あらすじ
1887年、『緋色の研究』にて世に登場して以来、シャーロック・ホームズは、小説、コミック、映像、ゲームなどメディアの変遷に乗り、名探偵として世界中で親しまれてきました。国と世代を越えて、どうしてこれほど人気を保ち続けているのでしょうか? 本書は、日本屈指の研究家がそんなホームズの謎に迫り、魅力を初歩から解説します。マニアも楽しめる読み所とエピソードが満載、資料も入った永久保存版です。これから読む人には最高の入り口となり、正典60篇を読み終えた人にはその後の指針たらんことを!
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Posted by ブクログ
わたし、いちおう「正典」はすべて読んだのですが、本書を読んでみたらまあみごとに忘れてましたね。一度読んだくらいじゃとても身につかない(身につけるものなのかもわからないけどw)。
そういう意味で本書は、読んだことのない人に配慮してネタバレなしの、とても読みたくなるレビューを全作分収録してあるほか、読んだことがあるけど忘れてしまったわたしのような人間にとっても、その寸止めが効くんですよ(笑)うわー、犯人だれだっけ、読み返さないと! みたいな。
もちろんそれだけでなく、主要キャラ紹介、時代背景と舞台紹介、作者の簡単な紹介、二次創作、映像化作品紹介と、このうすさながらとても手際よく、でも上っ面をなでるだけじゃなくちゃんと面白い情報をまぜこんで書かれている。「SHERLOCK シャーロック」の「ピンク色の研究」にどんなふうに語られざる事件が入れこんであって、世のシャーロキアンが熱狂したか、とかね。そんなのもう、もう一度原典を読んで語られざる事件をたしかめてから、ドラマを見かえすしかないじゃないですか。
そうやって人は深みにはまっていくんだな(笑)
Posted by ブクログ
舞台をきっかけに新潮文庫版を一読してからこちらを。もう一度読み返したいし、ほかの訳本も読みたい!
コンパクトにまとめられているので、指南本として横に置いておきます。
Posted by ブクログ
皆様ご存じと言われるものほど、実はよく知らないものでして。コラボやパロディで引っ張りだこ、世界一有名なシャーロック・ホームズ。聞いた事はあるけど原作は未読、と言う読者に向けて、初歩的な内容から説き明かして丁寧な導線を引く著作。パロディ・パスティーシュの紹介は怒濤の情報量で、どれだけ読んだことがあるかの答え合わせも楽しい。副読本としてぜひ。
Posted by ブクログ
中扉のデザインが素敵!
221Bのドアになっているんですよ。
ノックしてホームズ世界へ入室!
久しぶりに基本をおさらいしとこうと
入門書を手に取ってみました。
Posted by ブクログ
シャーロック・ホームズシリーズに興味はあったが、色々な出版社が本を出しており、どれを読めばいいかわからなくてなかなか手が出せなかった。
それぞれの本の特徴が紹介されていたり、各話の見所が書かれていたりしていて良かった。
コナン・ドイルについてや時代背景も書かれているのが良かった。