愛川晶のレビュー一覧

  • 化身
    読んだ瞬間に作品の世界に引き込まれました。
    戸籍についてわかりやすく書かれていたので良かったです。
    途中坂崎先輩を疑ってしまいました。笑
    2014.4.19
  • 六月六日生まれの天使
    6月6日の表題にひかれて購読。
    結構面白かった。

    叙述ミスリードで、女性が二人いるのは割とすぐにわかったが、
    過去だと思っていた回想が実は未来だとは思わなかった。

    クリスマスイブが2回あるのと、女性が二人とも同じ名前で、
    同じ過去を持ち、同じ男性を好きになっているから、ややこしい。

    「イニシエ...続きを読む
  • 六月六日生まれの天使
    意外に評価が低いことにビックリ。個人的にはすごくおもしろかったです。
    こういうトリックって今でこそわりとありがちですけど、初めて読んだ時はびっくりした。
    そんでその謎を解くためのキーみたいなセンテンスは各所にきちんと散りばめられているんだけど、読んでて自分みたいな人間は「ん?」って一瞬なんか違和感覚...続きを読む
  • 六月六日生まれの天使
    ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。
    同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が眠っている…。
    ここはどこ?この男は誰?扉を開けると、意外にも外は雪。
    そして初老のサンタクロースが、私に手招きをしている!
    記憶喪失の女と謎の男の奇妙な同居生活、その果ての衝撃!
    傑作ミステリー長篇。
    ...続きを読む
  • 六月六日生まれの天使
    帯に読み終えたあと、必ずもう一回い読みたくなります。と書いてあったので購入。

    この本は、映画化できないたぐいの話で、本読みならではの楽しみがつまっている。

    ナナメ読みせず、真っ向から作者と対決するつもりで読んでいただきたい。

    もちろん再読します。
  • 六月六日生まれの天使
    100%ではないけど、騙された部分もあった。
    けどわざわざ読み返すほどの衝撃ではないかなぁ。
    伏線がかなりわかりやすいものだったし。
    まぁもう一度読めば、ああこれはこうだったのか!って
    発見もあるかもしれないけど
    後味の悪さと無意味な性描写にウンザリするので
    たぶんもう読まないかな。

    一つ、冬樹の...続きを読む
  • 霊名 イザヤ
    「ホラーミステリ」としてあったけれど、序盤の語り口は相当オカルティックで完全にホラーそのもの。「不思議の国のアリス」がモチーフになっている部分もあるのが、個人的にはすごく好み。カタリ派ってのも、こういうおどろおどろな雰囲気にぴったりマッチしてるし、こういう感じは好き。ただ、好き嫌いは相当別れそう。
    ...続きを読む
  • 化身
    タイトル縛り9作目、「け」。
    個人的にデジタルデジタルしていない作品が好きで
    この作品もおそらく平成初期頃を舞台として書かれている。

    ミステリーは大好きなのだけれど
    トリックにはさほど興味がなく
    ひたすら雰囲気を楽しんだ1冊でした。
  • 落語刑事サダキチ 泥棒と所帯をもった女
    シリーズ第2作目。前回より複雑な人間関係がからむ作品が多い。読み終えて、謎はすっかりとけるけど、事件の後味が複雑。
    落語には興味がでてきたので、聴いてはみたくなった。
  • 落語刑事サダキチ 神楽坂の赤犬
    読むか、読むまいか、迷ったけど読んだ一冊。
    落語は少しは好きだし、ちょっと昭和末期の雰囲気に浸りたい気分でもあった。

    落語好きが高じて、弟子入りまでしようとした過去を持つ刑事平林定吉と、新人刑事三崎優子とのバディもの。
    キャラの立った二人だが、謎を解くのは黒門町の師匠、八代目林家正蔵。
    え? じゃ...続きを読む
  • 落語刑事サダキチ 神楽坂の赤犬
    面白い。
    八代目林家正三師匠が落語好きの刑事が持ち込む謎を
    謎解きしてくれる話。名探偵ぶりが良い。
    元々あるシリーズを警察官メインで新たに新シリーズとして立ち上げたもの。
    二人の警察官も良いなあ。落語家目指してたベテランと
    美人だけど金太郎みたいな髪型のせいで女性扱いされず
    性格もあって刑事の仲間の...続きを読む
  • はんざい漫才
    老舗の寄席「神楽坂倶楽部」。
    席亭の父が倒れ、ずっと別居してきた娘の希美子が急遽、代理を務めるシリーズの第三作だ。
    落語、手妻、太神楽と続いて、今回は漫才の舞台に関わる謎解きが中心となっている。

    漫才師が寄席の舞台に上がるには、形の上で落語家の一家に加わらないといけないなど、その道のトリビアはふん...続きを読む
  • 六月六日生まれの天使
    記憶を取り戻すまでの右往左往は面白い。
    所々ミスリードに引っかかって訳が分からなくなる場面もあったが、読めなくなるわけではない。
  • 黄金餅殺人事件 昭和稲荷町らくご探偵
    落語家の桃寿亭龍鶴の周囲で起きた事件にまつわる謎を解くのは、なんと林家正蔵。

    龍鶴の弟子、龍喜は、なぜかどの事件にも巻き込まれたり、目撃者となってしまう。
    しかしその龍喜の話を聞くだけで、正蔵は殺人事件の真相も、東橋師匠襲撃事件も、見通してしまう。
    その謎を解くカギは、やはり落語。

    事件がやや陰...続きを読む
  • はんざい漫才
    内容(「BOOK」データベースより)
    編集者・武上希美子、三十一歳。老舗の寄席・神楽坂倶楽部への出向期間も過ぎ、将来を思い悩んでいるところに、また大事件が発生するが、ショー・マスト・ゴー・オン!シリーズ第三弾の今回は、人気漫才コンビ・ロケット団の三浦昌朗さん作、漫才風解説付。そして、最大のサプライズ...続きを読む
  • 高座の上の密室
    内容(「BOOK」データベースより)
    出版社から寄席・神楽坂倶楽部に出向中の希美子は新米の席亭(プロデューサー)代理として奮闘中。寄席に欠かせない色物芸の世界を覗き見ると…。手妻「葛篭抜け」で人気を博す美貌の母娘。超難度の芸に精進する太神楽師。彼らの芸が謎と事件を次々と引き寄せる。超絶技巧の本格ミス...続きを読む
  • 芝浜謎噺 神田紅梅亭寄席物帳
    内容(「BOOK」データベースより)
    二つ目・寿笑亭福の助は、かつての弟弟子が故郷で開く初の独演会のため『芝浜』の稽古をと懇願される。あまりにも有名だが、口演至難な人情噺に彼がこだわるのには深い事情があった。一方、紅梅亭では客席に爆発音が轟き、楽屋ではダイヤの指輪が消失して…。シリーズ第二弾。表題作...続きを読む
  • 神楽坂謎ばなし
    内容(「BOOK」データベースより)
    武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。手堅く教科書を出版している社が三代目の独断で人気落語家の本を出すことに。妊娠や病気で同僚が戦線離脱していくなか、この本を担当した希美子は制作の最終段階で大失敗。彼氏の浮気も判明し、どん底の彼女に...続きを読む
  • 芝浜の天女 高座のホームズ
    内容(「BOOK」データベースより)
    天女のように美しく、質素で健気な若い妻。その完璧な笑顔の裏に隠された秘密とは!?テレビやラジオで落語が大人気だった、賑やかなりし昭和五十年代。女に金に、そして芸の道に悩める噺家たちが、今日も探偵・林家正蔵(のちの彦六)の住む長屋へとやってくる。笑いと人情にあふれ...続きを読む
  • 芝浜の天女 高座のホームズ
    天女の正体、なんとなく想像していた通りでなんだか嬉しい。ま、まぐれ当りとも言うけどw
    天女の想いはせつないね。
    紅梅亭シリーズとのリンクも楽しい。
    馬春師匠って、若い頃はこういう感じなのね、とか。
    でも、猫の事件は許しがたい。動機を知ったらなおのこと。
    だから、それをああいう決着にしてしまうのは納得...続きを読む