永井するみのレビュー一覧

  • 欲しい
    この作家さんの作品は3冊目。
    恋愛小説のようであり、不穏な雰囲気の漂うミステリーでもあり、かなり好きな感じ。
    テルのサイコパスさが怖かった。。
  • 秘密は日記に隠すもの
    ‘’日記に隠された秘密‘’を題材とした短編中。
    最後の最後に驚くべき真相が判明する物語もあり、
    一気読みしちゃいました。
  • 秘密は日記に隠すもの
    おもしろかった。
    それぞれの話が日記によって書かれている。
    どれも、びっくりさせられるところがありおもしろかった。
    それぞれの日記の持ち主は、前の話にさらっと登場していて(その関係者だったり)おもしろかった。
    「夫婦」が一番おもしろかったな。
  • グラデーション
    【あらすじ】
    恋愛ネタに盛り上がるクラスメイトを、いつも一歩外から冷静に見ていた中学生の真紀は、みんなのように楽しめない陰気な自分が嫌いだった。しかし、そんな真紀のことを真っ直ぐに見ていてくれる人がいる。いつまで経ってもあの頃と変わらない友達もいる。14歳の少女から23歳の大人の女性へと、グラデーシ...続きを読む
  • 隣人  新装版
    本屋でオススメポップがあったので手にとってみた。
    一昔前の作品ながら、そんなに古さも感じられないミステリー。
    特に女性ながらの心理描写が圧巻。
    1作目の「隣人」はあー、やっぱりのラスト。
    かと思ったらまたまたドッキリ。
    短篇集なので読みやすく、是非お勧めです。
  • 涙のドロップス
    こんなモノは物語にもならないと思っていた既婚女性が日常感じる小さな小さな空虚感。口に出すことさえできないさまざまな葛藤。それを本当に丁寧に的確な言葉で言い表してくれていて、読んだだけで癒されました。

    上品な世界観も素敵です。

    それなのにもうこの作品を創った方はお亡くなりになられているなんて・・・...続きを読む
  • 天使などいない
    短編なんだけど、1個づつそれだけの話でも有りだと思った。
    解説も共感出来たし。
    また永井さんの本を読みたくなった。
  • グラデーション
    一人の女の子の14歳から23歳の成長を淡々と優しく描いていて
    面白かった。今思うとそうでもないことに、思いっきり悩み、
    落ち込んだり、はしゃいだりした遠い昔を思い出す。
  • 唇のあとに続くすべてのこと
    永井するみさんは熟年女性の心理を描くのが本当に巧みだと思う。本作品は若干の推理小説的要素もあるのですが、本質はそこではなく揺れ動く一人の女性の心の機微にこそあると思う。
  • 秘密は日記に隠すもの
    どこかの誰かが綴っている日記のお話で、4作が収録されていた。
    どのお話も、予想外の結末で読んでて面白かった。
    人間らしさが滲み出ていてリアルな部分も多かった。
  • 涙のドロップス
    自分は登場人物の誰かに似てるだろうか…と思いながら、読んだ。結論、誰にも似ていないけれど…それぞれの女性たちが、いろんな葛藤の中で突き進んでいく心のあり方、とても興味深かった。男たちが無色、単細胞的に描かれているのも、女を描いた小説として、面白かった。
  • 隣人  新装版
    『なぜ分からないのだろう。子供、子供とそればかり。私がほしかったのは子供ではなく、猫だと言っているのに』。

    一つ屋根の下で長い時間を夫婦として一緒に暮らしていたとしてもなかなかに人と人とは分かり合えないものです。もちろん、長い時間を暮らせば暮らすほどに思っていることを言い合えるという関係は築かれて...続きを読む
  • 秘密は日記に隠すもの
    永井さんの描く独特の世界観があるミステリーが好きで、全作品読んでいますが、この作品も今までになかった様な切り口で面白く読めました。

    4篇共、日記をベースにした語り口調で描かれていて、それぞれの作品がリンクしています。

    そして日記に描かれている事が事実だと信じて読み進めれば、ある意味、小気味よ...続きを読む
  • 欲しい
    美人社長と会社役員のイケイケ不倫か。派遣ホストか。興味深い…
    →会社役員がストーカー?!ありさが気の毒だ。優也はなんか暴力振るうやつには感じられないな。
    →不慮の事故だな。由紀子がもっとちゃんと話聞いていれば死ぬことなかったのに。まあちょっとおじさんしつこかったし、ありさからすれば本当不気味でしかな...続きを読む
  • 欲しい

    展開が面白い

    タイトルと内容がどの様に結びつくのかが、最後まで判断できませんでしたが、読み進む程に引き込まれました。
  • 秘密は日記に隠すもの
    日記がどんでん返しになっていくあたりが面白かった。
    それぞれの主人公の人間臭さもなかなか良かった。
  • 欲しい
    最後の方で、あっなるほど、ココにつながるのか!って思えた。人間の欲が垣間見えた。読んで楽しい本だった。自分の欲を満たすが為にルールをずる賢く利用する。心配してくれる人がいても、心配される自分は、本当はそんな自分ではない。ほっといて欲しいという気持ちもわかる。が、それはしてはいけないよね。
  • グラニテ
    凍らせては崩し、凍らせては崩し、繰り返しながら完成させていくグラニテはまるで衝突しながらも和解していく母と娘の関係を物語っているように感じた。透明感があり余韻が残る作品でした。
  • 隣人  新装版
    サスペンス短編集。とっても読みやすいし面白い。

    ネコ好きな妻が子供を欲しがる猫嫌いの旦那を事故に見立てて殺すけど隣人のおばちゃんに気づかれてしまう話と、
    不倫相手を信じていたら裏切られて不倫相手の妻に殺されてしまうどうしようもない男の話と、
    妻を殺して不倫相手と駆け落ち的なことをしようとしていた男...続きを読む
  • 欲しい
    偽装離婚して生活保護と母子手当そしてパチンコ。今の日本にもウジャウジャいるだろうな。カスども(#^ω^)
    テルが一番腹黒いんだろうね。