桐生操のレビュー一覧

  • 美しき殺人法100

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    本当にこんな方法で?とう眉唾ものもありますが、様々な殺人方法が紹介されている古今東西殺人カタログ。
    今では死刑のボタンを押す人の精神的苦痛を慮って誰が押したかわからないようにボタンが3つあるとかいう話を聞いたことがあるけど、昔の人は衆人監修の中で生きた人間を串刺しにしたり火であぶり殺したり晒し首にしたり、やる方も見る方もすごいな…と思った。

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    2020年06月19日
  • 世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学

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    読書録「世界情死大全」3

    著者 桐生操
    出版 文藝春秋

    p98より引用
    “ 一三四五年から一三五〇年にかけて、
    ヨーロッパの人工の半分、あるいは三分の一
    が喪われたという。しかし人口統計も死亡統
    計もない時代に、正確な死者の数をあげるこ
    とは、極めて難しい。”

    目次から抜粋引用
    “死とエロス
     死と欲望
     現世への執着
     自殺を巡る奇譚
     死に際の美学”

     欧州の歴史に明るい著者による、人の死に
    まつわる逸話について解説した一冊。
    過去同社刊行文庫版。
     死とエロスの深い関係から有名人の死に関
    する謎についてまで、情死だけでなく色々な
    死についての逸話が記されています。

     上記の引用

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    2019年03月10日
  • 悲劇の9日女王 ジェーン・グレイ

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    ネタバレ

    とっくに読み終わってたのに書くの忘れてました。
    中野京子さんの怖い絵で読んだり、「怖い絵展」にも行ったりで知っていた内容でしたが、物語として読むとまた味わい深いものがありました。

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    2018年01月27日
  • 美しき殺人法100

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    読書録「美しき殺人法100」3

    著者 桐生操
    出版 角川ホラー文庫

    p62より引用
    “それこそ無数に愛人をつくり、領民たちは、
    「一区ごとに愛人がいるのは、侯爵さまの平
    等政策だろう」と、皮肉をいうほどだっ
    た。”

    目次から抜粋引用
    “花びら
     悪魔の軟膏
     殺人旅行
     癌カクテル
     三段斬り”

     西洋史に明るい著者による、古今東西の人
    の殺し方を集めた一冊。
     バラの花を使った方法から偶然による不幸
    な事故まで、どうしてそんな…と思うような
    方法が記されています。

     上記の引用は、十五世紀のある領主につい
    ての一文。統治者として有能だったそうです
    が、ここまで言われるほどの女好きだ

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    2017年06月05日
  • やんごとなき姫君たちの饗宴

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    ヨーロッパの有名な女性たちと食事の関係。美食家ばかり。トリュフ、フォアグラ、キャビアの話が良かった。

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    2017年05月15日
  • 世界極悪人大全 「野心」と「渇望」と「狂気」の果て

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    残虐な独裁者、暴君、ペテン師、猟奇的殺人者…。数々の『極悪人』極悪エピソード。
    人間は一面では語れないとつくづく思う。面白かったです。

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    2017年03月04日
  • 世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠

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    「何読んでるの?」と聞かれ、慌てて「ヨーロッパ史です!」と答えた記憶がある。
    ボーイズラブ、というよりかは、ゲイ・男性の同性愛の歴史を追った物といったほうが、正しいかもしれない。
    とにもかくにも、生々しかった。

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    2016年10月08日
  • 悲劇の9日女王 ジェーン・グレイ

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    政治のため駒にされ、処刑台の露と消えたうら若きジェーン・グレイ。学もあり優しく穏やかで敬虔なプロテスタントであった彼女の、あまりにも儚い一生。

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    2015年09月08日
  • 美しき殺人法100

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    だいぶ前に読んだけれど、すごく心に残ってる。
    今も幾つか思い出すことがある。

    美しいかどうかはわかんないけど。

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    2015年08月28日
  • 世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学

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    死があるから愛もあるという論点で史実を結びつけていくマジメで壮大な歴史本。
    神戸の少年Aを遥かに超える性的異常者。フランケンシュタインの著者の悲劇的運命。イギリス海軍大佐スコットの死に臨む姿勢に表れた人間の尊厳。ハワード・ヒューズの晩年の虚しさなどが特に印象に残った。心の深さというのは本人にも解らないのだなとしんみりした。

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    2015年08月23日
  • 世界極悪人大全 「野心」と「渇望」と「狂気」の果て

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    目次

    Ⅰ.世界を震撼させた独裁者・暴君たち 近・現代編
     
     毛沢東
     スターリン
     フアン・ペロン
     ヒトラー
     マルコス大統領
     アミン大統領
     ポル・ポト
     フセイン大統領
     
    Ⅱ.世界を震撼させた独裁者・暴君たち 古代~近世編
     
     ドラキュラ公
     カラカラ帝
     ティベリウス帝
     チェーザレ・ボルジア
     ピョートル大帝
     
    Ⅲ.世間を騒がせたペテン師たち

     ファン・メーヘレン
     ジョルジュ・サルマナザール
     ウィリアム・アイアランド
     アルヴィス・レイス
     カリオストロ伯
     ウィリアム・ハースト
     アルバート・エイブラムズ

    Ⅳ.残虐人間たち

     エドモンド・ケンパー
     チャールズ

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    2014年09月07日
  • 美しき殺人法100

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    殺し方ごとの短編が延々と連なっている形式で、順番には外国の古いもの→新しいもの→日本の古いもの→新しいもの、の順だったよう。

    字面だけで体が痛くなってきそうな記述が多いが、よくもまあこんなにも様々な同族殺しをここ数百年から数十年の間にやってきたものだと感心してしまった。人間の好奇心と残忍性の果て、強欲の行き着く先の一辺を垣間見たような気がした。

    けっして、読んでて気持ちのいいものではないです。

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    2014年07月02日
  • 悲劇の9日女王 ジェーン・グレイ

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    ジェーン・グレーの置かれた境遇、歴史的背景はよくわかったが、悲劇さが実感しにくかったのはなぜだろう・・・。

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    2014年03月03日
  • 世界悪女大全 淫乱で残虐で強欲な美人たち

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     副題「淫乱で残酷で強欲な美人たち」とある。14章に分類された悪女が登場するのだが、次回は副題にある女性たちを更に掘り下げた本を期待したい。この本はガイダンス程度の内容である。

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    2013年10月22日
  • やんごとなき姫君たちのトイレ

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    タイトルどおり、シモのお話。
    ヴェルサイユ宮殿にはトイレがなかったとか、
    優雅に思えるフランス革命以前のフランス貴族たち、めっさ臭かったとか。

    終始そういう話題です
    トイレの話。
    娼館の話。
    お風呂の話。
    ファッションの話。
    女性週刊誌みたいで面白かったです。

    歴史のこぼれ話がお好きな方に。

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    2013年03月25日
  • 美しき殺人法100

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    ネタバレ

    題名のとおり古今東西あらゆる殺人方法が100通り書かれてる。

    もう少しトリック寄りなものかと思ってたけど、拷問の紹介も多かった印象。

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    2014年07月07日
  • 世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠

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     「同性を愛する」という精神と行為は、古代から存在する。原始宗教としての行為であったり、快楽の一環であったり、精神的な繋がりを強固にする目的であったり、一つの文化であったり、当人の生い立ちに起因するものであったり。

     古今東西の「記された歴史」から選出された、「少年を愛した人々」を綴ったアンソロジー集。

     「【男が少年に愛欲を抱く】というのは決して異常ではない」ということは、歴史が証明している!


     「腐女子の勝手な妄想が信じられない・理解できない」とか、「ホモが好きな女はキモい」とかいう人がいるそうですが。

     いやいやいやいや。

     一部の現実(史実)は、腐女子の妄想の斜め上を飛んで

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    2013年02月16日
  • やんごとなき姫君たちのトイレ

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    歴史の記述から漏れるこうした生理的な側面が重要なのかもしれないという視点に賛成。ただ、欧米、ヨーロッパに偏りがちなのと、参考文献が末項に掲載されてはいるが、文中での出典が明確でないのが残念。解説はすばらしい。どの程度まで本当かはわからないが、むかしのひとの「トイレ」「風呂」「化粧(美容)」のすさまじさが垣間見える。

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    2013年01月19日
  • 世界ボーイズラブ大全 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠

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    そこまで時流に乗って金稼ぎしたいのかねぇと眉をひそめるタイトルだが、そこに乗っかってしまった私がいう筋でもない。
    内容は安定。
    同性愛をめぐる通事的な説明。
    欧米の作家たち。泣けるぜ。
    日本の男色道も別の章を立てて。

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    2012年12月30日
  • 美しき殺人法100

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    桐生さんらしい本でした~。
    殺人法って100もあるんだ~。
    しかも、みんな狂ってる!!

    今まで桐生さんの作品を何冊か読んできてるから
    そんなに驚きはしなかったけど、
    昔の人って、なんであんなに狂ってたのかな~??
    今じゃ考えられない殺し方だよね~。
    それが昔じゃ普通だったのかな?

    宮崎勤や酒鬼薔薇とかの事件なんてサイコっぽいけど
    昔の方がもっとサイコしてるよね。

    西洋人の方が異常なのかな?って思ったけど
    日本人もやってるね~。
    って感心してどうするんだよ。

    やっぱりね、こういう独断と偏見の殺し方はいけません。
    ちゃんと法のもとでね、裁いてもらわないと。。
    むやみやたらと殺された人のご冥

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    2012年11月26日