永井するみのレビュー一覧
-
連作短編。ボランティアの日本語教室に関わるボランティア側の人々と生徒である外国人を中心に日常に潜む嫉妬・偽善だったりを描いている作品。最初はなんだかつまらない事件や浅はかな嫉妬だけが目に付いてイマイチかと思ったのですが、読み進めていくとこれがなかなか味がある。カナさんに対する静乃さんの嫉妬の描き方な...続きを読むPosted by ブクログ
-
永井するみはつまらないものは書かないだろう、とおぼろげな認識はあったところをみると以前読んだことがあるように思われるが、正直全く覚えてない。読んでみて、まあ、すごく読み易かった。読み易すぎて右から左へ流れていったのか…私の読解力の足りなさゆえ?また歳を重ねて読み直してみるといいかもしれない。(09....続きを読むPosted by ブクログ
-
ミステリー風味の恋愛小説なのか恋愛風味のミステリーなのか微妙な作品。永井作品独特の不思議な読みやすさはさすがですが、今回は後味がすっきりではありません。あとがきにも書いてあるとおり、ズルイ、あるいはダメな男に囲まれて不倫、報われない恋をする女性たちが登場人物であるため、ゴールがなく、一言で感想を表す...続きを読むPosted by ブクログ
-
◆冬枯れの木
◆ボランティア・スピリット
◆雨
◆誰に恋すればいい?
◆きれいな手
◆ジャスミンの花
◆夜に辿る道
◆そばにいて
◆言葉にならない
以上9つの短編集。全て労働者向けの日本語教室での講師&生徒の話。
ボランティアの話とあって、きっと心温まるような話が多いのだろうと思ったのだが、実際...続きを読むPosted by ブクログ