安藤寿康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人は努力すれば成長できる。能力を身につけ、何にでもなれる。
落伍者は、努力しないからだ。自業自得だ。
・・・と、ついこないだまで、私自身そう思い込んでいた
だからといってどこかの議員、党みたいに生活保護を否定するものではないが
親のしつけ、教育がなってないから、子供が変な方向に行くのだ、
環境さえ作れば、子供は無限の可能性がある。なんてことも思っていた。
でも最近その考えを変えつつある。
いろいろ読んでいる本の影響もあるが、実体験として感じているのが、部下だ。
この3年間どう教えても同じ失敗を繰り返す。
これを、親の教育のせいと思ったりもしたが、どうやらそうではなく、
発達障害由来だというこ -
Posted by ブクログ
これは哲学書ではないかしら?
一卵性双生児の事例、一緒に暮らす双子、別々の養父母に育てられる双子、
それぞれの共通点、このあたりはなかなか読ませる。
全く違うルートをたどっても、なぜか同じ特性を持つ、
そんな事例がたくさん紹介される。
これだけ読んだら、遺伝がすべて、教育なんて関係ない、
となりそうだが、著者はそれは否定する。
教育によって、あるいは社会の環境によって、
発現する遺伝子、眠る遺伝子、そういった例を紹介する。
・・・そういえば最近読んだ発達障害の本も、
環境が違えば「発達障害」などと言われず、のどかに暮らせる人が多かったはず。
やはり環境は大事。
とはいうものの、さらに事例 -
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橘玲氏と行動遺伝学の第一人者である安藤氏の対談形式の本で、運すらも遺伝していると言えるのだというのが大きな主張。元々は安藤さんが2000年には遺伝の重要性を指摘する新書を出していたんだけど、2010年代になって橘氏の著者が売れて話題になった。
運は遺伝するというのは、例えば遭難したとして運も悪いけど遭難しやすい環境に身を置く選択をしたのは遺伝だよねという。
ただ性格とかはポリジェニックなので特定の遺伝子がどうこうというわけではない。平均への回帰が効くので両親が能力高くとも子はそうでもないことや鳶が鷹を産むもあり得る。少子化で子ども1人を当りにしないとという強迫観念があるが、子が多かった時代は当 -
購入済み
衝撃的のち疑念
遺伝が9割とのことで、そのまま信じると衝撃的だが、原著をあたってみないと信用ならんと思ったりもする。興味深い話でした。
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久しぶりの満点レビュー。
橘さんの本は、いつもインフォーマティブで良いのだが、時に身も蓋もないことがある。この本では、もう少し常識人よりの安藤先生との対談の形をとっているので、いつもながらの的確な情報提供をしつつも、多少常識よりの結論に落ち着くことが多いのがよい。
最先端の研究者との対談でも、ぜんぜん位負けしないところは、さすが橘さんと思わせるが、それに対して実に誠実に議論を進めていく安藤先生も、尊敬に値する。
帯の煽り文句は、煽りすぎ。売れるかもしれないが、品位を落としていると思う。
タイトルの「運は遺伝する」というフレーズは、この本の中心的な話題である「知性が遺伝する」というのとはズレてい -
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行動遺伝学。面白い。
■脳は予測器
才能のある人は今よりも良い状態、完成形を予測し、そこに引っ張られるように学習してしまう
■知的好奇心の広さと知能に相関がある
パーソナリティの経験への開放性、つまり知的好奇心の広さに、知能との相関がある
■学校の影響は限定的
遺伝50%、家庭環境30%、学校は20%かそれ以下。
家庭環境も、その社会において一般的に行われているであろう子育てがあった上では子どもの発達への影響は大きくない。
*「学校」の部分は、自分の意志や教育、政策でコントロールできる部分
■没頭の対象に対する2つの基準
1.対象が学習性のある素材であるか
2.対象が「本物」につな -
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人の能力や才能や性格や成績などがいかにして決まるかを、行動遺伝学の観点から見た本。
それらの50%は遺伝子で決まり、30%は環境、20%が本人の努力である。
つまり半分は遺伝で決まる、と。
生まれた時から遺伝子によってそれらの能力値が決定される。
行動遺伝学の研究によって一貫して結果として得られる、元も子もなくなる教育業界のある種タブーでもある、この本から学んだ事実をどう捉えるか。
事実は一つだが、
解釈は無数である。
人には向き不向きや好き嫌いがあるということ。
それは、どれだけ努力しても遺伝子的に不得手なことは、遺伝子的に得意な人間には敵わないということである。
それを受容す