椎名咲月のレビュー一覧
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ネタバレこういう文庫では珍しく、最初から子供ができています。けど、それがセラフィーナを芯の強い、大人の女性にしていた感じがしました。
奴隷と一夜だけ関係を持ったのが大当たりで、それを隠して出産。自分の国を奪った隣国の王エセルバートが自分を手に入れたけど、それをひた隠しにしています。
ただ、セラフィーナを手に入れたのが、エセルバートでなければ、黙っている気持ちは分かるんですけど、父親なんだから、もうちょっと早く伝えてもよかったんじゃないかなぁって思いました。瞳という決め手もあったんだし。
と、気になったところはありますけど、不要なHシーンもなく、普通のお話としても読めました。たまにはこれくらいでお -
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ネタバレ家庭教師とご主人様のお話ですが、珍しくヒーローは子持ちです。死んだ姉の子とか、駆け落ちした元妻と相手の子とかってことになるのかと思ったら、実子だったのは意外でした。
身分をわきまえてて思いやりもあるフィオナもおてんばだけど嫌な子じゃないセシリアも好感度が高かったし、アドレーも身分を気にしないおおらかな性格で、使用人達ものきなみ優しい。
唯一、悪役はメリッサとネヴィルだけです。
王道のお話で先も読みやすいですけど、自重していたアドレーが一旦フィオナと関係してからはフィオナに溺れちゃう感じになってたのはちょっとニヤニヤしちゃったかも。
最後にセシリアの初恋の相手のカイルの好きな人があの人だっ -
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ネタバレウサギのような可憐な見た目に反し、子どもの頃から斧槍を振り回し、純白の毛並と翼を持つ聖なる獅子ユファエンに騎乗し日々鍛錬に励む王女ロザレーナ。そんな彼女についたあだ名は「猛獣姫」。そんなロザレーナの婚約が決まった。相手は皇太子で帝国一の騎士の美青年ラディガー。けれど、ラディガーと幼なじみで彼のことを幼少時から知っているロザレーナはその婚約に大激怒。ロザレーナにはどうしても彼を許すことができない理由があって・・・。
最初は嫌っている相手にだんだん惹かれていき、好きになる。王道ラブロマンス。けれど、相手役のラディガーは最初からロザレーナを好きなんですが、照れ隠しなのか意地を張ってしまうのか最初は -
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3巻ですが、はや最終巻です。
確かにタイトルが大公様の花嫁探しなんで、ジークハルトに縁談が持ち上がるくらいしかネタとしては残ってないかも・・・なんて思いながら、もうちょっと続いてもよかったかなって思いました。
今回、なかなか結婚の許可が下りずに結婚できないジークハルトとリゼットの元に主国となる帝国の姫君が滞在することになりました。訪れた姫君メルシリアは、確かに最初キャラ紹介のイラストを見たときに、地味!って思うくらいの人でしたけど、性格が超後ろ向きで、前向きなリゼットとは合わないだろうなって思ったとおり、猫かぶりはすぐになくなってましたね。
で、皇帝の思惑どおりにいかないようにお芝居をうつ -
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ネタバレシリーズ3巻で最終巻。
思ったより早い完結で驚いた。でも、あまり長く続くよりはいいかもしれないね。本編の内容や進み具合もこれぐらいでちょうどいいのでは。いつまでも結婚できないままではジークが可哀想すぎる(笑)
最終巻はなかなか結婚の承諾許可が下りないことにヤキモキしながら、皇帝の娘・メルシリアがヴェルスハイム公国に訪れ、その接待をリゼットが任されます。メルシリア皇女は一筋縄ではいかない性格をしてます。疲れるだろうなぁと思いながら読みつつ、商人のウァレンスにも若干イライラしつつ(笑)、ラストは申し分のないハッピーエンドです。領民たち、グッジョブ!という感じです。そして、リゼットはやっぱりリゼッ -
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ネタバレ大公ジークハルトの婚約者に選ばれたリゼットだけど、まだまだ婚約者としては微妙な立場。そんな中、リゼットに最強で最凶なライバル・ヒルデローゼが登場。猫かぶり同志の決戦勃発(笑)
ジークはリゼットのことが好きなのに、リゼットにその気持ちがほとんど伝わってなくてジークが悩んでたり、怒ったりするところが可愛かったですwwリゼットも最強のライバルが現れて焦ったりヤキモチを焼いたりして、お互いに想いあっているのに上手く気持ちが伝わらず、そのあたりはヤキモキしましたけど。でも何だかんだいってラブラブなので、次の巻ではもっとイチャついたらいいよ(笑)今度はリゼットを狙うライバルが登場したりして。でもジークハル -
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ネタバレ2巻目でしたけど、1巻目より面白かったです。
リゼットのことを好きなジークですが、ジークが一向にリゼットが自分に愛情を向けてくれなくてもやもやしてるところとか、リゼットが伯爵令嬢ヒルデローゼとジークの仲を取り持つようなことをしておきながら、いざ二人が仲よさそうにしているとヤキモチを妬いてたり、ニヤニヤしちゃいました。
最初に出て来ていた女の子はヒルデローゼかと思っていたのに、前作のコンスタンツだったのはちょっと意外。ヒルデローゼとコンスタンツ、意外と気が合いそうだったのに、残念です。
ユリウスも最後は強引でしたけど、二人の仲をちゃんと取り持ってて、うーん、やっぱり「彩雲国物語」の静蘭とか -
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父親が負った莫大な借金を立て替えてもらう代わりに、大富豪の一人息子で何故か突飛な行動で周りを困らせるバートラムと婚約することになったクレア。借りのある人生なんてまっぴらと必死に借金を返して、とうとう全額返済。借金を返済できたらバートとの婚約を解消できる約束をしていたクレアは、バートの次の婚約者のために変わり者のバートの性格などを記した引継ぎ書を作ろうと思い立ち……。
バートがあんなに突飛な行動をするのにはきっと訳があるはず!と信じながら読みました(笑)もうちょっと腹黒さが出ても面白かったかも。主人公ペアも良いですが、ハイラムやミューも良いですね。続きが読んでみたい♪ -
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ネタバレ父の借金の代わりに大富豪のバートと婚約したクレアは、自力で借金を返済し、婚約を解消。次の婚約者の元に行くというバートに連れられて、旅に出るってお話でしたけど、普通に婚約者に行くだけの話じゃなくて、クレアの能力や陰謀なども入って、予想外な展開に終わって、おもしろかったです。
元々クレアがバートと婚約したのも、バートがうっかり両親に漏らした一言からでしたが、バートがクレアのためを思って、無茶ばっかりしてたってのが分かったり、序盤はちょっと足りない子?って思えたバートが意外とやればできる子で、後半はイラストに合った性格になってきました。
バートもクレアも最終的には、組織に入ってましたけど、ここで -
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地方に住む田舎領主の娘・リゼットは村の貧しさにも負けず、たくましく領民たちと協力し合い、なんとか生活をしていた。しかし近年まれにみる不作のせいでこの冬を乗り越えることすら難しい状況に。そんな中、都の大学に通う兄が大公の花嫁探しをするための舞踏会の招待状を持って帰ってくる。これにリゼットが俄然張り切る。貧しい領民たちを救うため、大公の花嫁の座を手に入れようと奮闘することになるが・・・。
リゼットがたくましすぎます(笑)あと、領民たちも。張りぼての屋敷をジークハルトに説明するところとか、かなり笑ったww
そんなたくましくバイタリティに溢れるリゼットが文字通り体当たりで、大公のジークハルトにかかわ -
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『かつくら』の特集で、『乙女系ラブロマンス』とかいうジャンル(笑)を特集してまして、その中に野梨原さんの作品があったので、一冊目を手に取ってみました。
『乙女系ラブロマンス』は(てかなんだソレ)実ははじめてではなく、ティアラ文庫とシフォン文庫を少しずつ読んだことがありまして。
そのうえで、たぶんもう読まないであろうジャンルだと思っていました。いや、恋愛もの自体はそこまで好きなわけじゃないし、エロいのを顔を赤らめて読みたいほど若くもないし。
いえ、つまらなくはないですよ?最後まで読みますから。だけど、別に買って読むほどのことでも…、と。あと、最近の少女系はやりのキラキラした絵も苦手で。
でも、 -