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Posted by ブクログ
古代ローマの皇妃メッサリーナからダイアナ妃まで総勢67人(今数えてみた)のエピソードを収録。現代に近くなるほど人物に対する踏込や考察が浅くなるのは仕方がないところか。
浅く広くではあるが有名なエピソードはきっちりおさえてあり、多くの魅力的な悪女に出会える点は評価できる。また、難しい歴史時代背景もごく軽くではあるが分かり易く説明してあるので歴史入門の書として気軽に読めるのもいい。
ただ悪女の分類というかカテゴリー分けには疑問を感じる点もあった(則天武后だけが何故か三回も各章に登場しているなど)。
そもそも運命に翻弄されただけのような女性を悪女と呼んでいいものなのかどうか。しかしややマイナーな歴史上の女性も悪女という名を関することで箔が付く気がしないでもない。
文学作品における悪女を取り上げた男性作家の本を以前読んだことがあるが、そちらのロマンティックな語り口と本書のドライな記述を比べるとなかなか面白いものがある。
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