泡坂妻夫のレビュー一覧

  • 11枚のとらんぷ

    Posted by ブクログ

    積読本。
    泡坂さんご本人もマジシャンで、この作品にはそのスキルがふんだんに盛り込まれていました。
    小説の主人公が書いた作中作で11話の短編があってラストの犯人当てで大きなヒントになっているところが面白い。

    訂正。実際の本は角川文庫でした。
    すみません。

    0
    2024年09月21日
  • 11枚のとらんぷ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三部のうち第二部が作中作となっており、11の短編が入っているという構成が斬新。それら11の短編が全て謎解きに関わっていたならばかなり感動したと思うが、実際は犯人によるミスリーディングでしかなかったのが期待を超えてこなかった。
    また、各短編内での描写により犯人以外のメンバーに嗅覚があることが分かり、無嗅覚症である犯人が結果的に特定できるのは鮮やかではあるが、登場人物が意図していたものではないため、作者泡坂妻夫によるメタな作為が見えてしまう。

    0
    2024年09月16日
  • 乱れからくり

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたいと思っていた作品、新装版が出たので手に取りました。からくり人形の奥深さ、類を見ないトリック、思いがけない犯人と最後までハラハラしつつ楽しめます。

    0
    2024年07月26日
  • 湖底のまつり

    Posted by ブクログ

     人によっては読みにくい1章を越えると、2章からまったく違う雰囲気になる。真相はいくら何でもわからないものか?と疑問を感じるが、小説ならではの仕掛けと楽しみと目を瞑る。ミステリー慣れしていないうちに読むのがおすすめ。山奥の村に古くから伝わる祭りや自然の描写が素敵。粧子があまりに子ども過ぎる点が気になるが、1978年刊行ということで許容範囲か。手紙を送ったり、スケッチブックに日記をしたためたりといった、今は主流ではない習慣も良い。

    0
    2024年07月04日
  • ダイヤル7をまわす時

    Posted by ブクログ

    <目次>


    <内容>
    表題作ほか7作の短編集。殺人事件でも些細な描写が伏線となり、ドンデン返しが起こる仕掛け。そこを気にしながら読むと、懐かしさも染みわたる。手持ちの作品も読み返したいものだ。

    0
    2024年06月28日
  • 亜愛一郎の狼狽

    Posted by ブクログ

    コミカルな探偵役の亜愛一郎が魅力的。
    デビュー作ながら短編の構成力は抜群。短いページで綺麗に伏線回収を行っている。右腕山上空、掘出された童話がお気に入り。

    0
    2024年06月16日
  • ダイヤル7をまわす時

    Posted by ブクログ

    みんな違ってみんないい、面白い短篇集。可愛いけどヤバい動機の「可愛い動機」とその手があったか!?となる「広重好み」がお気に入り。

    0
    2024年04月17日
  • 花嫁のさけび

    Posted by ブクログ

    後妻として嫁いだ先で前妻と比較されて…という内容から始まり、誰が犯人かなかなかわからなかった。読んでる途中でおかしいな?って思ったところがあったけど、そういうことか!とびっくり。

    恩田陸さんのエッセイで見かけたので読んでみたけど面白かった。あとがきにあった、レベッカという映画もいつか見てみたい。

    0
    2024年04月13日
  • 煙の殺意

    Posted by ブクログ

    当作品、泡坂妻夫著『煙の殺意』収録の「椛山訪雪図」のオマージュとなったののが、米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』収録『北の館の罪人』(初出:『小説新潮』2008年1月号)
    ---
    北森鴻氏推薦――「これまでもこれからも、僕の短編ミステリの大切なお手本です」
    捜査そっちのけの警部と美女の死体に張り切る鑑識官コンビの殺人現場リポート「煙の殺意」を表題に、知る人ぞ知る愛すべき傑作「紳士の園」や、往復書簡で綴る地中海のシンデレラストーリー「閏の花嫁」など、問答無用に面白い八編を収める。

    0
    2024年02月21日
  • 亜愛一郎の狼狽

    Posted by ブクログ

    映画で乱れからくり、小説でしあわせの書と続いて3作目。東西ミステリーベスト100で16位の短編集です。

    部分部分面白い編はあるのだけど(DL2号機事件、ホロボの神様は面白かった)、どうしてもこの人は自分の好みとは合わないみたいです。

    原因は、ストレスフルな文体(場面転換の位置が分かりにくい、会話が何だか気持ち悪い)、創作上で努力をしている方向の"コレジャナイ感"でしょうか(暗号のトリックなど)。

    この方は、本格ミステリと新本格の繋ぎ目辺りの作家さんのようです。どうしても作品が小粒感が漂うと言うか、中途半端な立ち位置ですね。。。

    0
    2023年10月12日
  • 乱れからくり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    からくりや玩具に対する知識、歴史が詰まった作品。
    からくりに沿った綿密な殺人実行される一方、犯人は隕石で亡くなるという、対比がなされていた点が物語の組立としてよかった。

    0
    2023年07月16日
  • 湖底のまつり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幻想的なミステリー。
    引き込まれる。
    トリックとゆうより、表現や描写がとても良い。
    内容はよく考えたらただのビッチ共だけど
    それを感じさせない文章力
    と当時読んだ私はメモってました

    0
    2023年06月21日
  • 折鶴

    Posted by ブクログ

    がっつりしたミステリを期待した読者には期待外れかな、これは。ミステリと呼んでおかしくない小説は「忍火山恋唄」くらいで、後は職人の世界を背景にした恋愛小説と呼ぶべきでしょう。迂生はそう思って読んだので、楽しみましたよ。その世界を知っている人でないと書けない緻密な描写が美しい。全体に滅びの美学を感じさせるのは、それが現実なんでしょうか。

    0
    2023年05月23日
  • 奇跡の男

    Posted by ブクログ

    泡坂妻夫の短篇ミステリ作品集『奇跡の男』を読みました。
    今月上旬にアンソロジー作品『贈る物語 Mystery 九つの謎宮』に収録されていた『病人に刃物』を読んで、泡坂妻夫の作品を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    バスの転落事故で一人だけ生き残った男が、今度は袋くじの特賞に大当たり。
    そんな強運、あり!?(奇跡の男)
    小さな飲み屋「糀屋」の客が死に、なぜか警察に被害者の香典が送られてきて……(狐の香典)。
    “卯の花健康法”や“健脳法”など、珍妙なことばかり思いつくナチ先生が殺された。
    雪に残された足跡が唯一の手掛かり?(ナチ式健脳法) など、ユーモラ

    0
    2023年04月20日
  • 湖底のまつり

    Posted by ブクログ

    川に流され、助けてくれた男性。
    起きたらいなくなっていたが、訪ねると驚きの返答が。

    冒頭と同じ事が、名前を変えてもう一度。
    あれ? と読み返し、疑問でいっぱいのまま
    読み進めていけば、どういう事? としか。

    読み進めていくと、もしかして…がじわじわと進み
    あぁやっぱり、という最後でした。
    緩やかに染みわたるように導かれる最後に
    驚きよりも納得でした。

    0
    2023年03月17日
  • ヨギ ガンジーの妖術(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の血をひくというヨギガンジー、超常現象の謎を解明していく短編集。
    見た目こそ胡散臭いが、推理や口調はロジカルで、人格も破綻していない。相棒?の不動丸も大柄で吹き矢名人と、キャラ設定は特殊だけど、わりと普通の推理モノって感じ。楽しくさっと読めます。

    0
    2023年02月18日
  • 11枚のとらんぷ

    Posted by ブクログ

    色んなマジックの手法が書かれているので、マジック好きは楽しめると思う。
    マジックにあまり興味がないと、大筋に話を戻してほしいと、途中焦ったくなるが、マジックは事件解決の伏線になるので飽きずに読み進めたほうがいいと思った。

    0
    2023年01月07日
  • 妖盗S79号

    nk

    購入済み

    泡坂さんと言えば「亜愛一郎シリーズ」や「曾我佳城シリーズ」と言った連載ものが有名ですが、本作も連載ものとなっており、ただタイトルからも分かるように主人公は捕まえる方ではなく、捕まえられる方となっております。また主人公の正体や目的が明かされるのは結末の章となっており、途中までは多分この人が妖盗S79号なんだろうなという記述はあるのですが、名前や性別がはっきりしなかったりと謎のままで話が進んでいき、この為どちらかと言えばS79号を捕まえる側の専従捜査班二人のコミカルな描写の方が印象が強い作品となっております。

    0
    2022年02月24日
  • 迷蝶の島

    Posted by ブクログ

    三角関係を軸とした、登場人物の誰にも感情移入出来ないタイプのサスペンス。ラストの展開への伏線がさりげない~!謎はシンプルなんだけど、全部解けてない気がする。結局、岩についた血はなんだったの…?僕が読み解けてないだけ…?
    生々しいドロドロのような、幻想的なような不思議な作品。
    あと、皆川博子の解説が可愛い。

    0
    2021年08月05日
  • 煙の殺意

    Posted by ブクログ

    バラエティに富んだミステリー短編集。
    表題作の真相には見事やられた。
    そうきましたか!と。
    『紳士の園』は奇妙な味みたいでちょっと不気味。
    『歯と胴』の結末にはニヤリとする。
    『開橋式次第』もなかなかユニーク。
    予想外の展開が続くので、次はどんな結末になるんだと終始ワクワクした。

    0
    2021年06月22日