分の能力に関する重要な手がかり

    ・何かを好むということ自体がすでにその人らしさの表れであり、能力の萌芽

    ・自分にしか感じられない、心の奥から小声でしか囁いてくれない「素質」の芽生えを大切にする

    ・好きなことをやっていくうちに、その分野についてどんどん得意に

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    2023年02月13日
  • 生まれが9割の世界をどう生きるか 遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋

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    じっくり読み込む時間がなくて斜め読み。改めて読みたい。
    親が才能溢れる音楽家や野球選手であっても、その子供は親以下の才能であることが多いこと、「鳶が鷹を生む」というように、子供が親の才能を超えてくるというのは自然な現象なんだと納得。
    子供の知能や学力に効果がありそうな要因2つ。①静かで落ち着いた雰囲気の中で、きちんとした生活をさせる。②本の読み聞かせをする。

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    2023年02月12日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    「生まれが9割の世界をどう生きるか」を先に読み終わって、本著も読んだのだが、内容が重複する箇所が多かったため星3つ。

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    2022年11月20日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    橘玲が「言ってはいけない」の参考書籍にした本の著者の本。ということで、書いてある事実はある程度重複している。ちょっと真面目に書いてある分だけ、ちょっと面白みが少ない。
    最後の方に教育制度や社会制度についての論考が書いてあるが、この部分は、論理が上滑りしていて、説得力がない。やはり、餅は餅屋。専門知識と練りこまれた考察によって優れた論理を展開できる分野は限られているなあ。

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    2022年08月31日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    世の中は不公平であると常に感じているが、遺伝も理由の1つで、体型、病気、頭の良さなどは、環境とともに影響がある部分だと思っている。

    しかし、側から見て、遺伝で受け継いだ長所を活かせていない人も多くいる。自分はどうかというと、不足のところばかりだから、少しでも優秀な人に近づきたいと思うと同時に求められることに、感謝して取り組んでいる。

    世の中からいただいたものは不公平だが、これを磨く努力は誰でもできる。

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    2022年02月13日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    遺伝の影響は当然あるよ、当たり前。
    でもそれが全てじゃないくらい、いろんな要素あるからね、この世は複雑だから、に尽きるのだけど、知識として知っておくと必要以上に振り回されなくてよいかも。

    中年になるころの自分の立場は遺伝要因の本来の自分の知力、って、身につまされるね。

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    2021年11月28日
  • 日本人の9割が知らない遺伝の真実

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    自分の家族や周囲(旧友や子どもの同学年±1)を見渡し、能力は遺伝に依る所が多いことを実感している中で、読み感慨深かった。

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    2021年11月17日
  • なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える

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    <目次>
     序章   教育は何のためにあるのか?
    第1部  教育の進化学
     第1章  動物と「学習」
     第2章  人間は教育する動物である
    第2部  教育の遺伝学
     第3章  個人差と遺伝の関係
     第4章  能力と学習
    第3部  教育の脳科学
     第5章  知識をつかさどる脳
    おわりに

    <内容>
    最初から、人間の能力は遺伝する、という身も蓋もない話から入る。しかしだから良しとするのではなく、遺伝の影響は50%だが、親の影響10% 教育20% 環境20%なので、教育が各自の学習能力を変えることは十分に可能で、ここが大事だというわけだ。また遺伝も環境との相互作用によるので、各自の能力に遺伝の要素を

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    2018年11月05日
  • 心はどのように遺伝するか 双生児が語る新しい遺伝観

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    一卵性双生児と、二卵性双生児のそれぞれ2人の特徴をくらべることによって、人の特徴がどこまで遺伝的か(もしくは環境的か)を統計的手法により見出すのが本書のテーマ。例えば、二卵性双生児の身長の類似性にくらべ、一卵性双生児の身長の類似性は非常に高いことが知られている。遺伝子を共有する二人の類似性が高いということは、この特徴は遺伝的であるということである。 本書では、こういうことから発展し、心をさまざまに特徴づけ(外交的、IQなど)それらがどの程度遺伝的かに迫る。私は「遺伝子による運命決定論者」であるが、この本によるとそのような考え方は間違いである。遺伝的要素の高いIQにおいてさえ、環境要因は非常に高

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    2018年10月23日
  • 心はどのように遺伝するか 双生児が語る新しい遺伝観

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    遺伝子はその人の在り方を決めるわけではなく、その人の生き方が遺伝的特徴を発現させる。ということが印象に残った。遺伝的情報は水の流れる谷のようなものであり、ある方向に流れやすくなっているというイメージ。(ウォディントン)

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    2010年12月25日
  • 心はどのように遺伝するか 双生児が語る新しい遺伝観

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    【目的】

    【引用】

    【感じたこと】

    【学んだこと】
    新しい環境が新しい遺伝的素質を開花させる。
    資質に合った役割を。

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    2009年10月04日