泡坂妻夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリとしてはとても面白かったです。
最初の隕石落下で、あまりにも突飛すぎる展開からの怒涛の殺人事件…
全体の2/3くらい進んでもまだ謎が増えてきて、え??何どういうこと??からの最後に怒涛の解決で一気に謎が解けて面白かったです。
あでも、宇大さんのお札握らせた案件はなんだったの??なんかこれ解決した??読み飛ばしちゃった??それともこれ続編かなんかで解決される?そこがモヤっとしてのこったのが気になりました。
これは昭和のおじさん小説だから?かもしれませんが、ちょいちょいノイズが気になった。
最初の方のラブホシーンでのラッキースケベとかあれ絶対いらないでしょ…とか、勝くんのラブロマンスとか、、、そういうのいらないんだよなー。
これむしろいる人いるの??おじさんはこれ読んで嬉しいの??ミステリ読んでる時にこれは要らないんだよなぁーと思ったり。さっきエックスでも、おっさんの書く、おっさんが若い子にモテる話もう見たくない的な投稿見たけど、まさにそんな感じ(勝くんはおじさんではないけど、やたらもててた) -
Posted by ブクログ
ネタバレ時代が古いので男女関係や、家の事などの雰囲気が現代とは違うものの、何かずっと違和感を感じた本でした。
違和感が分からなくてずっと、「最近の本じゃないしなぁ」と思っていましたがトリックが分かった瞬間に「あ、そうゆうことか」と違和感の理由までわかりました。
ちなみにオマージュと言われた作品の方を読んだことがなかったのでそちらを知っていたらさらに楽しめたかもしれません。
そして表の顔を作って、本当は全て知ったやらかしていたのが怖すぎるし、それが熱狂的なファンだったところから始まるのもぞわっとします。
大々的なトリック!というわけではないものの、この物語の作り方を1冊やり遂げてるところは唯一無二ですごいと思います。 -
Posted by ブクログ
読者への挑戦、アンソロジー第二弾
好みのシリーズだが全三巻で終わってしまうらしいので残念
今回の7作品は有名なものが多く、著者それぞれの短篇集のタイトルになっているものもいくつかある
中でも中西智明は、絶版文庫の「法月綸太郎の本格ミステリアンソロジー」に収録されている、という事すらよく知られている傑作
・仁木悦子「横丁の名探偵」★⭐︎⭐︎
超短編。トリック1つだけの勝負、やや弱いかな
・石沢英太郎「アリバイ不成立」★★⭐︎
複数の容疑者たちがお互いのアリバイを主張する、と来ればあのパターンだな!
という予想を覆され★ふたつ
・巽昌章「埋もれた悪意」★⭐︎⭐︎
双子のなぞなぞは知っていたが...
選者は特にオススメらしいのだがちょっと合わなかったかな
・泡坂妻夫「ダイヤル7」★★★
同じ創元推理文庫に収録されているのに持ってくるかね...
そちらは積読状態のためスルーしようかと思いつつ読んでしまったが、これが大当たり
たぶんこの先にこれ以上の作品は無いと確信するほど
絶妙なタイトル、見事にやられました
・岡嶋二人「聖バレンタインデーの殺人」★⭐︎⭐︎
掌編。こちらも仁木悦子の作品に似たスタイル
・中西智明「ひとりじゃ死ねない」★★⭐︎
読むのは3回目、いや4回目かな
忘れられない真相、初読なら★★★だけど
・今邑彩「時鐘(とけい)館の殺人」★★★
大好きな作家
このプロローグ、好きだわ
やられました×2回
文庫版はだいぶ修正されているらしいという情報を与えてくれた選者に感謝。未修正版が気になるので探してみよう
(内容を忘れてしまっていたが、死体発見で思い出した。コレはたぶん読んでいるんだよなあ)
7作品総合での評価は★★★⭐︎⭐︎
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Posted by ブクログ
〔内容〕最初の百ページほどは素人奇術イベントのけっこうグダグダな様子が描かれる。いつになったらミステリになるのと不安を感じ始めた頃事件が発生/キーになる本の全文が第二章に置かれる。凄い/最終章になって謎解きに向かうかと思ってたら奇術師の大会メインでそれもまたよし。
〔感想〕小説という虚構、謎を追うミステリという形式、題材が手品。三重の幻惑。トリックと伏線たちが目白おし。人は直接被害がない限りけっこう騙されるのが好きなので楽しめる一品/内容的にわりと古い作品のように思えますが読後感として古さは感じませんでした/あまり知られてない? 奇術に憑かれた人々の生態もわかります?
■簡単な単語集
【飯塚晴恵】婦人服店〈ロード〉デザイナー。イベントでは無限? にビール瓶を出現させた。関西弁(かな?)。女傑っぽい。
【飯塚路朗】晴恵の夫。
【五十島貞勝】SIオーディオ社長。イベントではゾンビ ボウルに挑戦したが和久Aの鳩のせいで失敗、得意の宴会芸「闘牛士のタンゴ」を披露して孫に花束で叩かれた。
【大谷南山】人形劇団〈模型舞台〉団長。イベントでは久々に奇術にも挑戦。
【桂子】牧桂子。商社勤め。背が高い。美人っぽい。シルクの奇術を披露しまずまずの成功。おおむね彼女が視点役で主役と言えそう。
【子ども】奇術師の敵?
【斎藤橙蓮】磐若寺住職。イベントでは〈袋の中の美女〉に挑戦し、なんとか成功した(と思われる)。
【三条紀子】サンジョー バレエ グループを運営し毎週三十人の子どもを教えている若い女性。
【鹿川舜平】マジキ クラブの会長。作中作でもある『11枚のとらんぷ』の著者。イベントでは安定のスライハンドマジックを披露した。
【品川橋夫】真敷市警察病院の外科医。医師としての腕は有名だが奇術では頼りない。イベントでは水をワインに変えたり戻したりした。
【志摩子】水田志摩子。奇術に惹かれ熱心に探究しているもよう。演技力が高い美女。イベントでは花を無限? に出現させた。最後に人形の家から出てくるはずが中は空っぽだった。
【11枚のとらんぷ】鹿川舜平の著書。思いつきはしたが実際には使えなさそうな奇術のトリック、その中でもとりあえずカードマジック関係のものを題材にして書かれた解説書であると同時に一種のミステリ小説集。この作中に全文が掲載されているという凄さ。志摩子の死体はこの作品をモチーフに演出されていた。
【マイケル シュゲット】地質学者。芸名は酒月亭マイケル。イベントではチャイナリングの奇術を披露したが子どもたちのせいでヘロヘロになった。
【マリア シュゲット】マイケルの妻。
【マジキ クラブ】素人の奇術クラブ。
【真敷市立公民館】そのテコ入れのためにイベントを開くことになりマジキ クラブにも声がかかった。
【松尾章一郎】証券会社社員。奇術研究に熱中している。イベントではカードマジックを披露した。鹿川とキャラが被ってるような気がして文章だけでは区別がつけにくかった。
【模型舞台】人形劇団。
【和久A/わく・はじめ】イベントでは鳩マジックに挑戦したが鳩が悲惨なことに。Aで〈はじめ〉と読ませるのは本名らしいが戸籍的にOKなの?
【和久美智子】Aの妻。