【感想・ネタバレ】奏のフォルテのレビュー

あらすじ

マウスピースにキスをするときだけ、ぼくは息ができる……元・天才ホルン奏者、遠峰奏の「愛」をさがす輪舞曲! 講談社新人賞佳作!チャイコフスキーのフォルテ4つの読み方と同じくらい、女子の気持ちってものがわからない。そもそも、音楽を間にはさまず、だれともコミュニケーションが取れない。それなのに、もっとも愛するソリストから、音楽への愛を否定された、元・天才ホルン奏者、遠峰奏14歳の「愛」をさがす輪舞曲!

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Posted by ブクログ

楽器奏者だったひとりとして、胸に抱えた情熱や信念、葛藤や言葉にできない感情を掻き立てられた作品。楽器の音色の描写、奏者の心中描写が真に迫る。同時に、「音を言葉にする」「言葉にできないから楽器や音で表現しているのに、その心情も奏者自体も小説化する」ということに惹かれたきっかけとなった。
全くの余談だが、私はこの作品で「リベルタンゴ」と出会い、ピアソラを好きになった。フルートでピアソラの曲を演奏するとこの作品を思い出す。作中にはほかにも、実際に存在する曲が登場している。本で受けた印象をきっかけとして実際の曲を聴くことで、情景がより鮮やかになるのも魅力の一つだと思う

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

うわー!すき!となった。
ラストは泣きそうになった。
気持ちの葛藤や揺らぎが痛い、それがまた良い。
大きなうねる波のような1冊だった。
落ち着いたら読み直す気がする。

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2019年05月20日

Posted by ブクログ

面白かった。音楽的なことなわからないけど、キャラクターが立っていて、リズム感が良くて、楽しい。細かいところがうまくて、しみる。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

絶対音感を持つ奏(かなで)は、一人のホルニストの演奏に魅せられてホルン奏者になることを決意する。しかし、周りと合わせることができない奏は、どこにいっても孤立していた。そんな時、ニューヨークのジュリアード音楽院であのホルニストが教えることになったと知り、入学試験を受けに単身ニューヨークに乗り込むが、不合格となってしまう。落ち込む奏は、そこでオーボエの天才少年と出会い…。
音楽に打ち込む少年たちの熱い物語。ちょっと音楽用語が難しいところもあるかも。

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2019年04月14日

Posted by ブクログ

最初はよかったけど後半幼馴染の女の子がキーになってくるあたりでのドタバタ感が好きではなかった。主人公と女の子の関係が夫と私の関係に似てるのかも。自分に似てるから苦手なのかも。

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2024年11月02日

Posted by ブクログ

ひとりよがりな天才はこの世代の小説によくあるタイプの主人公。続きがありそうな展開だけど、ここで終わるのもよしでしょうかね。

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2018年11月07日

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