永井するみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【本の内容】
29歳。
恋も仕事も行き先不明!?
新感覚ミステリー。
転職したてのインテリア・コーディネーター知鶴。
殺人、下着ドロボウ、毒物混入のお弁当…彼女の日常は、なぜか事件と隣り合わせ!?
注目作家の〈オフィス内外〉ミステリー。
[ 目次 ]
[ POP ]
個人的にずっと気になっていて読んでみたかった作家です。
ランチタイムブルーは、30歳を目前にして、転職してインテリア・コーディネーターを目指す庄野知鶴が主人公。
8作の連作からなる本作のジャンルは、色んな面白さが詰まった宝箱みたいで、一言では表せない。働く女のワーキングストーリー、恋愛、ミステリー、ドラマあり。 -
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ミステリーの短編集。いずれの作品も突然訪れる「ネタバラシ」にドッキリ&ビックリ。あまりに突然、それが来るもんだから「あれ?読み飛ばした??」と思ってしまうこともしばしば。でも、決して読み飛ばしてはいないし、むしろその「突然感」がこの短編集の醍醐味でもある。流れるように「ネタバラシ」をされていることに気づいたときは、「結局読者は永井さんの手のひらの上で転がされていたんだなー」と気づくときでもある。
個人的には「雪模様」が好きだった。これはちょいと、いわゆる「ミステリー」とは一線を画している!
【目次】
隣人
伴走者
風の墓
洗足の家
至福の時
雪模様 -
Posted by ブクログ
女の子が恋をして、少しずつ成長していく姿を自然に描いています。派手なエピソードはなく日常が描かれています。懐かしくて甘酸っぱい暖かい作品。
本当にドラマは何もないけれど、たまにはこういう話を読むのもいいなーと思いました。
☆あらすじ☆
桂真紀は中学校に通う女の子。みんなが憧れている先輩の男子から誘われて一緒に帰っても、気後れが先に立つ。学校行事で行った夏のキャンプでも、誰がカップルになるかで盛り上がる友だちの話に素直に入っていけない。そんな彼女を驚かせた友人の思い切った行動とは―。十四歳の少女が二十三歳の大人の入り口に立つまでの十年間を丁寧に描いた連作小説。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ600頁以上に及ぶ大作。少年期の殺人のシーンをプロローグにスタートし、彼が釈放される前後からのその事件を取り巻く家族、カウンセラー、マスコミ、警察の動きを同時進行で描いたストーリー。
途中までは楽しく頁を進めることができたが、最後まで読むと、事件の真相(少年の動機)、伏線の回収がほとんどなされておらず、その割にミステリーとは全く無関係の、カウンセラーの恋愛・性的嗜好に多くの頁が割かれ、無駄な内容が多かったなぁ。。。という印象。
『よくできました殺人事件』の動機を追及すべきときに、少年の美しさに惑わされ、惹かれていくカウンセラー。お粗末な展開でした。 -
Posted by ブクログ
『恋愛・仕事・結婚・子育て、
一通りの経験をした30代だからこそ見えてくる不満や不安。
満たされていて平和なのに、何かが足りない・・・。
隣の芝は青いだけ?それともー。』
この紹介文に惹かれない30代女性はいないんじゃないかな?笑
って、けして今の生活に不満がある訳じゃないんですよ!!
ただね、主婦業1年目を迎えた妻には、
ものすごーーーく、惹きつけられるものがありまして・・・笑
ストーリーは、4人の女性の日常をベースに、
それぞれが抱える「迷い」や「不満」を描いているのですが、
どれもこれも共感できる話ばかりで、
「あーー、分かる!そうなんだよ~」「ウチの旦那もまさにそのタイプ!!」