桐生操のレビュー一覧
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暇つぶし用
歴史上の人物であるエリザベート・バートリ、サド侯爵、ベアトリーチェ・チェンチ、ジル・ド・レ、ドラキュラ、グランディエ神父、ラスネール、オラミュンデ伯爵夫人、ラスプーチン、フィリッポ伯について取り上げられている。
信憑性があるか、史実に基づいているか、創作に使えるかと聞かれると著者による主観で書かれた小説みたいなものなので否と答えるしか無い。資料としては★2、ただの暇つぶしの娯楽としては★3。個人的にはそんなに面白くはなかった。 -
Posted by ブクログ
二人の男というと、夫の皇帝フランツ・ヨーゼフ二世と息子ルドルフ?と想いきや、従弟でエリザベートに気があったと言われるバイエルン王ルートヴィヒ2世だった。しかし後者は後世に知られている通り同性愛者であり、エリザベートには憧憬こそあれ愛情を抱いていたわけではない。ワーグナーに入れあげるも決別し、経済状態を無視して打ち込み、国民からは総スカンを食らった城が、未来において、世界各国で作られるディズニーランドの城のモデルとなって広く知られるとは、造った本人も想像していなかったに違いない。ルートヴィヒも散々映画になったが、若い頃は美貌で知られていたのに、死ぬ直前は顔面からして肥満しており、見る影もない。
宝塚歌劇にもなったので、そもそも嫁候補ではなかったこと、皇太后との確執、エリザベートの旅行好き、美容好き、最初の娘を旅行先に伴ったために病死させてしまったこと、マイヤーリンクでの息子の心中、自身の暗殺など既知の情報として知られている内容も多く含まれている。自由奔放さを気に入って結婚したのに、皇帝が与えた環境は、彼女の良さを消しにかかるものだった。どこかの誰かみたいに全力でお守りすればよかったのに。
事実かどうかは定かではないが、エリザベートが夫の愛情に応えられないために、別の女性を用意していた点、マイヤーリンクの心中を隠すために、相手のマリー・ヴェッツェラが、いたく人間の尊厳を踏みにじられた状態で埋葬された点が目新しい情報だった。そんなに皇太子は偉いのか。 -
Posted by ブクログ
読書録「世界極悪人大全」3
著者 桐生操
出版 文藝春秋
p210より引用
“ ジョルジュ・サルマナザールは、行った
こともない国の旅行記を詳細に著し、その国
の文字まで創り出し、さらには現地の風俗を
描いた「架空の国見聞録」を出版して、一躍
悪名をはせた男である。”
目次より抜粋引用
“世界を震撼させた独裁者・暴君たち 近・
現代編
世界を震撼させた独裁者・暴君たち 古代
~近世編
世間を騒がせたペテン師たち
残虐人間たち”
歴史の隠れたエピソードを紹介する著作を
多数持つ著者による、歴史に名を残す悪人た
ちについて記した一冊。
国を動かす政治家から個人の快楽を追い求
めた犯罪者まで、時代背景や彼らの生い立ち
などを交えて描かれています。
上記の引用は、ペテン師を紹介する章での
一文。
ここまでの事が出来るのならば、普通にフィ
クション作品を書けば、一作家として成功し
生きていけるのではと思うのですが。何かに
つけて調べるのに、多大な労力を必要とする
時代だからこそ、出来たペテンなのでしょう
ね。自分で調べることの大切さがわかる話で
す。
人類悪の煮凝りのような内容となっており、
人によっては途中で気持ち悪くなってしまう
かもしれません。反面教師として、自分への
戒めとして読んでおくにはよい一冊でしょう。
膨大な参考文献は、興味をもって調べる人
には資料をたどる道標に良いのではないでしょ
うか。
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購入済み
事実かどうかは
この作者さまは少し差別的な書き方をしているのと、個人的な主観が入っているので、話し半分くらいで読むのが良いかと思います。実際、噂がある方はたくさんいますが、事実かどうかは確かめようがないので。