佐々木正美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ金言も多いが、やや抽象的な表現が多く、実際に子供を目の前にしたときにうまく実践できないことが多いかもしれない。そのあたりは具体的な「声がけ集」も参照しつつ読むのが効果的に思える。ただ、全編通じて著者の主張を何度も何度も繰り返してくれるので、頭にはインプットされると思う。
イヤイヤ期に差し掛かる我が子の癇癪をどうしても冷静に受け止められない場面が多かったが、その癇癪も受け止めることで「自律心=自分の感情をコントロールする力」が生まれるという。親にも忍耐力と精神的余裕が必要である。
以下、自戒を込めて備忘録
【1週間、声を荒げて叱るのをやめよう】
・愛着形成が先、ルール(父性)はその後
・親が求める子ではなく、子が求める親になる。子ども の要求はすべて応えるくらいの対応をすることで、子ど ものなかに自信と自尊心が生まれる
・親と一緒に喜びを分かち合う経験のなかで情緒が育つ →確かに一人で遊んでいると退屈そうなときがある、親 が笑顔で一緒に遊ぶと喜んでいる
・食卓をみんなで過ごすことが大事
・友達と学び合う&価値観を共有し認め合うことで社会性を育む
・叱りすぎると嘘で繕うようになる。自分の気持ちを理解して大切に育ててくれる親の言うことなら聞こうという気持ちに持っていく。厳しく叱るより、穏やかに言い聞かせる方が効果が大きい
・自分の感情を律する力=自律心を育てるべき。繰り返し伝え、子供が納得して自主的に実行するのを待つ
・しつけが下手なのは、性急すぎる(できるようになるまで待てない)、感情的な激しさで教える(すぐイライラして威圧的になる)
できるようになるのを楽しみながら待つべき。
・近隣や家庭内外に友達がいると叱らなくなる傾向あり。叱ってしまったらまずは謝る。なぜ叱ってしまったか原因を内省する
・親に甘えて反抗してもすべて受け止められる、というような経験が少ないと、社会に対して反抗するようになる
・ただ話を聞いてもらう、ただ受け止めてもらうだけで、自分から叱られることを求めるようになる -
Posted by ブクログ
ネタバレnoteの記事でこの本を取り上げられていたので、手に取りました。文量も少ないのでさくっと読むことができます。著者の佐々木正美氏は、児童精神科医で長年経験された方です。子育てを俯瞰して考えられる本でした。特に印象に残っていたのは、「この世で最も純粋に近い愛情は親が子どもを思いやる気持ち」「競争性協調性を育てるにはたくさん友達を家に呼び、たくさん遊びに行くこと」でした。子供との向き合い方だけではなく、パートナーとの向き合い方、自分自身との向き合い方が子育て繋がると分からせてくれる本でした。
おわりにで、子どもを産み育てることを「人間的で独創的な活動」と表現されていたのも印象的でした。子育てで小さなことが気にならなくなれそうです。 -
Posted by ブクログ
以前こど看さんの本でも言われていたけど、大事なのは「子どもを喜ばせる」こと。過干渉ではなく、過保護な親。
たしかに、~しなさい、~しないで、と言いまくっているけど、私はどれだけ子どもたちの~してに応えられているのかな…と思った。
「きょうだいゲンカはスポーツ」というのが一番腹落ちして、目から鱗だった!息子も娘もどちらも私を審判にしようとするのに辟易としてたけど、もうやらせとけばいいな。
でも、ことあるごとに「お母さんが」「お母さんの」…って言われると私一人で子育てや家庭の責任を負っているような気になる。そこがしんどいかなあ…全部あなたのせいです。って突き放されてる気がした。
私は夫と二人で家庭を運営したいという姿勢なので。
2026-52 -
Posted by ブクログ
『子どもへのまなざし』を読んで良かったので2冊目も購入。基本的には1冊目と同じように、子どもを受容的に大らかな心で育てましょうという話。
印象に残ったことは、最近の子は傷つきやすいということ。一冊目から続く昔の育児は良かったという論調に「昔の方がよっぽど過酷な子ども時代だったと思うけど…」という気持ちがあったが、最近の子の方が脆い印象があることには頷ける。最近の子の方が人権意識が高まり、ちゃんと傷つき落ち込んでるという側面があるようにも思うが、癒しの場所が少ないというのは新たな視点だった。親自身が地域や人間関係から孤立することで、子どもの人間関係も狭まり、癒される場所がない。親自身が周囲から孤立せず、頼り、頼られる豊かな人間関係の中で子育てすることが、子どもの人間関係も豊かにするとのこと。
地方出身で都会で子育てする私も漏れなく人に頼ること、頼られることが苦手。少し勇気を出して人間関係の中にとどまってみたいと思った。 -
Posted by ブクログ
堺雅人さんが朝のテレビ出演時に紹介していて、
辿り着いた本。
堺さんのファンというわけではないが、子育て中の身としては気になる内容だな〜と思い、手にとりました。
素晴らしい本だとは思うが、
端々のジェネレーションギャップや、
こちら側への共感一切ゼロの直球ど正論に
個人的には苦行の時間に感じてしまった。。
語り口調の文章もまどろっこしく感じてしまい、
「直接講演とかで聞けたらまた印象違うかもなあ、」とフワフワ考えながら読んでいたら、
あとがきに講演をまとめた本だと記載があり納得。
とはいえ記載されている内容は
皆が分かっているようで芯を食えていない、
そして体現できていない大切な事象ばかり。
もしあなたにスタンスに迷いがあるのであれば、
一読の価値はあると思います。
個人的には「いつ出来るようになるか、楽しみにしているからね」の心構えについて学べたことが良かった。
子育ての本を読んでいると、
どう子供と対面するかは家庭•個人に帰依しているかもしれんけど、社会構造の影響はかなり大きいよなあと、ひしひしと感じます。。。
社会が家庭を圧迫して、心の余裕のなさが親に表れて、子どもが犠牲になるっていう、、世知辛い。 -
Posted by ブクログ
エリクソンのライフサイクル・モデルの簡易的な理解のための本、っていうイメージです。佐々木先生の著書はよく拝読させていただいておりまして、この本は佐々木先生の著書の中で、唯一の人生の幸福論について書かれた自己啓発なのかなと思って期待していたのですが、ちょっと期待ギャップがありました。
自分の人生の見つめ直し、そしてそれをこれからの自分の育児に活かす、という目的では『抱きしめよう、わが子のぜんぶ 思春期に向けて、いちばん大切なこと』という本の方が好みでした。
決して、この本が悪いということでは無いです。この本に共感する点が多ければ、これもぜひ読んでみて欲しいです。 -
Posted by ブクログ
1巻での読者からの質問に回答する形式。
社会の変化にあわせて、自分を大切にする親が多くなったのではないか。という点は興味深い。
自分主体、個性的な生き方をめざす風潮は、子どもにとっては決して最高ではないと。子どもは、自分だけをえこひいきしてくれる存在、つまり母性的なものが必要な期間がある。というのはなるほどと思った。まず、母性的なものを十分にあたえ、それから父性的なものをあげるんですよと。
そして、誰かを大切にした生き方をしなければ、結果として自分も幸せにならない。人間関係をわずらわしいと思わず、作っていき、よい人間関係をたくさんもっているほど、よい育児ができる。
というのも、心に残った。