泡坂妻夫のレビュー一覧

  • 亜愛一郎の狼狽

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    映画で乱れからくり、小説でしあわせの書と続いて3作目。東西ミステリーベスト100で16位の短編集です。

    部分部分面白い編はあるのだけど(DL2号機事件、ホロボの神様は面白かった)、どうしてもこの人は自分の好みとは合わないみたいです。

    原因は、ストレスフルな文体(場面転換の位置が分かりにくい、会話が何だか気持ち悪い)、創作上で努力をしている方向の"コレジャナイ感"でしょうか(暗号のトリックなど)。

    この方は、本格ミステリと新本格の繋ぎ目辺りの作家さんのようです。どうしても作品が小粒感が漂うと言うか、中途半端な立ち位置ですね。。。

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    2023年10月12日
  • 乱れからくり

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    ネタバレ

    からくりや玩具に対する知識、歴史が詰まった作品。
    からくりに沿った綿密な殺人実行される一方、犯人は隕石で亡くなるという、対比がなされていた点が物語の組立としてよかった。

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    2023年07月16日
  • 湖底のまつり

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    ネタバレ

    幻想的なミステリー。
    引き込まれる。
    トリックとゆうより、表現や描写がとても良い。
    内容はよく考えたらただのビッチ共だけど
    それを感じさせない文章力
    と当時読んだ私はメモってました

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    2023年06月21日
  • 折鶴

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    がっつりしたミステリを期待した読者には期待外れかな、これは。ミステリと呼んでおかしくない小説は「忍火山恋唄」くらいで、後は職人の世界を背景にした恋愛小説と呼ぶべきでしょう。迂生はそう思って読んだので、楽しみましたよ。その世界を知っている人でないと書けない緻密な描写が美しい。全体に滅びの美学を感じさせるのは、それが現実なんでしょうか。

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    2023年05月23日
  • 奇跡の男

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    泡坂妻夫の短篇ミステリ作品集『奇跡の男』を読みました。
    今月上旬にアンソロジー作品『贈る物語 Mystery 九つの謎宮』に収録されていた『病人に刃物』を読んで、泡坂妻夫の作品を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    バスの転落事故で一人だけ生き残った男が、今度は袋くじの特賞に大当たり。
    そんな強運、あり!?(奇跡の男)
    小さな飲み屋「糀屋」の客が死に、なぜか警察に被害者の香典が送られてきて……(狐の香典)。
    “卯の花健康法”や“健脳法”など、珍妙なことばかり思いつくナチ先生が殺された。
    雪に残された足跡が唯一の手掛かり?(ナチ式健脳法) など、ユーモラ

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    2023年04月20日
  • 湖底のまつり

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    川に流され、助けてくれた男性。
    起きたらいなくなっていたが、訪ねると驚きの返答が。

    冒頭と同じ事が、名前を変えてもう一度。
    あれ? と読み返し、疑問でいっぱいのまま
    読み進めていけば、どういう事? としか。

    読み進めていくと、もしかして…がじわじわと進み
    あぁやっぱり、という最後でした。
    緩やかに染みわたるように導かれる最後に
    驚きよりも納得でした。

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    2023年03月17日
  • ヨギ ガンジーの妖術(新潮文庫)

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    ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の血をひくというヨギガンジー、超常現象の謎を解明していく短編集。
    見た目こそ胡散臭いが、推理や口調はロジカルで、人格も破綻していない。相棒?の不動丸も大柄で吹き矢名人と、キャラ設定は特殊だけど、わりと普通の推理モノって感じ。楽しくさっと読めます。

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    2023年02月18日
  • 11枚のとらんぷ

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    色んなマジックの手法が書かれているので、マジック好きは楽しめると思う。
    マジックにあまり興味がないと、大筋に話を戻してほしいと、途中焦ったくなるが、マジックは事件解決の伏線になるので飽きずに読み進めたほうがいいと思った。

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    2023年01月07日
  • 妖盗S79号

    nk

    購入済み

    泡坂さんと言えば「亜愛一郎シリーズ」や「曾我佳城シリーズ」と言った連載ものが有名ですが、本作も連載ものとなっており、ただタイトルからも分かるように主人公は捕まえる方ではなく、捕まえられる方となっております。また主人公の正体や目的が明かされるのは結末の章となっており、途中までは多分この人が妖盗S79号なんだろうなという記述はあるのですが、名前や性別がはっきりしなかったりと謎のままで話が進んでいき、この為どちらかと言えばS79号を捕まえる側の専従捜査班二人のコミカルな描写の方が印象が強い作品となっております。

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    2022年02月24日
  • 迷蝶の島

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    三角関係を軸とした、登場人物の誰にも感情移入出来ないタイプのサスペンス。ラストの展開への伏線がさりげない~!謎はシンプルなんだけど、全部解けてない気がする。結局、岩についた血はなんだったの…?僕が読み解けてないだけ…?
    生々しいドロドロのような、幻想的なような不思議な作品。
    あと、皆川博子の解説が可愛い。

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    2021年08月05日
  • 煙の殺意

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    バラエティに富んだミステリー短編集。
    表題作の真相には見事やられた。
    そうきましたか!と。
    『紳士の園』は奇妙な味みたいでちょっと不気味。
    『歯と胴』の結末にはニヤリとする。
    『開橋式次第』もなかなかユニーク。
    予想外の展開が続くので、次はどんな結末になるんだと終始ワクワクした。

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    2021年06月22日
  • 11枚のとらんぷ

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    文章の密度と奇術に対する解説が凄い…!
    奇術についてだけでも、とても読み応えのある作品です。
    文章の筈なのに実際に目の前で奇術が行われているかのような文章力。
    長編の中に創作短編が入っていると言うのも一度で二度美味しくて良いですよね´ω`*

    序盤の意味を持たないだろうと思う描写でさえも、解決編に向けての伏線となっており、
    解決編で「そう言えばそんな事も言ってた(あった)な…」と言う事が多々あり、伏線の多さと回収の綺麗さにまた驚きました。

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    2021年05月10日
  • 煙の殺意

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    サクサク読める短編集。バリエーションがあって面白い。
    泡坂さんは長編はもちろん、そして短い中でもしっかりと驚かせてくれる。
    個人的には「紳士の園」が一番良かったかな。

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    2021年03月11日
  • 湖底のまつり

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    以前何かの小説に出てきて(作品名もどんな感じで出てきたのかももう忘れてしまったけど;)気になっていた作品。最初は少し読みづらさを感じてしまい、なかなか読み進めることができず…。でも読み進めるにつれてどんどん描写の美しさに惹き込まれて、中盤以降はペースアップ。途中、なんとなく先が予想できた部分もあったけど、最後まで面白く読めた。泡坂妻夫さんの作品は他にも気になるものがあるので読んでみたい。

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    2021年02月26日
  • 亜愛一郎の狼狽

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    泡坂妻夫作品お初でした。突飛なトリックとか名探偵のキャラや立ち位置とか、これをどう楽しむか?ってのが分かると、スゴく面白かった!!
    なので後半になればなるほど楽しめた感があるなぁ、私は。

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    2020年11月08日
  • 湖底のまつり

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    再読。
    だったので、途中から結末は思い出していた
    偶然出会い、一夜を共にした男性はすでに死んでいると聞かされる。
    あの男性は誰だったのか、、、

    語彙力があって文章が重厚

    感覚的に
    ミステリーを読んだっていうより、文学作品を読んだっていう感じ

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    2020年11月04日
  • ヨギ ガンジーの妖術(新潮文庫)

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    ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の混血でヨガの達人という怪しげな男ヨギ ガンジーが、全国を講演しながら出会った謎を解く短編集。
    遠隔殺人、念力、予言など超自然を思わせる事件が多いが、ガンジーは胡散臭い行者のような見た目ながら奇跡や超常現象はトリックであるという視点から事件を見て、論理的に解決するのが面白い。ネタはいま読むと古かったりするものもあるが、著者らしいトリッキーで楽しい短編集である。
    なお、今出ている新潮文庫には7編入っているらしいが、読んだのが古い単行本で最後の短編が入っていなかったのが残念。

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    2020年10月03日
  • ヨギ ガンジーの妖術(新潮文庫)

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    ヨギ・ガンジーシリーズの連作短編集。
    心霊術、念力など怪しげな技を使い、頭にターバンを巻き、長い白衣を着た正体不明の名探偵が、超常現象としか思えない不思議な事件の謎を解く。主人公のヨギ・ガンジー、弟子となる参王不動丸などキャラクターの独特な個性に目がいきがちだが、マジシャンの泡坂さんならではのトリックがちりばめられている。個人的には『ヨギ ガンジーの予言』が好みだった。

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    2020年09月30日
  • 11枚のとらんぷ

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    ーあのときから、彼女は魔術の女王への道を歩み出していたのか。

    買って6年目にして読んだ(笑)
    トリックがとても手の込んでいるものばかりで読み応えがありすぎた。種明かしが気持ち良すぎて、発言一つ一つが実は大切だったのだと分かった。
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    1章と3章のメインの事件の間に2章で11個の奇術に基づく話があって面白い構成。
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    登場人物が多かったりトリックが複雑だから映像化したら分かりやすいだろうなぁと密かにドラマ化を願った。
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    2020年08月30日
  • 亜愛一郎の狼狽

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    直木賞作家、初めての泡坂妻夫さん1975年(昭和50年)デビュー作「DL2号機事件」を含む「亜愛一郎の狼狽」45年前のミステリー短編集。主人公は背が高く知的風なのに運動音痴でちょっと変人。今流行りの奇人変人探偵の先駆けかもです。

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    2020年03月04日