あらすじ
ある理由から、長いあいだ幽閉されてきた皇女アデリア。ところが皇帝である父が暗殺され、追われる身になってしまう。助けてくれたのは異民族の王・サハーラ。彼はアデリアに対し、結婚するか奴隷になるかの選択を迫る。承諾したアデリアを待っていたのは、皇女としての誇りと純潔を奪われてしまう淫らな夜だった。サハーラの甘く激しい愛撫に酔い痴れるアデリアは、彼との初めての出逢いを思い出し!? 「初回限定特典ペーパー」用の番外編ミニ小説「馬上の嬌声」を収録!【目次】太陽の王と契約の花嫁 蜜に濡れる純潔の皇女/番外編ミニ小説 馬上の嬌声/あとがき
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Posted by ブクログ
「花は後宮に燃ゆる」が好きだったんで買ってみました。
蛇の話のところには、ちょっと苦笑しちゃいましたけど、お話として面白かったです。
たかが左利きというだけで、何年も幽閉されていた皇女アデリアは気の毒でしたが、この左利きの設定が、最後ジブリェールとの戦いに生きてました。
あと、序盤からどうしようもない感じで付いてきていたフィリッポ枢機卿。赤いブタなだけかと思ったら、彼の特技も最後に生かされてました。
ジブリェールも個性がかなり強いですが、彼の犠牲のもとでサハーラは国を率いていくって流れになると、もうちょっとどうにかならなかったのかなぁって思いました。
肝心のHは、皇女様とは思えないくらい積極的でしたが、H話がなくてもお話としてよかったって思いました。