黒川裕子のレビュー一覧
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ネタバレわずか、800文字以内で書かれた数々の怖い話達。それは、両の手のひらに収まるほどの小さな話ですが、途方も無く怖い話達なのです。あっという間に終わってしまう、短い話だからと油断していると、痛い目をみますよ。
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発売前から気になっていた一冊。ポプラ文庫、MFダウィンチ文庫を経て、ポプラキミノベルへと様々な本を渡り歩いているこちらの人気シリーズ。現在も第一線で活躍しているホラー小説作家、怪談作家が集まり織りなしていく。800文字以内、原稿用紙に換算してわずか2枚という短い物語たちであるが、流石、そうそうたるメンバーである。何とも恐ろしい物語がつづられていた。
純粋に怖い話、不思議な話、意味 -
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Posted by ブクログ
小学高学年からの児童書だけど、大人にも読んでもらいたい作品です。
ある日、パキスタンからの転校生がやってきて、その転校生がムスリムであることから、浮いた存在になります。主人公の男の子は彼の世話係を任命され徐々に友達になっていきますが、まわりの目が怖くて逃げてしまい、どうすればよいか迷うというお話。
この中で、どこにでもいるような『母親』がでてきて、かなり腹が立ちました。主人公の両親も転校生に対して理解がなく、腹が立ちます。
でも理解がないのはどうしてなのか?
理解してもらうにはどうすればいいのか?
この作品を読んで、そんな事を含め、人としての基本的なことや、私たちが忘れているようなことを教わり -
Posted by ブクログ
ネタバレ突然現れた、顔も言葉も信じるものも違うアイツ。
多様性を受け入れる、というのは、言葉でいうのは簡単だが、実行するのは難しい。主人公・ハルのクラスにパキスタンからの転校生がやってきて、ハルがお世話係になってしまう。転校生"アブダラくん"と、クラスメイトや周囲の人々との軋轢に振り回されるハル。日本語教師兼多文化共生コーディネーターとして現れたネコスケ先生は、ハルがひそかに憧れるニット編みの先生でもあった。様々なトラブルに対応していく中で、ハルが気付いたことは――。
「異文化」というのは、何も国や民族だけではない。たとえば、ハルが悩んでいたニット編みという趣味。これを小学生男 -
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孤児院育ちの少女が、ようやくありつけた仕事。
それによって、濡れ衣を着せられた。
小さな子供視点から、主人公の視点に。
一体少女は誰なのか。
まったく違う存在なのか。
読み進めて行けば、謎は解決しないまま
さらなる謎が掘り出されまくり。
これ本当に収集つくのか?! と思うほどでした。
すべてが繋がった時、びっくり~でしたが
最後の最後のあれには、うわぁ…という感じです。
これはやったら爽快ですが、やられたら
怒り狂うどころではないです。
恐ろしいほどの悪人っぷりな最後に
拍手を送りたいかと思われます。
あれのおかげで、何だか感動的な所があったはずなのに
綺麗に無くなった気がします…w -
Posted by ブクログ
ネタバレ今年は予算がでなかった。
しかし1ヶ月後にはお金がかかる式典が。
そのために、とんでもない方法で
お金を作る事に、した。
考えるのもすごいですが、それを実行に移すのも。
確かに、彼の実家が『何か』が気になります。
なんでも屋? としか思えないw
犯罪(?)はばれるわ、チャンスを得られたものの
結局そうでした、という落ち。
自国の王様は腰が軽いし、あちらの王様は短期。
まぁそんなもの、と言われればそんなもの?
しかし予想通りの弟、でした。
そう見せかけて実は…という落ちもなく。
兄の方はびっくり☆ でしたけども、あの口調。
あれは女性に入っていたから??
そして最初の人間って、人になった -
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