北原尚彦のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの建築

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    ブク友さん達の本棚で見て、こんな面白そうな本があるんだ!とすぐに予約した。

    シャーロックホームズをまだ映像で1度も観たことがないので、ホームズとワトソンはどんな家に住んでるのか興味があった。
    元々お城や館が好きなので、外観だけでも楽しいのに、部屋の様子までイラストで描かれている。

    『まだらの紐』『ぶな屋敷』など好きな作品の内部が見れて嬉しい。
    小説を読んで想像していたものが、どれくらい合っていたか答え合わせのような感じで見ても面白い。

    イギリスの1度も観たことがない風景を想像するのは無理なので、イラストで見ると小説を読むのが断然楽しくなる。

    使用人の部屋の大きさ、馬車小屋、馬小屋など当

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    2024年08月12日
  • シャーロック・ホームズの建築

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    シャーロック・ホームズが捜査した事件に登場する建物は、
    どのようなものだったのか?ホームズ研究家と建築家が、
    タッグを組んで、検証し、考察する。
    CASE01 ホームズ&ワトスンの住む「ベイカー街221B」
    CASE02 ブライオニー・ロッジ  CASE03 ストーク・モーラン屋敷
    CASE04 ポンディシェリ荘  CASE05 ぶな屋敷
    CASE06 トレヴェリアン医院  CASE07 アビィ屋敷
    CASE08 ライサンダー・スターク大佐邸
    CASE09 ディオゲネス・クラブ&マートルズ荘
    CASE10 ウィステリア荘  CASE11 バスカヴィル館
    CASE12 ヨックスリ

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    2022年05月13日
  • 初歩からのシャーロック・ホームズ

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    わたし、いちおう「正典」はすべて読んだのですが、本書を読んでみたらまあみごとに忘れてましたね。一度読んだくらいじゃとても身につかない(身につけるものなのかもわからないけどw)。

    そういう意味で本書は、読んだことのない人に配慮してネタバレなしの、とても読みたくなるレビューを全作分収録してあるほか、読んだことがあるけど忘れてしまったわたしのような人間にとっても、その寸止めが効くんですよ(笑)うわー、犯人だれだっけ、読み返さないと! みたいな。

    もちろんそれだけでなく、主要キャラ紹介、時代背景と舞台紹介、作者の簡単な紹介、二次創作、映像化作品紹介と、このうすさながらとても手際よく、でも上っ面をな

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    2020年12月19日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    おもしろかった❗️
    ほかのかたのレビューにもあるように、ドラマ「SHERLOCK」のパスティーシュ短編集でした。知らずに読んだけどすぐにあれ⁇似てる⁇と思いました。ドラマの脚本かと思うほどよく描けていてとてもおもしろかったです☆ドラマを見てるかたならぜひぜひオススメしたいです。
    お気に入りは題名にもなっている、ジョン、全裸連盟へ行く、ですね☆欧米あたりには本当にそんな連盟がありそう(笑)いやー大当たりの作品でした

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    2020年04月16日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    ネタバレ

    2019/12/24
    BBC版シャーロックにドハマりで調べまわったらこんな本を見つけた。
    あまりにいい出来で私の脳内ではこれが正式な彼らの歴史として刻まれそうです。
    なるほど象がおったってそういうことですか、と。
    実際ドラマの新作はもうほぼ期待できないのだし、この調子で私の未来の空虚を北原さんが埋めてくれたらいいのに。
    巨大な敵と対峙して彼らを取り巻く環境が大きく変わるシリアスな回より、日常の一コマのような軽い物語が続いてくれる方がうれしい。
    このシリーズがじゃんじゃん続くと願ったりかなったりなんだけどなぁ。

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    2019年12月25日
  • シャーロック・ホームズの蒐集

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    私はコナン・ドイルが書いたホームズ物語(正典:短編56、長編4)が大好きで、正典中にある「語られざる事件」(注2)をテーマにしたオーソドックス(正統派)・パスティーシュ(注1)も大好きです。
    そして、本書は良くできた「語られざる事件」のオーソドックス・パスティーシュであり、英訳して逆輸出しても面白いのではないでしょうか。
    もちろん、「ドイルならこういうテイストでは書かないだろうなぁ。」と思われる作品もありましたが、そこに作者の北原さんらしさが表れていて、むしろそれが面白かったです。
    意外だったのは、収録作品6編中少なくとも4編は他の作家も手がけた「語られざる事件」でありました。そもそも執筆難易

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    2018年04月08日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    ドラマ「シャーロック」の設定を元にしたホームズ短編集。
    キャラクター達の動きの面白さと意外な真相を楽しめる作品。表題作の真相はいまいちだったかな。と思いきやそこから……。

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    2014年12月27日
  • 首吊少女亭

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    どれも後味が悪くて、その後の登場人物が一体どうなったのかが気になるお話ばかりでした。

    有名なお話を元にしたお話が沢山あるので、知っているとにやりとします。
    個人的にはマリー・テレスト号の話に惹かれるので、それが出てきて嬉しかったです。

    前に読んだ死美人辻馬車は好きな話とあまり好きじゃない話がばらばらにありましたが、これはどの話も好きでした!

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    2012年01月31日
  • 首吊少女亭

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    文章の美しさもさることながら手品のように綺麗に足元を掬われる恐怖がたまらんです。すこんと地面がなくなっている。気付くと背骨につめたいものをあてられている。
    本来は翻訳家さんなんですかね。イギリスの雰囲気が色濃く感じられてほの暗く美しいです。『眷属』とか特にもう。
    後半急ぎ足だったり付け足しっぽいものを感じる部分もありつつ、陰惨な結末や後味の悪さに全てを払拭されてしまう。この気分の悪さが気持ちいい。恐怖小説とはこうあるべき。『貯金箱』(とにかく怖い)と『活人画』(ぬたっとした気持ち悪さ)が特に好きです。『怪人撥条足男』のラストに本気でうおおおおってなった。いや、でも、どれもいい。表題作ももち

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    2010年09月27日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    「都市伝説」テーマのホラーアンソロジー。「都市伝説」そのものがもともとホラーなんだから、このテーマは面白くないはずがない!
    ユーモアの効いた梶尾真治「わが愛しの口裂け女」、異形テイストがとことん溢れる井上雅彦「飢えている刀鋩」などなどどれをとっても逸品ぞろいかなあ、という気がするけれど、個人的に気に入ったのは北原尚彦「怪人撥条足男」。「ばね足男」についてはあまり知らなかったのだけれど、このラストでやられたなあ、という思いがいっぱい。

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    2010年02月02日
  • シャーロック・ホームズの建築

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     読友さんにご紹介いただいた本。想像していたものとまったく違っていた建物も多く、楽しく読めた。〜様式などと書かれていても、なかなか立ち止まって検索するまでに至らず、また検索してもうまくイメージできないので大変参考になる。未読作も多いので、これから読む際にすんなりイメージできそう。やはり小説を読んでいる方がより楽しめると思うが、間取り好きの人も楽しめるだろうか。

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    2023年09月21日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    「北原尚彦」の短篇ミステリ作品集『ジョン、全裸連盟へ行く──John & Sherlock Casebook 1』を読みました。
    「アンソニー・ホロヴィッツ」、「グレアム・ムーア」の作品に続き、名探偵「シャーロック・ホームズ」関連の作品です。

    -----story-------------
    注目のキャラクター小説、同時刊行

    コンサルティング探偵「シャーロック・ホームズ」の相棒の医師「ジョン・ワトソン」は、今日も「シャーロック」が依頼人の素性を一瞥で当てるのを小気味よく見ていた。
    裸にこだわりのある依頼人は秘密クラブ『全裸連盟』から退会告知を受けた原因を調べてほしいという。
    興味をも

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    2023年07月15日
  • シャーロック・ホームズの建築

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    シャーロキアン、いろんなことにこだわるな。でもこれだけこだわるのも楽しいのかも。ヨーロッパは昔の建物多いらしいから、まだこんな間取りで暮らしてる人もいるのかな?不便そう。

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    2022年11月09日
  • シャーロック・ホームズ語辞典:ホームズにまつわる言葉をイラストと豆知識でパイプ片手に読み解く

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    ニヤニヤしながら読みました。中に散りばめられているイラストがキュート。
    正典(コナン・ドイルの書いたホームズシリーズ)読んだことがあるならもちろん、ない人も結構楽しめるかも。映像作品の解説とか懐かしい…

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    2022年05月13日
  • 初歩からのシャーロック・ホームズ

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    舞台をきっかけに新潮文庫版を一読してからこちらを。もう一度読み返したいし、ほかの訳本も読みたい!
    コンパクトにまとめられているので、指南本として横に置いておきます。

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    2021年08月09日
  • 初歩からのシャーロック・ホームズ

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    これを読んだら、全部読みたくなる。こちらを参考に今まさに読み始めている。シャーロック・ホームズの世界に浸れる楽しさを教えてもらえた本。

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    2021年05月02日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    4-

    BBC「SHERLOCK」のパスティーシュ。つまりパスティーシュのパスティーシュ。先に本作と同時期に書かれた「ホームズ連盟の事件簿」も読んでいたが、意外と(と言うと失礼だが)小説も上手いんだなあ、北原さんは。翻訳や評論、編纂の印象が強かったのだが。やるなあ。

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    2020年12月08日
  • 初歩からのシャーロック・ホームズ

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    皆様ご存じと言われるものほど、実はよく知らないものでして。コラボやパロディで引っ張りだこ、世界一有名なシャーロック・ホームズ。聞いた事はあるけど原作は未読、と言う読者に向けて、初歩的な内容から説き明かして丁寧な導線を引く著作。パロディ・パスティーシュの紹介は怒濤の情報量で、どれだけ読んだことがあるかの答え合わせも楽しい。副読本としてぜひ。

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    2020年11月22日
  • モリアーティ秘録 下

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    上下巻を読んでの感想です。
    モリアーティ教授(シャーロック・ホームズのライバル)の片腕「バッシャー」モラン大佐を主人公にした、いわゆるホームズのパスティーシュ本なんだけど、ホームズと同じ時代を舞台にしている他の作品からも色々とネタを持ってきているから、そのあたりの小説も読んだことがある人なら、思わずニヤリとしてしまう場面がたくさんあるんじゃないかな(ちなみに自分は第2章と第3章でニヤリとしてしまった)。
    ただ、序章と第1章の前半はすごく退屈。
    あまりにも退屈なので、途中で本をブン投げてしまおうかと思ったことも……
    でも、我慢して読み続けていたら急に面白くなってきたから、もし最初だけ読んでもう読

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    2019年05月11日
  • モリアーティ秘録 上

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    ホームズの宿敵モリアーティ教授の活躍を描いたモラン大佐の手記、という形のホームズパスティーシュ。
    犯罪者に計画や助言を与える教授のもとにはさまざまな事件が持ち込まれるが、依頼人も悪党なので一筋縄ではいかず、モランも翻弄されることになる。
    上巻には4つの事件が描かれており、どれも元祖ホームズを知っているほどにニヤリとすること間違いなし。
    ホームズに出てくるモリアーティは冷酷無比な悪の権化というイメージだったが、この作品ではけっこうお茶目で笑える。気に入らないやつを破滅させるために、他にもっと簡単で安価な手段がいくらでもあるだろうにものすごく手の込んだ茶番を仕掛けて、自分も小芝居に参加するとか。

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    2019年02月27日