永井するみのレビュー一覧
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派遣会社を経営する紀ノ川由希子
彼女の不倫相手、久原啓治が取締役をしているMISAKI商事に契約をしている槙ありさが派遣として働いていた。その会社に暴力が原因で離婚した元夫の優也が現れる。金の無心をしに来た。ちょうどMISAKI商事にいた由希子は急いでロビーに降り優也と始めて逢う。しかし言葉を発する前に息を飲む。なんて綺麗な顔立ちなの。
その場はなんとか優也に引き取ってもらい槙ありさと今後の事について話し合う。
ありさは由希子に迷惑をかけたくないので登録を解除してくださいと一点張り。由希子は不倫相手の久原とは別に派遣ホストのテルとも関係がある。久原を家に呼んで帰った後必ずテルを呼んでいた。
久 -
Posted by ブクログ
いかにも女性が書きそうな感じ…というか、女性作家が書いた感じ!がよく分かる小説でしたねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
著者はすでに亡くなられているんだとか…死因が判明しないようですけれどもまあ、いいでしょう…そこは突きこまない…。
ミステリなんですけれども、やはり男性作家とは違い、登場人物たちの気持ちに寄り添ったお話が多かったような気がしますねぇ…だからこそ、こう…登場人物たちの心情が…紙面を通して伝わってくるやうで…読むのが辛かった作品がいくつかありますね!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、けれども、夢中になって読めたのはやはり著者の実力があるからでせう…さようなら。
ヽ -
Posted by ブクログ
ネタバレとりあえず一言で言うなら、「隣人」と「洗足の家」の旦那さんと婚約者が可哀想。二人とも主人公思いの優しくて良い人なのに。「伴走者」と「風の墓」の主人公は、自業自得なので全く同情できないが、この二人は本当に……。
そもそも「隣人」に関しては、旦那さんが亡くなってからじわじわと隣人に侵食されていくような展開が待ち受けているのだろうなと思っていたのに(あらすじにも“新たなる絶望への幕開け”と書かれているし)、すんなりあっさり終わってしまって拍子抜け。え?だってこれからじゃないの?という不完全燃焼感。
中途半端に短編にしないで、このお話はもっと細かく作り込んで長編にしてくれたら読み応えがあったのだろうな -
Posted by ブクログ
人材派遣会社を経営する42歳の由希子。
年上の恋人、久原は逢瀬を終えると妻子の元へと帰ってしまう。そんな寂しさを埋めるため、若い派遣ホストとの関係も続ける日々。
ある日、恋人が死んでしまう。ストーカーの容疑をかけられて…。
お金、恋、地位…欲望を抑えられない人々の愛憎劇。
安定した収入が欲しいだけなのに…
安定した恋が欲しいだけなのに…
安定した暮らしが欲しいだけなのに…
人が感じる幸せは人によって違う。
自分の満足感のためにだけに行動できる人々は、幸せを掴む人々に見えるけど、結局、どこまでもいっても満たされない人たちにゴールはない。
欲から生まれて連鎖する悲劇は、側から見れば哀れな喜劇。 -
Posted by ブクログ
これまた女の人が書きそうな内容ですこと…と思ったのですけれども、普通に楽しめたのでまあ、良かったかな…恋愛上における嫉妬だの何だの…女性作家のお得意テーマですものね!
ヽ(・ω・)/ズコー
↑みたいな皮肉っぽいことも言いつつ、楽しめた!と僕に言わせたのはやはり著者の筆力のおかげでしょうか…? 日記形式にお話は進んでいくんですけれども、どうなるんだろう…? と言った興味が読み終えるまで尽きることはありませんでした!
ヽ(・ω・)/ズコー
というわけで、割とバッドエンドな物語を描く作家さんなのかな…? とこの作品を読んで思いましたけれども、代表作が他にもあるみたいでそちらも読みつつ、判