黒川裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
竜が出てくるファンタジー物語
ファンタジー小説の造語ってなんでこんなにワクワクドキドキするんだろう!
波頭馬(はとうば)やトゲウオ、一体どんな生き物なのだろうと読み始めはドキドキしていた
竜、波頭馬、トゲウオがこの物語の主軸になる生き物たちだ!
特に竜の神々しさ高貴さといったらもう素敵だ
そして波頭馬やトゲウオが作る海面の道である水道(みみち)とか、絶対に美しい光景だろうなって胸躍る
ファンタジーって本当に楽しいなぁ
そしてワクワクと共に、想像よりも戦関係が殺伐としている
肉片になったりちょっとうわぁぁぁって思うから、小学生とかの時に読んだらどう思ってたかなぁ…と思いつつ笑
まぁ楽しんで読んでいるだろうなとは想像するけれども…
シルッカ、リンゼイ・ヴォーにのしかかる多くの試練
どのような道の先にたどり着くのであろうか
下巻も楽しみだ
新しい小説だ!って思っていましたが、元々は2010年に全3巻で刊行されていたみたいですね
今作はその加筆・修正を行ったものとのこと -
Posted by ブクログ
児童書というのはとても考えられて書かれているので、どれもこれもいい本ばかりです。
この本はイスラム圏の子供が転校して、異文化との交流を描いている作品なのですが、リアルだなと思うのが、言葉が分からない、片言である事でその人を一人の人間として見ず、子供のように扱ってしまうことありますよね。特に片言で話す人をかわいく感じてしまったりしますが、母国語を完全に扱えて、多国語を片言というのは僕ら言語弱者からすると上手なはず。それなのに半人前の人間と相対しているような錯覚が生まれてしまいます。
ブレイディみかこさんの本の中で「他人の靴を履いてみる」という言葉がありますが、共感ではなく、自分からその境遇になる事を想像できる力が大事だと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ6年3組のクラスに転校してきたのは、パキスタン人でイスラム教のアブドゥル、通称アブダラくんだった。
イスラムの教えを守るために
学校でお祈りの時間を作ったり
豚肉は食べられないから給食はもっぱらお弁当持参
人物の絵は描けないから一人だけ消しゴムの絵を模写し
修学旅行で行ったお寺に参拝出来ないといって
一人でバスに戻って行ったアブダラくん。
肌の色も目の色も言葉すら通じないアブダラくんに
クラスのみんなが困惑し、不公平だと不満が募った。
アブダラくんのお世話を先生に命じられた
ハルすらも、最初は不満こそ抱えていたものの
ハルがみんなに隠している大好きな編み物を
アブダラくんはすんなりと認めてくれたことを思い出す。
知らないことは悪いことじゃない。
ただ知らないというだけで誰かを傷つけてしまうかもしれないから
相手を知っていくことから始めよう。
学校に来れなくなったアブダラくんのために
ハルが友達の協力を得て学校全体に動きかける作戦。
子供も大人も読めるよお。
世界は宗教とか文化とか違うんだよね。
日本にいると、忘れてしまいそうになるなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「異文化を学ぼう」という子ども向けの、若干お勉強的な本としてはとてもよくできている。異文化を持っている子に対する衝突と共感から、今度はそれをとりまくまわりにたいする衝突と受け入れへ、という流れは王道だけれど、それで良いのではないか。こういう小説がたくさん出てきたら、また新しいパターンが生まれていくだろう。
ただ「宗教による違い」だけが特別扱いされていて、個人の好みの多様性は許されないのはどうか、という「一般の親」の見方は理解できる。もし多様性の理解に舵を切るなら、そういう好みの多様性も受け入れるべきではないか。女子が肌を見せるのがいやだから、短パンはいやというのはダメで、宗教で禁じられているから、長ズボンがOKというのが納得いかないというのはわかる。文化や性の多様性を受け入れるなら、個人の多様性も受け入れるべきでは。 -
購入済み
モート母さん恰好良い!
独特の世界背景が作品に深みを出していて、キャラクターが無理なく活きている感じ。年頃の娘の筈のモートがお母さんみたいに働いてしまってるのには苦笑。駄目な男共に活を入れてやってくれ。
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Posted by ブクログ
面白かったけれど、戦の部分か多いのと視点が定期的に変わるので読むのがゆっくりになってしまった…
戦略を練る部分は大事なの分かるけれど…小難しく多くの登場人物の名前が出てきて段々とどこかどいつで誰と戦う…?みたいな感じに迷子になり正直読むの苦戦した
ほら、登場人物説明に載らない人達いるじゃない
そういう人がね、誰だこいつ?ってなるのよ←人覚えるの苦手な私が悪い笑
でも下巻の中盤から最後にかけては興味が尽きず、寝なきゃいけない時間にも関わらず一気に読み進めてしまった!
中盤以降展開が早いのが印象だったが、その早さがとても良かった
四界に行きながき眠りの竜を目覚めさせている間に、二界の物語悪役である王が自分の領土とするべく攻め入る
もうね、ここであと100頁とかで、終わりはどうなるんだー!っていうワクワク感がたまらなかった
今作の主人公であるシルッカ、そしてリンゼイ・ヴォー
2人の成長具合が著しい
引っ込み思案で弱い少年は誰かを守ろうと立ち塞ぎ、強者で他者を省みなかった少年は思いやる気持ちが芽生える
そして相性の悪い少年たちはいつしか本当の友になる
2人の友情がとても尊かった
個人的にはリンゼイ・ヴォーの方が推す
リンゼイ・ヴォーが虎と戯れるところを想像すると、めっちゃ良い…
今作の主軸である竜のファティオータ
彼女は下巻で多くは登場しなかったのが少し残念
でも、彼女と彼女の騎士との邂逅はとても最高であった
あどけない女王竜の最期の願い事
別れは寂しく、けれど今世で絶対2人は再会すると私は思っているんだ
私の中では5年後ぐらいで再会すると踏んでいる…笑
四界物語、面白かったけど上巻の序盤下巻の中盤以降が好みかな
やはり戦関連のゴタゴタが気になる苦笑
あとはちゃんと読み込んでないからモヤモヤ疑問になっているのかもしれないが、シルッカの赤の瞳の代償は過去を見るだけなのだろうか?
もうちょい大変なことあるのかなとか思っていた…
そして蛭蟲と呼ばれるのを生み出した者
彼女も個人的には謎が残った気がする…続きあるんか?って思う感じでややモヤる