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Posted by ブクログ 2023年12月03日
話題になった一冊のようですが、タイトル、サブタイトルから想像するような本ではありません。非常に読み応えのある、極めて真面目で、そして、何より勇気を与えてくれる本でした。
遺伝的多様性が誇示と社会を規定する重要なファクターであることを認めた上で、それがものようなものかを行動遺伝学、心理学の知見から解き...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月30日
セントラルドグマはともかく、遺伝上では、地球上の生命は皆、統計情報化された確率の変移にすぎないのかな。
逆かな、確率の変移が、統計情報化されて個体総体として成立していると考えればいいのかな。
まあ、知能という次元では、言語処理として生成AIと然程の違いは無い。この単層限定なら、暗黙知が成立している...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月14日
遺伝学×統計学。統計学って凄い。セントラルドグマの制約→遺伝子の相互作用による「発現(表現型)」(確率の問題)→パーソナリティも遺伝要素大。「能力」とは「ある特定の状況や課題において、個人に同じ機能を持った行動を反復して起こさせる神経的・身体的ネットワーク」。「環境」も遺伝の影響を受ける。著者も述べ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月24日
この本を読む前は遺伝の影響もあるが、成長してからの環境や行動が社会的な立場を左右すると考えていた。
その考え方は合っている部分と間違っている部分があった。
遺伝は非常に複雑である。また、能力が発揮されること自体も想像以上に単純ではない。
大前提としてあらゆる能力に関することに遺伝が影響を及ぼしてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月31日
行動遺伝学の研究成果。
パーソナリティから環境まで、人間は、「遺伝」から逃れることができない。
全てではないが、明らかな相関関係があるのが事実。
であれば、それを前提に、綺麗事も抜きでいろんなことを考えべきだ。
その通りだな。
本としては、能力とか知能とかいう言葉の定義がすんげえ長い感じで、あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月15日
作家の橘玲さんがよく著者の本を引用しているため、読んでみた。学者ならではのデータを駆使してはいるが、素人からしたらちんぷんかんぷんであまりよく理解ができなかった。ただ、文章の端々に著者の論理的思考の明晰さは感じ取れた。分からなかったという理由だけで評価を低くするのは忍びないが、その点を踏まえてこの評...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月22日
とても興味深い内容だったが、文系人間には結構難しかった。
遺伝の研究は双子による臨床研究が知られているが、一卵性と二卵性による遺伝の確率の違いがきちんと数値で表れていることに驚いた。
能力…というのはただ頭がいい、というだけでなく、集中力や継続力なども含めてのものであるというのは、ちゃんと考えた...続きを読む
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