あらすじ
ドラキュラ公、ピョートル大帝から毛沢東、スターリン、フセイン大統領まで、世界に悪名を残した暴君たち。彼らは欲望を満たすためなら、手段を選ばず国中を処刑場とした…例えば1972年頃マルコス政権下のフィリピンでは、鼠の死骸を口に押し込む、囚人の耳を削いで本人に食べさせる、性器に電気ショックを与えるなどの拷問が日常的に行われていた。その“狂鬼”が目覚めたきっかけは何なのか? 生い立ちから最期まで、極悪人26人の<教科書にのらない世界史>。
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Posted by ブクログ
読書録「世界極悪人大全」3
著者 桐生操
出版 文藝春秋
p210より引用
“ ジョルジュ・サルマナザールは、行った
こともない国の旅行記を詳細に著し、その国
の文字まで創り出し、さらには現地の風俗を
描いた「架空の国見聞録」を出版して、一躍
悪名をはせた男である。”
目次より抜粋引用
“世界を震撼させた独裁者・暴君たち 近・
現代編
世界を震撼させた独裁者・暴君たち 古代
~近世編
世間を騒がせたペテン師たち
残虐人間たち”
歴史の隠れたエピソードを紹介する著作を
多数持つ著者による、歴史に名を残す悪人た
ちについて記した一冊。
国を動かす政治家から個人の快楽を追い求
めた犯罪者まで、時代背景や彼らの生い立ち
などを交えて描かれています。
上記の引用は、ペテン師を紹介する章での
一文。
ここまでの事が出来るのならば、普通にフィ
クション作品を書けば、一作家として成功し
生きていけるのではと思うのですが。何かに
つけて調べるのに、多大な労力を必要とする
時代だからこそ、出来たペテンなのでしょう
ね。自分で調べることの大切さがわかる話で
す。
人類悪の煮凝りのような内容となっており、
人によっては途中で気持ち悪くなってしまう
かもしれません。反面教師として、自分への
戒めとして読んでおくにはよい一冊でしょう。
膨大な参考文献は、興味をもって調べる人
には資料をたどる道標に良いのではないでしょ
うか。
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Posted by ブクログ
目次
Ⅰ.世界を震撼させた独裁者・暴君たち 近・現代編
毛沢東
スターリン
フアン・ペロン
ヒトラー
マルコス大統領
アミン大統領
ポル・ポト
フセイン大統領
Ⅱ.世界を震撼させた独裁者・暴君たち 古代~近世編
ドラキュラ公
カラカラ帝
ティベリウス帝
チェーザレ・ボルジア
ピョートル大帝
Ⅲ.世間を騒がせたペテン師たち
ファン・メーヘレン
ジョルジュ・サルマナザール
ウィリアム・アイアランド
アルヴィス・レイス
カリオストロ伯
ウィリアム・ハースト
アルバート・エイブラムズ
Ⅳ.残虐人間たち
エドモンド・ケンパー
チャールズ・マンソン
ジョン・ウェイン・ゲイシー
キャメロン・フッカー
ネヴィル・ヒース
フランク・アレクサンダー