永井するみのレビュー一覧

  • 年に一度、の二人

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    香港で偶然出会った男性と、連絡先も交換せず1年後に同じ場所での再会を約束するという共通のテーマをもつ短編集。
    自分の感覚とこれほどギャップがあるのは、作者が女性だからか。
    永井氏が書くミステリー作品に対してはこんな風に感じなかったのにな。

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    2015年11月12日
  • 隣人  新装版

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    話に入って行きやすいく、読みやすい。 ほとんどが『女って怖い』と思わせたい内容だが落ちの前にバレちゃってる感が・・

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    2015年10月15日
  • 秘密は日記に隠すもの

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    隠し方もいろいろだし、実は盗み読まれる事も前提だったりする。
    人がなにを考えているのかは分からないものである。
    登場人物同士のちょっとしたつながりもあって、へえ、あの人の◎◎が、こういう人~?
    と言う面白さも。
    読んでる間の、他人の日記を盗み見てる感もたまらん。

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    2015年02月18日
  • ランチタイム・ブルー

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    ネタバレ

    【本の内容】
    29歳。

    恋も仕事も行き先不明!?

    新感覚ミステリー。

    転職したてのインテリア・コーディネーター知鶴。

    殺人、下着ドロボウ、毒物混入のお弁当…彼女の日常は、なぜか事件と隣り合わせ!?

    注目作家の〈オフィス内外〉ミステリー。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    個人的にずっと気になっていて読んでみたかった作家です。

    ランチタイムブルーは、30歳を目前にして、転職してインテリア・コーディネーターを目指す庄野知鶴が主人公。

    8作の連作からなる本作のジャンルは、色んな面白さが詰まった宝箱みたいで、一言では表せない。働く女のワーキングストーリー、恋愛、ミステリー、ドラマあり。

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    2014年11月25日
  • 隣人  新装版

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    短編集。どの話も驚く結末が用意されている。ほとんどブラックな結末でぞっとするラストになっているけど、最後の話だけは希望が感じられるようになっていた。読みやすい物語ではあったけど、また読みたいと思うほどの驚きはなかったかな。

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    2014年11月13日
  • 天使などいない

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    9つの物語が収められています。

    どれも女性の怖さみたいなものが描かれています。
    でも私的には「別れてほしい」がスカっとしました(怖)
    私の周りに沙貴のような女性は(幸いにも?)いないのですが人から聞く話の中には沙貴のような女性は登場します。
    すっごく嫌がられるタイプですね。
    私の周りにいないので実際いたらどうするか…想像しにくいのですが
    (多分、つきあってないと思うけど)もしいたら、私も美紀子のようにしたい。
    結果的には最悪な事態だったけど。そこまでいかず、こらしめる程度には。
    女って怖い。 私もそんな女ですが。

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    2014年06月15日
  • ランチタイム・ブルー

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    読みやすい。
    日常の小さな謎と恋愛と。
    ちょっと淡々と進むから、感情移入しにくい部分もあったけど、全体的には面白かった。

    ランチタイム・ブルー
    カラフル
    ハーネス
    フィトンチッド
    ビルト・イン
    ムービング
    ウィークエンド・ハウス
    ビスケット

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    2014年04月06日
  • ビネツ-美熱-

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    ネタバレ

    鯉とエステの話。
    違う所を目指していたのに、意外な場所に漂着するのがするみさんだなと勝手に思ってる。さらっとしているのに、最後は少しぞわっとする。

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    2014年03月17日
  • 隣人  新装版

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    これは 本屋で表紙見てそれだけで買いましたね^^
    だって チンチラなんですもん!
    反則ですよ(笑

    短編集なんだけど 表題作に猫が絡んでます
    数ヶ月くらい前に読んだと思うのだけど・・
    案の定 ほとんど内容覚えてませんわw

    猫が出てくるという意外には
    特筆するほどのこともなく
    可も不可もなくって感じで フツーですかね~

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    2013年12月28日
  • 隣人  新装版

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    6話の短編集。前半2編はあまり面白くなかったけど、後半にいくにつれ楽しませてもらった。短編だからしょうがないのかもしれないけど、ラストが…少し残念。特に前半2編は、えっ?これで…って感じでした。

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    2013年12月08日
  • 隣人  新装版

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    ネタバレ

    ちょっと怖い短篇集。

    人の中に潜む凶暴性や排他的な部分、
    怖いです。

    うわぁ…という気分が堪能できました。

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    2013年11月11日
  • 隣人  新装版

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    永井するみさんの短編集です。
    今回ちょっと物足りなかったかなぁ。
    なんか私「隣人」って聞くとすごくワクワクしてしまうので(変なのか?)期待しすぎたかも・・・

    予測のつかない結末!って書いてあるけど、結構予測でき
    ちゃいます・・・
    特に1・2・3編までは、同じような印象。

    5・6番目は結構楽しめました。
    特に最後の「雪模様」は良かった!
    変に『女は怖い』を押しだしたような前半よりも、断然よかったです。

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    2013年10月29日
  • 隣人  新装版

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     ミステリーの短編集。いずれの作品も突然訪れる「ネタバラシ」にドッキリ&ビックリ。あまりに突然、それが来るもんだから「あれ?読み飛ばした??」と思ってしまうこともしばしば。でも、決して読み飛ばしてはいないし、むしろその「突然感」がこの短編集の醍醐味でもある。流れるように「ネタバラシ」をされていることに気づいたときは、「結局読者は永井さんの手のひらの上で転がされていたんだなー」と気づくときでもある。

     個人的には「雪模様」が好きだった。これはちょいと、いわゆる「ミステリー」とは一線を画している!


    【目次】
    隣人
    伴走者
    風の墓
    洗足の家
    至福の時
    雪模様

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    2013年08月15日
  • 欲しい

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    "女は皆、同じことを言う。同じことを望む。ただ、抱きしめられたいと、それだけを願っている。"
    しかし主人公がいつのまにか変わっていてびっくりした。

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    2013年04月27日
  • グラデーション

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    こういう軽く読める作品は好き。
    でも印象に残らないのも確かだけど。。
    読みおわってまだ1週間しかたってないのに、もう内容を忘れてしまった…。

    一人の女性を時系列に追って行く作品は基本的に好きだなー。
    主人公がどんどん精神的に成長していく気がして。

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    2012年12月29日
  • 涙のドロップス

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    永井さんの小説って結構読んでる(10冊余り)けど、なんか女性視線の描き方がすごくうまそう。まあ、私は男なので、そう思えるだけなんですが。

    なので、最初ちょっと取り付き難いんだけど、最後には読み返したくなるんだよなあ~

    特にこの話は4人の女性のそれぞれのストーリだけど、絡みがあるんで、二度読みが特にいいかも^_^

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    2012年08月11日
  • グラデーション

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    女の子が恋をして、少しずつ成長していく姿を自然に描いています。派手なエピソードはなく日常が描かれています。懐かしくて甘酸っぱい暖かい作品。
    本当にドラマは何もないけれど、たまにはこういう話を読むのもいいなーと思いました。

    ☆あらすじ☆
    桂真紀は中学校に通う女の子。みんなが憧れている先輩の男子から誘われて一緒に帰っても、気後れが先に立つ。学校行事で行った夏のキャンプでも、誰がカップルになるかで盛り上がる友だちの話に素直に入っていけない。そんな彼女を驚かせた友人の思い切った行動とは―。十四歳の少女が二十三歳の大人の入り口に立つまでの十年間を丁寧に描いた連作小説。

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    2012年06月30日
  • 希望

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    ネタバレ

    600頁以上に及ぶ大作。少年期の殺人のシーンをプロローグにスタートし、彼が釈放される前後からのその事件を取り巻く家族、カウンセラー、マスコミ、警察の動きを同時進行で描いたストーリー。
    途中までは楽しく頁を進めることができたが、最後まで読むと、事件の真相(少年の動機)、伏線の回収がほとんどなされておらず、その割にミステリーとは全く無関係の、カウンセラーの恋愛・性的嗜好に多くの頁が割かれ、無駄な内容が多かったなぁ。。。という印象。
    『よくできました殺人事件』の動機を追及すべきときに、少年の美しさに惑わされ、惹かれていくカウンセラー。お粗末な展開でした。

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    2011年10月14日
  • 涙のドロップス

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    『恋愛・仕事・結婚・子育て、
    一通りの経験をした30代だからこそ見えてくる不満や不安。
    満たされていて平和なのに、何かが足りない・・・。
    隣の芝は青いだけ?それともー。』

    この紹介文に惹かれない30代女性はいないんじゃないかな?笑

    って、けして今の生活に不満がある訳じゃないんですよ!!
    ただね、主婦業1年目を迎えた妻には、
    ものすごーーーく、惹きつけられるものがありまして・・・笑

    ストーリーは、4人の女性の日常をベースに、
    それぞれが抱える「迷い」や「不満」を描いているのですが、
    どれもこれも共感できる話ばかりで、
    「あーー、分かる!そうなんだよ~」「ウチの旦那もまさにそのタイプ!!」

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    2011年10月07日
  • 天使などいない

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    どれもが女性主人公の話ではあるけれど
    等身大の女とか、意外な人間性とか、
    そんな普通の言葉で語れない話もあったぞ・・・
    女の念というのでしょうか?
    それも怖い方の念ですね。
    「レター」だけは別物って感じでホッとしたけど
    「別れてほしい」の主人公が怖すぎ!
    強かというレベルを超えている。
    キツネを連想しましたよ。
    尻尾が9つあるキツネね・・・
    してやったりと思ったのも事実だけど・・・(^◇^;)

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    2011年05月28日