【感想・ネタバレ】首吊少女亭のレビュー

あらすじ

ロンドン留学時に休暇を利用して、ネス湖へのツアーに申し込んだ女子大生の私。だが、参加者は日本人の自分一人。ガイドのノーマンが運転する薄汚れたミニバンの助手席に乗せられてネス湖へゆくが・・。

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Posted by ブクログ

どれも後味が悪くて、その後の登場人物が一体どうなったのかが気になるお話ばかりでした。

有名なお話を元にしたお話が沢山あるので、知っているとにやりとします。
個人的にはマリー・テレスト号の話に惹かれるので、それが出てきて嬉しかったです。

前に読んだ死美人辻馬車は好きな話とあまり好きじゃない話がばらばらにありましたが、これはどの話も好きでした!

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2012年01月31日

Posted by ブクログ

文章の美しさもさることながら手品のように綺麗に足元を掬われる恐怖がたまらんです。すこんと地面がなくなっている。気付くと背骨につめたいものをあてられている。
本来は翻訳家さんなんですかね。イギリスの雰囲気が色濃く感じられてほの暗く美しいです。『眷属』とか特にもう。
後半急ぎ足だったり付け足しっぽいものを感じる部分もありつつ、陰惨な結末や後味の悪さに全てを払拭されてしまう。この気分の悪さが気持ちいい。恐怖小説とはこうあるべき。『貯金箱』(とにかく怖い)と『活人画』(ぬたっとした気持ち悪さ)が特に好きです。『怪人撥条足男』のラストに本気でうおおおおってなった。いや、でも、どれもいい。表題作ももちろんいい。

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2010年09月27日

Posted by ブクログ

12の短編によるホラー集。
眷属、下水道、新人審査、人造令嬢、貯金箱、凶刃、活人画、火星人秘録、遺棄船、怪人撥条足(バネアシ)男、愛書家倶楽部、首吊少女亭。


ほぼどれも19世紀末のロンドンを舞台に書かれていて、本の紹介には『ヴィクトリアン・ホラー』とありました。
短編でも十分楽しめました。
編だから楽しめたのかもしれません。
読みやすい感じです。

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2011年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

切り裂きジャックや吸血鬼、マリー・セレスト号事件など主にヴィクトリア朝のイギリスを題材にしたホラーが12編収録された短編集。
切り裂きジャックを新しい見方で描いた「凶刃」などヴィクトリア朝時代の事件や作品などが多く関わっているため、元ネタを知っていればもっと面白かったかもしれないと思う作品もあったが、基本的にはほとんど知らない自分でも面白かった。

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2014年07月07日

Posted by ブクログ

国産の海外怪奇幻想小説な印象。「首吊少女亭」のように日本人が主人公だと感情移入しやすいかも?「活人画」はただのネクロフィリアおちにさせないで昇華してるところが好きでした。

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2010年04月05日

Posted by ブクログ

バネ足ジャックがそうきたか!と怖い意味で笑えた
あの家族怖すぎる。

その他短編によって構成

藤田和日郎作品でバネ足に触れてなければ、ネタがわからなかったと思う…
マニアックな内容が多し、だがそれが良い!

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2010年05月31日

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