愛川晶のレビュー一覧
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6月6日の表題にひかれて購読。
結構面白かった。
叙述ミスリードで、女性が二人いるのは割とすぐにわかったが、
過去だと思っていた回想が実は未来だとは思わなかった。
クリスマスイブが2回あるのと、女性が二人とも同じ名前で、
同じ過去を持ち、同じ男性を好きになっているから、ややこしい。
「イニシエ...続きを読むPosted by ブクログ -
意外に評価が低いことにビックリ。個人的にはすごくおもしろかったです。
こういうトリックって今でこそわりとありがちですけど、初めて読んだ時はびっくりした。
そんでその謎を解くためのキーみたいなセンテンスは各所にきちんと散りばめられているんだけど、読んでて自分みたいな人間は「ん?」って一瞬なんか違和感覚...続きを読むPosted by ブクログ -
ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。
同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が眠っている…。
ここはどこ?この男は誰?扉を開けると、意外にも外は雪。
そして初老のサンタクロースが、私に手招きをしている!
記憶喪失の女と謎の男の奇妙な同居生活、その果ての衝撃!
傑作ミステリー長篇。
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帯に読み終えたあと、必ずもう一回い読みたくなります。と書いてあったので購入。
この本は、映画化できないたぐいの話で、本読みならではの楽しみがつまっている。
ナナメ読みせず、真っ向から作者と対決するつもりで読んでいただきたい。
もちろん再読します。Posted by ブクログ -
100%ではないけど、騙された部分もあった。
けどわざわざ読み返すほどの衝撃ではないかなぁ。
伏線がかなりわかりやすいものだったし。
まぁもう一度読めば、ああこれはこうだったのか!って
発見もあるかもしれないけど
後味の悪さと無意味な性描写にウンザリするので
たぶんもう読まないかな。
一つ、冬樹の...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第2作目。前回より複雑な人間関係がからむ作品が多い。読み終えて、謎はすっかりとけるけど、事件の後味が複雑。
落語には興味がでてきたので、聴いてはみたくなった。Posted by ブクログ -
読むか、読むまいか、迷ったけど読んだ一冊。
落語は少しは好きだし、ちょっと昭和末期の雰囲気に浸りたい気分でもあった。
落語好きが高じて、弟子入りまでしようとした過去を持つ刑事平林定吉と、新人刑事三崎優子とのバディもの。
キャラの立った二人だが、謎を解くのは黒門町の師匠、八代目林家正蔵。
え? じゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い。
八代目林家正三師匠が落語好きの刑事が持ち込む謎を
謎解きしてくれる話。名探偵ぶりが良い。
元々あるシリーズを警察官メインで新たに新シリーズとして立ち上げたもの。
二人の警察官も良いなあ。落語家目指してたベテランと
美人だけど金太郎みたいな髪型のせいで女性扱いされず
性格もあって刑事の仲間の...続きを読むPosted by ブクログ -
落語家の桃寿亭龍鶴の周囲で起きた事件にまつわる謎を解くのは、なんと林家正蔵。
龍鶴の弟子、龍喜は、なぜかどの事件にも巻き込まれたり、目撃者となってしまう。
しかしその龍喜の話を聞くだけで、正蔵は殺人事件の真相も、東橋師匠襲撃事件も、見通してしまう。
その謎を解くカギは、やはり落語。
事件がやや陰...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
二つ目・寿笑亭福の助は、かつての弟弟子が故郷で開く初の独演会のため『芝浜』の稽古をと懇願される。あまりにも有名だが、口演至難な人情噺に彼がこだわるのには深い事情があった。一方、紅梅亭では客席に爆発音が轟き、楽屋ではダイヤの指輪が消失して…。シリーズ第二弾。表題作...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
天女のように美しく、質素で健気な若い妻。その完璧な笑顔の裏に隠された秘密とは!?テレビやラジオで落語が大人気だった、賑やかなりし昭和五十年代。女に金に、そして芸の道に悩める噺家たちが、今日も探偵・林家正蔵(のちの彦六)の住む長屋へとやってくる。笑いと人情にあふれ...続きを読むPosted by ブクログ -
天女の正体、なんとなく想像していた通りでなんだか嬉しい。ま、まぐれ当りとも言うけどw
天女の想いはせつないね。
紅梅亭シリーズとのリンクも楽しい。
馬春師匠って、若い頃はこういう感じなのね、とか。
でも、猫の事件は許しがたい。動機を知ったらなおのこと。
だから、それをああいう決着にしてしまうのは納得...続きを読むPosted by ブクログ