泡坂妻夫のレビュー一覧

  • 11枚のとらんぷ

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    奇術…いわゆるマジックショーの最中にメンバーが殺害されるが、メンバー全員にアリバイがあるというミステリー。
    第三部作から成り、第一部は上記のショー中の殺人事件。
    第二部は、体験談としてメンバーが登場する奇術短編集。
    第三部は、第一部の殺人事件のタネ明かしといった構成。

    殺人事件の設定としても面白く読みやすかったです。推理の要素となる第二部は、短編集になっていて、それだけでも楽しめるトリックのタネ明かしが沢山。退屈せずに読めました。
    第三部まで読み進めていくと実は、このあたりに殺人のヒントが隠されており、見事!という感じ。
    最後の第三部ですが、トリックも犯人にも感心。途中、推理ショーまでたどり

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    2014年09月11日
  • 11枚のとらんぷ

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    奇術師としても活躍された作者の知識と経験を存分にいかした、奇術づくしのミステリ。
    真相の衝撃度は弱いかなと思うけど、緻密な伏線や構成の妙には感心することしきりです。
    奇術の種明かしをテーマにした作中作にもミステリ的な趣きがあり、奇術とミステリの親和性の高さを改めて実感しました。

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    2014年09月06日
  • 11枚のとらんぷ

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    ネタバレ

    この作家さんの小説は初めて読みました。

    一部、小説の中で登場人物の書いた小説が展開される面白い構成のお話でした。
    また、登場人物の書いた小説の中に事件のヒントが隠されており、犯人を推理する楽しみもあります。
    こういった仕掛けを持たすために、すごくよく構成と伏線が考えられています。

    話は変わりますが、伏線というのは伏線とわかっていた方が面白いものもあれば、それと感じさせず、回収の際にあっ!と思わせるものがあり、どちらも面白味があります。
    しかし伏線を張り方以上に重要なのが回収の仕方だと思います。
    中にはいかにも「さっき出てきたあれ!あの伏線の回収ですよ!」とアピールをしてくるものがあり、自己

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    2014年08月05日
  • 煙の殺意

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    1970年代後半に書かれた著者初期の短編集です。どれも騙しのテクニックが光りますが、作品の出来にはややばらつきがありました。
    個人的ベストは、江戸時代の画家の描いた絵に隠された謎を解き明かす【椛山訪雪図】。騙し絵や玩具などに興味のない人にはピンと来ないかもしれませんが、鮮やかなトリックがとても印象的です。
    その他【閏の花嫁】【煙の殺意】【歯と胴】も見逃せません。【閏の花嫁】はオチが見え見えなのは残念ですが、最後の一言でゾクッと来ました。
    【煙の殺意】はアイデア自体には前例がありますが、点と点が繋がる瞬間は驚嘆しました。
    【歯と胴】は完全に見えた殺人計画が思わぬところからバレてしまうという落とし

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    2015年04月07日
  • 奇術探偵 曾我佳城全集 戯の巻

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    このミスベスト10、2001年版1位。ミステリーと奇術ってよく似たものだけど不思議とコラボ作品はなかった。珍しさもあってそれなりに面白いけど、キャラ設定や心理描写が何となく稚拙な感じでコナン読んでるよう。直木賞作家だしわざとそういう作風にしてるのかも。

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    2014年03月06日
  • 奇術探偵 曾我佳城全集 戯の巻

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    下巻。
    霧のようだった探偵から温度を感じられるようになってきた頃。
    記憶に残ったのは最後の作品。ミステリーとしてはいかがかと思ってしまうのは、著者からのクイズという犯人宛の枠にはまりすぎてしまったからなのだろう。
    物語としてこのラストは好き。
    ここまで最初から考えていたんだろうな〜。名前もあるし。
    オススメはしないけれど、お暇ならいかが?

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    2013年11月08日
  • 奇術探偵 曾我佳城全集 秘の巻

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    引退した奇術師が探偵訳を務める。
    伝聞としての登場のため、霧がかかったようでうまくつかめなかった。
    伝説の人を表現してもせれは思い出なので他人には形を捉えることはできない。
    最初の作品が時に好き。探偵が思い出として登場するのもいい。
    他の作品はちゃんと登場するが、上記の理由からぼやけてしまって印象が薄い。

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    2013年11月08日
  • 妖女のねむり

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    輪廻転生がでてきて前半部では「この本はまさかのSF?」かと匂わせつつも最後の集約はさすが。
    主人公の既視感の決着のつけかたは上手い!

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    2013年05月18日
  • 蚊取湖殺人事件

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    3+ 

    タイトルだけを見て買ったので、てっきりミステリばかりの短編集かと思ったが、「奇術もの」「職人もの」などの非ミステリも収められている。これらは謎解きを期待して読むと拍子抜けするが、最初から非ミステリだと思って読めばなかなか味わい深いものが感じられる。
    「雪の絵画教室」の中盤で、いきなりTV大好き刑事と鑑識の斧さんが登場して吹き出してしまった。少し前に『煙の殺意』を読んだのだが、この2人は特に印象的だっただけに、思いがけず再開できて嬉しい。

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    2013年02月02日
  • 毒薬の輪舞

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    青銅色の鐘楼を屋根に頂く大正時代に創設された精神病院。
    警視庁特殊犯罪捜査課、海方惣稔(うみかたふさなり)は、連続毒殺事件の予兆を嗅ぎ取り、潜入捜査を始める。

    海亀の亀さんこと海方刑事と部下の小湊くんが活躍するシリーズ第2作。
    レビューの冒頭で『潜入捜査』とカッコイイことを書きましたが、じつは亀さん、へその手術のついでに暇になったので精神科に転院し、仕事をさぼるため事件をでっち上げ、さらに暇つぶしに小湊くんを呼び寄せただけというユーモアミステリ仕立て。しかしそれが次第に本当に事件に発展して行き...

    世界銀行総裁を名乗り病院内通貨を大量発行するおじさんや、神の不在を数学的に解明したという露

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    2012年05月01日
  • 奇術探偵 曾我佳城全集 戯の巻

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    「曽我佳城」を主人公とした短編ミステリーシリーズの下巻にあたります。
    奇術探偵というタイトルどおり、すべてマジックに関するミステリです。

    短編ミステリも悪くないな、と思わせてくれた良作ぞろい。
    ぜひ購読を!!とまではいきませんが、昼下がりのミステリ読書には良いと思います。

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    2012年03月01日
  • 奇術探偵 曾我佳城全集 秘の巻

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    「曽我佳城」を主人公とした短編ミステリーシリーズの上巻にあたります。
    奇術探偵というタイトルどおり、すべてマジックに関するミステリです。


    短編ミステリも悪くないな、と思わせてくれた良作ぞろい。
    ぜひ購読を!!とまではいきませんが、昼下がりのミステリ読書には良いと思います。

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    2012年03月01日
  • 蚊取湖殺人事件

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    ミステリあり、奇術あり、更に紋章上絵の世界まで垣間見えて、バラエティ豊かと呼ぶに相応しい短編集です。キャラやトリックが時々ぶっ飛んでいる泡坂節にニヤリ。

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    2012年02月24日
  • 砂時計

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    ネタバレ

    どうも、印象が薄い。キレイな作品なんだけど。こっちの方がいいのかなあ? この泡坂を最初に読んだら、そんなにはまらなかっただろうなあ。
    泡坂の色恋モノは余り楽しくない。

    一番印象に残ったのは「真紅のボウル」プロとマニアの奇術師の違いを書いた作品。客に見せることを第一とするか、自分の好きなのを第一とするかの違い。これが結局運命を左右し、生涯売れない奇術師で終わってしまうというストーリ。

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    2012年02月07日
  • 蚊取湖殺人事件

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    職人、奇術、トリックのお馴染みの短編集。

    うーん。泡坂を読みすぎたのかもしれない。トリックが伏線からだいたい分かるようになってしまったので、楽しみが少ない。しかし、お馴染みのテレビ狂の刑事・望月と死体フェチ(?)の鑑識係・斧コンビや機功堂の社家さん、医者の渡里先生、青瀬さんというメンバーが登場するので、にやにやしながら読むのはマニアになったみたいな楽しみがある。

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    2012年02月06日
  • ダイヤル7をまわす時

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    ネタバレ

    『可愛い動機』が一番面白かった。殺人よりも人に知られたくない動機。それを隠すために、殺人犯として警察に捕まる主人公。他愛も無い動機なのに、それはどうしてもどうしても主人公には辛い事実であるという、人それぞれの考え生き方があるもんだと思う作品

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    2012年02月06日
  • からくり東海道

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    ネタバレ

    力の抜けた時代小説って感じ。

    主人公文吉は獅子童子で、質屋の手代を簡単に辞めて、のらりくらりと色々な職を起用にこなす。相棒みつも、キップが良いが、やはり楽天的。将軍の落としだねの市次郎もお家騒動から家老に命を狙われ、そうして最後は火事で皆死んでしまう。

    埋蔵金を狙って、その金でベトナム(市太郎の母の祖国)へ行く船をこっそり作ろうとした、大きな大きな夢もみつつ、最後はあっけない。こんな終わり方あり?って思うけど、そういえば泡坂の長編の終わり方っていつもこんな気の抜けた感じだ。これはわざとなんだろうな。

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    2012年02月06日
  • 煙の殺意

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    読んだのはハードカバーで。面白かったと思った記憶があるのに、ほとんど覚えてないなぁ。シリーズものじゃなく、しかも短編だから?

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    2011年11月06日
  • 蚊取湖殺人事件

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    ミステリ半分、奇術や文様師の小話半分。泡坂さんのミステリの登場人物は一癖も二癖もある人ばかり。そして名前が不思議な感じ。

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    2011年09月17日
  • 蔭桔梗

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    第103回直木賞。
    現代では珍しい紋章屋の短編小説。着物に家紋を入れる「生駒屋」の若主人が主役。銀座の老舗呉服店に、親の代以来久しぶりに出入りすることになったが、そこに淡い再会があった。
    作者・泡坂妻夫は紋章上絵師でもあるから、表題作「陰桔梗」の他にも本書には「増山雁金」「簪」といった、呉服や紋章を取り扱った作品が掲載されている。

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    2011年09月11日