穂積のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電子書籍で巡り合ったものの、試し読みページとレビュー内容を読んで、これは書籍で買わねばと決意した作品。
1巻時点では、聡明で世渡り上手な敏腕画商という「テオ」のハイスペックさと、そのテオが「兄さん」に対し抱く思いの強さ(その思いの種類は、まだ分からない)が際立つかな。
残り半分で、どのように話を纏めていくのか楽しみだ。
また、個人的にこの作者の絵がとても好みで、ページをめくる度にウキウキさせられた。
中でも、フィンセントと老婦人のやりとりがとても印象深い。揺さぶられ、まるで景色の滲んでいくような躍動感。
絵もさることながら、表情の描写や演出も魅力的だ。この方の他の漫画も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレふーしぎーな
いーきもーの
だーからー!
はい。
不思議なものです、女の子は!
多くの感動の書評を読み
日頃あまりコミックを読まない私も
思わず本屋さんで
手にとっちゃいました。
『綺麗すぎるだろー!!』
ってのが初回読みでの感想。
逆に自分の汚れに落ち込んだり。
だけど
やっぱり
何かを求めてる。
“家族愛”
“姉弟・兄弟・兄妹愛”
“かかし?カラス?猫?愛”
そう!
愛だ!!
2度目は
卑屈な自分から
素直な自分で読み終え
…涙が溢れた。
きっとこうして
何度も何度も読み続けるんだろうな。
そして
コミックならでは
絵の作風も素敵だし
話話毎のイラストが
ペアにな -
Posted by ブクログ
ネタバレ完結巻。女将さんとマツウラから、紗季とあっちゃんの物語りに、子供なみための女将さんもよかったけど、記憶と感情のある紗季もとても魅力的でした。マツウラさんことあっちゃんには、過酷な現実世界が待ってるんだろうなと思うのですが、物語なので、悪に手を染めずに生きててくれたらなぁと思います。物語なので、大きくなったようくんの言葉に救われるとかそんな、ね。
ただ、あっちゃんと呼ばれると、「あっちゃんかっこいい」って、お笑いコンビのあっちゃんがどうしても頭に浮かんでしまったよ。
せっかくの素敵なお話だけど、浮かんでしまったよ、マツウラーなんかゴメン。 -
Posted by ブクログ
友達から、これ好きだと思うよと貸してくれたので読んだ。少女漫画なジャンルはあまり読んだことがなかった。というか少女漫画だからやめておこうかなーといって、そもそも自分からは読まなかったのだけれど、食わず嫌いはよくないなアという気持ちになった1冊だった。色んなくくりに囚われて目をつぶってしまうのはもったいない。
どの短編も、登場人物たちの空気感がとてもよかった。描画がとても素敵に表現されていて、優しい世界が広がっていたなあ。特によかったのは、式の前日。たくさんいいことも辛いこともあって、その先のお話なんだっていうのが伝わってとてもよかった。