愛川晶のレビュー一覧

  • 巫女の館の密室~美少女代理探偵の事件簿~

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    体調不良もある中、わたしにしては早く読めました。
    なんと主人公は仙台在住☆知ってる地名がたくさん出てきて嬉しかったです☆
    最初は、話がバラバラで読みにくい…と思いましたが、一気読み。但し、美少女探偵活躍したのか!?とちょっと疑問。現役刑事さんも、とことん猪突猛進で一本槍。
    犯人はわからなかったけど、「史上初の密室殺人」と謳うほどかな…とは思いました。
    インカ帝国、祖父と父母の関係等、動機やストーリーは好きなので他作品も読んでみます。

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    2021年10月24日
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵

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    落語家の桃寿亭龍鶴の周囲で起きた事件にまつわる謎を解くのは、なんと林家正蔵。

    龍鶴の弟子、龍喜は、なぜかどの事件にも巻き込まれたり、目撃者となってしまう。
    しかしその龍喜の話を聞くだけで、正蔵は殺人事件の真相も、東橋師匠襲撃事件も、見通してしまう。
    その謎を解くカギは、やはり落語。

    事件がやや陰惨なこと、ミステリーとしてはちょっと都合よく話が進みすぎではと思われなくはない。

    ライトな落語ファンなので、「中村仲蔵」も「黄金餅」も知らなかった。
    でも、知らなくても、それなりに楽しめる。
    ミステリーとしてよりも、落語の話として楽しんだのかもしれない。

    昭和五十年代の寄席の雰囲気ってこんなだっ

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    2021年09月20日
  • はんざい漫才

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    内容(「BOOK」データベースより)
    編集者・武上希美子、三十一歳。老舗の寄席・神楽坂倶楽部への出向期間も過ぎ、将来を思い悩んでいるところに、また大事件が発生するが、ショー・マスト・ゴー・オン!シリーズ第三弾の今回は、人気漫才コンビ・ロケット団の三浦昌朗さん作、漫才風解説付。そして、最大のサプライズは「あとがき」のラスト一行にあり!

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    2020年10月02日
  • 高座の上の密室

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    内容(「BOOK」データベースより)
    出版社から寄席・神楽坂倶楽部に出向中の希美子は新米の席亭(プロデューサー)代理として奮闘中。寄席に欠かせない色物芸の世界を覗き見ると…。手妻「葛篭抜け」で人気を博す美貌の母娘。超難度の芸に精進する太神楽師。彼らの芸が謎と事件を次々と引き寄せる。超絶技巧の本格ミステリ、鍵は「人情」だ!

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    2020年10月02日
  • 芝浜謎噺 神田紅梅亭寄席物帳

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    内容(「BOOK」データベースより)
    二つ目・寿笑亭福の助は、かつての弟弟子が故郷で開く初の独演会のため『芝浜』の稽古をと懇願される。あまりにも有名だが、口演至難な人情噺に彼がこだわるのには深い事情があった。一方、紅梅亭では客席に爆発音が轟き、楽屋ではダイヤの指輪が消失して…。シリーズ第二弾。表題作を含む痛快落語ミステリー三篇。

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    2020年09月22日
  • 神楽坂謎ばなし

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    内容(「BOOK」データベースより)
    武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。手堅く教科書を出版している社が三代目の独断で人気落語家の本を出すことに。妊娠や病気で同僚が戦線離脱していくなか、この本を担当した希美子は制作の最終段階で大失敗。彼氏の浮気も判明し、どん底の彼女に思いがけぬ転機が…。

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    2020年09月22日
  • 芝浜の天女 高座のホームズ

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    内容(「BOOK」データベースより)
    天女のように美しく、質素で健気な若い妻。その完璧な笑顔の裏に隠された秘密とは!?テレビやラジオで落語が大人気だった、賑やかなりし昭和五十年代。女に金に、そして芸の道に悩める噺家たちが、今日も探偵・林家正蔵(のちの彦六)の住む長屋へとやってくる。笑いと人情にあふれた無類の落語ミステリー第四弾。

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    2020年09月02日
  • 芝浜の天女 高座のホームズ

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    天女の正体、なんとなく想像していた通りでなんだか嬉しい。ま、まぐれ当りとも言うけどw
    天女の想いはせつないね。
    紅梅亭シリーズとのリンクも楽しい。
    馬春師匠って、若い頃はこういう感じなのね、とか。
    でも、猫の事件は許しがたい。動機を知ったらなおのこと。
    だから、それをああいう決着にしてしまうのは納得がいかない。
    ああいうのを人情的な解決とするのは、なんだかなぁ。
    好きなシリーズなので、次はすっきりと楽しみたい。

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    2020年08月14日
  • 芝浜の天女 高座のホームズ

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    第一話は弟弟子の不始末による師匠の猫の失踪。
    正蔵師匠が謎の解決して、様々な伏線が回収されるのは快感。
    動物虐待は勘弁してもらいたいけれど。

    第二話は、稍々カタルシスに欠けたかな。何故だろう。第二話の後、エピローグで謎解きをしないで、もう少し語ってもいいんじゃないかな。
    「もう半分」に沿わせて、記述される主人公の恐怖。ゾックとした。
    会話も地の文も落語に絡めている部分が多く、テンポの良さを醸している。

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    2020年08月09日
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵

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    落語家の周囲で起こるミステリーを説き明かすのが、安楽椅子探偵ならぬ座布団探偵、八代目林家正蔵。
    個人的には晩年の高座のイメージしかなく、読書前はピンとこなかったんだが

    小金餅「殺人」事件。
    雪の日に聞いたことのない「小金餅」を高座にかける師匠。師匠のお使いで出くわす死体。
    落語家同士の会話も落語のオチが絡んでくる。どんな大変な状況も茶化さずにはいられない落語家の習性がジワジワ沁みてくる。

    広い世界に。
    中村仲蔵は仮名手本忠臣蔵にからむ人情噺。伽羅の下駄は珍品の1話。東橋師匠が暴漢に襲われる事件の謎解きに落語のネタが絡んでくる。最初の黄金餅にあった伏線も回収される。スッキリした気分で読み終え

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    2020年08月02日
  • 六月六日生まれの天使

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    なんだかよくわからないまま終わってしまった。解説を読んでも理解できない。
    じゃあ、もう一度読み返したいかというと、そんな気にはならない。
    ミステリーの謎解き云々などと言うことよりも、ある点でどうしても納得できないのだ。
    それは、あまりにも不自然、ということだ。
    ヤクザがいきなり記憶に関する高度な講釈を述べたり、主人公(?)が記憶喪失なのに姓名判断ができたり、相手の男がカンボジアの近代史を詳しく語ったり。
    それと、『葉桜の季節に君を想うということ』に通じる腹立たしさが残る。

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    2019年11月01日
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵

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    稲荷町の師匠、シリーズ2作目。昭和の寄席にタイムスリップしたみたいな気分になります。このシリーズは読み続けてしまうだろううなぁ(^ ^)

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    2019年03月24日
  • 高座のホームズ 昭和稲荷町らくご探偵

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    馬八探偵を越える稲荷町の正蔵師匠です。てっ橋の話がこういう事につながるとは・・・相変わらず、はなしの構成が上手な愛川先生(11月に死んだは辛かったケド)

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    2019年02月28日
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵

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    落語の世界も、色々複雑なものがあるようで。
    第2話は、そこが大きく事件に影を落としている。
    親子・師弟関係が私の頭ではこんがらがったところも。
    犯人の欲がやりきれない。
    でも、2話とも古典落語に絡めた解決が提示されるのが
    楽しい。
    プロローグとエピローグのつながりには見事にして
    やられた。こういう欺され方が好きなので、内心
    にんまり。

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    2019年01月03日
  • ヘルたん ヘルパー探偵誕生

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    【収録作品】パルティアン・ショット-甘い抱擁の謎-/ミラー・ツイン-双子を襲った惨劇-/シュガー・スポット-愛染明王の涙-

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    2018年12月06日
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵

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    落語ミステリ
    神田紅梅亭の前時代
    のちの馬春師匠が若人の時代です
    楽しいだけじゃない、最高のミステリです

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    2018年12月01日
  • 六月六日生まれの天使

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    登場人物の内、記憶障害が2名いて、その内の1名を含めた3名が一人称の『私』で物語が進む。更に時間軸が最後まで分からないようにされているから難解と言えば難解。

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    2018年11月11日
  • 六月六日生まれの天使

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    記憶喪失で目覚めた「私」が、ほんの五分か十分しか記憶が持たずその都度リセットされてしまう前向性健忘の冬樹しか身近におらず、人を刺したフラッシュバックもあり不安な中、自分を探る。生々しい描写がやたらに多いけれど比較的淡々としていた。トリックや真相にはあまり騙された感がなくいまいち驚けなかった。

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    2018年10月09日
  • 六月六日生まれの天使

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    ネタバレ

    記憶喪失ネタ好きなのかな。
    叙述ミステリだったのか。複数の好江。
    冬樹みたいな障害大変だろうな。

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    2018年08月01日
  • 高座のホームズ 昭和稲荷町らくご探偵

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    落語ミステリのシリーズ物を2パターン書いている愛川さんだが、それらには著者の創造の噺家や席亭を出していた。今作は(シリーズになるかは未知だけど)実在した噺家・八代目林家正蔵師匠が主人公。しかも探偵役という大胆な設定だった。
    形としては安楽椅子探偵で、話を聞いただけで謎を解いてしまう。師匠の落語の場面も出てくるが細切れで、人物像が殆ど表されていないのが物足りなかった。落語の符丁の説明が巧くて軽快に読めたが、落語とミステリの融合という点では他のシリーズの方に軍配が上がるかな?

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    2018年06月11日