有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者初の怪談集。全話共通して鉄道がテーマとなっています。
ふと思い立って旅に出たり、気の赴くままにどこかへ立ち寄ったり、期待と不安の狭間を行き来する鉄道というのは怪談にぴったりなのかもしれません。
怪談というよりは怪奇小説、幻想小説といった趣で、夜寝る前にふと思い出してしまうような物語でした。
単行本も文庫も装丁が寂しさと不気味さが滲み出ていて綺麗です。
ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【夢の国行き列車】何が怖いってこんな風に空しい人生を歩むのが恐ろしい。日本に活気があった時代、その象徴でもあったような万博の楽しく美しい -
Posted by ブクログ
ジャンルごった煮な掌編〜短編集。他のミステリー作家にはなかなか見いだせない、引き出しの多さを改めて感じました。
メインテーマはしっかり表現しながら、同時に作者の根幹であるミステリー色も忘れずに随所に織り込ませるところに、どうしようもなくミステリー愛を感じられて嬉しい作品です^^
メモ↓↓
ガラスの檻の殺人(四つ辻の交点で起きた殺人、透明な密室、消えた凶器はどこに?)
壁抜け男の謎(迷路庭園に消えた犯人と残された絵画、ふき取られた指紋の意味)
下り「あさかぜ」(アリバイ工作)
キンダイチ先生の推理(何故、被害者は自分の家に何度も電話をかけたのか?)
彼方にて(9/11、反世界、