さいとうちほのレビュー一覧
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ネタバレやっと睡蓮と沙羅双樹のとりかえが完了。
吉野の君の存在、これまで忘れてましたが、意外と重要人物なように思います。
石蕗いい気味。
沙羅をほっといて四の姫の元に行っちゃって、沙羅がいなくなると、四の姫はほったらかし。
四の姫の感動が解けて、いつの間にやら両方ともいなくなっちゃいましたね。
宮中でも沙羅と入れ替わった睡蓮に蹴飛ばされてます。
東宮の元に尚侍として戻った沙羅でしたけど、東宮自身には遠ざけられ、尚侍には三の姫が収まってます。
なかなか一筋縄ではいかない?って思いましたけど、沙羅になった睡蓮を見て、顔がイキイキしてきたのはよかった。
「ざ・ちぇんじ!」だと入れ替わったあと、東宮は睡 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読者が待ちに待ってた『とりかへばや』が実現。
氷室冴子の『ざ・ちぇんじ』とそれを忠実に漫画化した同タイトルがすでにあるだけに、比較は必至だったのですが、いよいよ、氷室冴子が予定調和として描かなかった『とりかへばや後』編が始まります。
主人公二人と父親と舅やつわぶきと式部卿宮はともかく、後の主要人物や妊娠の件などかなり氷室冴子版とは変えてありますが、大筋は原典が同じの分だけほぼそのルートをたどってきています。
男と女に戻るにあたってそれぞれの苦労も始まりますが、平安時代の男貴族って中世的だから馬に乗れなくても別にかまわないし、筆跡だって代筆上等の時代なんだから、ちぇんじのように案外なんとでもなる -
ネタバレ 購入済み
面白すぎる!
楽しみにしていた新刊!
睡蓮と東宮の恋、男に戻る決意が面白かった〜。
しかし…以前から石蕗のダメ男っぷりには腹が立っていたけど、6巻では本当にどうしようもない男感が滲み出ていて許せない!
不幸のどん底に落ちてしまえ!と思うけど、四の姫や子供達の事を考えるとそっちを大事にしてほしいし…。
あ〜ムカつく男だな、石蕗!
続きが気になるラスト。
沙羅と睡蓮が再会出来て良かった!
早く次巻を読みたいな〜。 -
Posted by ブクログ
倒錯した平安古典をモチーフにした漫画の第2巻。男子として生きる男装女子と、女子として生きる女装男子のきょうだいを軸に、話が一気に動き始めた。貴族の男子が男装女子に恋をして「俺は男色家か?」と悩んだり、女官として参内した女装男子が、主人(女性の東宮)に好意を抱いたり、もう何が何だか分からない世界に。この限りない百合っぽさとBLっぽさがたまらなく良い。さいとうちほの作風が、本作の倒錯した世界観に見事にマッチしている。
どうでもいいけど、原作の「とりかへばや物語」って、「源氏物語」と「枕草子」を足して2で割った二次創作に見えるのは私だけ??(平安時代におけるパロディ同人誌!?)