北原尚彦のレビュー一覧

  • モリアーティ秘録 下

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    上巻に続きモリアーティとモランの冒険が描かれるが、下巻からは他作家の小説の登場人物(ヒーローというか悪党というか)も盛りだくさんに登場して、そちらの元ネタを知らないのでかなり辛かった。呪いの宝玉のために他の曰くつきの品物を集めるとか、モリアーティの兄弟登場とか、話は面白いのだが私の頭では情報を整理しきれず。訳者の苦労が忍ばれる。
    しかし読み終わる頃にはモリアーティも陽気な悪党のモランも好きになってしまった。訳者あとがきによればテレビドラマ化の予定があるそうで、この悪党のごった煮みたいなストーリーは映像になると楽しそうなので期待したい。

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    2019年04月19日
  • モリアーティ秘録 上

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    モリアーティとモラン大佐の活躍ときいて、絶対面白いじゃん!とすぐ買ったものの文章がまったく馴染まず四分の三くらいは読めたけど挫折してしまった…。
    訳者の北原さんの別の小説は面白く読めたので、たぶんこれは原文がそもそも読みづらい感じの文章なのかなぁと。
    でもそのへんは個人差というか読みづらいとは感じない人もいると思うのでなんともいえないけど…。
    あと、私はモリアーティよりやっぱりホームズが好きなので…出てくる人たちがみんなアウトローな感じ(まぁ犯罪者だし)なのでそういうのや、モリアーティが好きな人にはもっと楽しめるかなと思う。

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    2019年04月11日
  • シャーロック・ホームズの蒐集

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    小学生の頃からシャーロック・ホームズは大好きで、当時読んでいた全集を今も保管している。
    いわゆるパスティーシュもいくつか読んだことはあるが、日本人の手によるものは未読だったので、シャーロキアンとして知られている著者の今作を手に取ってみた次第。

    内容は良くも悪くも"正典"に忠実だなあという印象。
    ミステリーとしてはいささかアンフェアな設定や、ウソやん! とツッコみたくなるご都合主義等も含めて。
    オリジナルのファンとしては違和感なく、楽しく読むことができた。

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    2018年06月07日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    あはは。ホームズ作品のパスティーシュなんですけどBBC「SHERLOCK」の方でしたか。(原典の方かと思って買ってた。読んでビックリw タイトルが「ワトソン」ではなく「ジョン」表記なところで気付よ、という話か……)

    原典をベースに作られた「SHERLOCK」のさらにパスティーシュということで、もう、アレをこう料理してさらに独自アレンジ加えてきた!!みたいな感じで大変面白かったです。

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    2016年06月03日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    BBC「SHERLOCK」のパスティーシュ全6篇。タイトルからしてくすりとくるが、本文もBBCと原作を彷彿とさせて面白く読めた。あとがきを読んでまたアレをここから…と読み返すのも楽しい。続編楽しみにしてます。

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    2015年11月14日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    ドラマSHERLOCKのファンブック、という位置づけがしっくりくる。
    あっさり読めるし、SHERLOCKのファンでドラマだけでは物足りない!という方にはおすすめしたい。
    しかし作者の聖典への愛を感じるだけに、ただのファンブックになってて少し残念である…もう少しオリジナルテイストを加えて欲しかった。

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    2014年12月29日
  • ジョン、全裸連盟へ行く

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    本屋で見かけて。

    ⚫︎面白かった点
    ホームズ好きが伝わってきた
    ⚫︎気になった点
    ホームズ好きな人が書いたパロディ。で、それ以上は?

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    2014年10月31日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    都市伝説をモチーフにした短編集。結構面白かった。なかでも「:わが愛しの口裂け女」と「飢えている刀鋩」がよかった。

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    2012年08月30日
  • 首吊少女亭

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    12の短編によるホラー集。
    眷属、下水道、新人審査、人造令嬢、貯金箱、凶刃、活人画、火星人秘録、遺棄船、怪人撥条足(バネアシ)男、愛書家倶楽部、首吊少女亭。


    ほぼどれも19世紀末のロンドンを舞台に書かれていて、本の紹介には『ヴィクトリアン・ホラー』とありました。
    短編でも十分楽しめました。
    短編だから楽しめたのかもしれません。
    読みやすい感じです。

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    2011年02月23日
  • 首吊少女亭

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    ネタバレ

    切り裂きジャックや吸血鬼、マリー・セレスト号事件など主にヴィクトリア朝のイギリスを題材にしたホラーが12編収録された短編集。
    切り裂きジャックを新しい見方で描いた「凶刃」などヴィクトリア朝時代の事件や作品などが多く関わっているため、元ネタを知っていればもっと面白かったかもしれないと思う作品もあったが、基本的にはほとんど知らない自分でも面白かった。

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    2014年07月07日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    死の床で父が語った母との思い出【わが愛しの口裂け女】、「マンションに出現する落武者」の意外な正体【飢えている刀鋩】、「ばね足ジャック」に親友を殺された女性記者は怪人を追うが……【怪人發条足男】、いじめられっ子の幾人は図書室で、読んではいけないという噂の本を見つける【みるなの本】他、「都市伝説」をテーマとした書下ろし9編を収録したアンソロジー。

    このシリーズ?の中では収録作品が短め。中にはテーマとの関連づけがちょっと強引じゃないかと思えるものもあったが、それはそれで。友成純一の【悪魔の教室】はおなじみ「学校の怪談」がモチーフだが、いかにもこの作家らしい、しつこくも乾いたスプラッタ描写がいい味を

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    2010年04月14日
  • 首吊少女亭

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    国産の海外怪奇幻想小説な印象。「首吊少女亭」のように日本人が主人公だと感情移入しやすいかも?「活人画」はただのネクロフィリアおちにさせないで昇華してるところが好きでした。

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    2010年04月05日
  • 首吊少女亭

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    バネ足ジャックがそうきたか!と怖い意味で笑えた
    あの家族怖すぎる。

    その他短編によって構成

    藤田和日郎作品でバネ足に触れてなければ、ネタがわからなかったと思う…
    マニアックな内容が多し、だがそれが良い!

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    2010年05月31日