桐生操のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「世界情死大全」3
著者 桐生操
出版 文藝春秋
p98より引用
“ 一三四五年から一三五〇年にかけて、
ヨーロッパの人工の半分、あるいは三分の一
が喪われたという。しかし人口統計も死亡統
計もない時代に、正確な死者の数をあげるこ
とは、極めて難しい。”
目次から抜粋引用
“死とエロス
死と欲望
現世への執着
自殺を巡る奇譚
死に際の美学”
欧州の歴史に明るい著者による、人の死に
まつわる逸話について解説した一冊。
過去同社刊行文庫版。
死とエロスの深い関係から有名人の死に関
する謎についてまで、情死だけでなく色々な
死についての逸話が記されています。
上記の引用 -
Posted by ブクログ
読書録「美しき殺人法100」3
著者 桐生操
出版 角川ホラー文庫
p62より引用
“それこそ無数に愛人をつくり、領民たちは、
「一区ごとに愛人がいるのは、侯爵さまの平
等政策だろう」と、皮肉をいうほどだっ
た。”
目次から抜粋引用
“花びら
悪魔の軟膏
殺人旅行
癌カクテル
三段斬り”
西洋史に明るい著者による、古今東西の人
の殺し方を集めた一冊。
バラの花を使った方法から偶然による不幸
な事故まで、どうしてそんな…と思うような
方法が記されています。
上記の引用は、十五世紀のある領主につい
ての一文。統治者として有能だったそうです
が、ここまで言われるほどの女好きだ -
Posted by ブクログ
「同性を愛する」という精神と行為は、古代から存在する。原始宗教としての行為であったり、快楽の一環であったり、精神的な繋がりを強固にする目的であったり、一つの文化であったり、当人の生い立ちに起因するものであったり。
古今東西の「記された歴史」から選出された、「少年を愛した人々」を綴ったアンソロジー集。
「【男が少年に愛欲を抱く】というのは決して異常ではない」ということは、歴史が証明している!
「腐女子の勝手な妄想が信じられない・理解できない」とか、「ホモが好きな女はキモい」とかいう人がいるそうですが。
いやいやいやいや。
一部の現実(史実)は、腐女子の妄想の斜め上を飛んで -
Posted by ブクログ
桐生さんらしい本でした~。
殺人法って100もあるんだ~。
しかも、みんな狂ってる!!
今まで桐生さんの作品を何冊か読んできてるから
そんなに驚きはしなかったけど、
昔の人って、なんであんなに狂ってたのかな~??
今じゃ考えられない殺し方だよね~。
それが昔じゃ普通だったのかな?
宮崎勤や酒鬼薔薇とかの事件なんてサイコっぽいけど
昔の方がもっとサイコしてるよね。
西洋人の方が異常なのかな?って思ったけど
日本人もやってるね~。
って感心してどうするんだよ。
やっぱりね、こういう独断と偏見の殺し方はいけません。
ちゃんと法のもとでね、裁いてもらわないと。。
むやみやたらと殺された人のご冥