永井するみのレビュー一覧

  • 秘密は日記に隠すもの

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    永井さんの描く独特の世界観があるミステリーが好きで、全作品読んでいますが、この作品も今までになかった様な切り口で面白く読めました。

    4篇共、日記をベースにした語り口調で描かれていて、それぞれの作品がリンクしています。

    そして日記に描かれている事が事実だと信じて読み進めれば、ある意味、小気味よく裏切られ、途中から何が真実で何が虚偽なのか推理小説的な部分もあり楽しめます。

    永井さんの新刊が出れば必ず読んでいたので、これが最後の作品だと思うと本当に残念です。

    永井さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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    2021年01月26日
  • 欲しい

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    ネタバレ

    美人社長と会社役員のイケイケ不倫か。派遣ホストか。興味深い…
    →会社役員がストーカー?!ありさが気の毒だ。優也はなんか暴力振るうやつには感じられないな。
    →不慮の事故だな。由紀子がもっとちゃんと話聞いていれば死ぬことなかったのに。まあちょっとおじさんしつこかったし、ありさからすれば本当不気味でしかないよ。ありさも事故とはいえ、殺人犯になっちゃったなんて気の毒だ。
    →てか全てテルのせいじゃん!ありさがかわいそう…なんでバレないの?早くバレろ!お前は大したことないと思っててもお前がサクラなんてしなきゃこんなことにはならなかったんだよ。事の重大さを身に染みろ!
    →え?!なんとありさと優也がグルだった

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    2020年05月12日
  • 欲しい

    emi

    購入済み

    展開が面白い

    タイトルと内容がどの様に結びつくのかが、最後まで判断できませんでしたが、読み進む程に引き込まれました。

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    2019年11月16日
  • 秘密は日記に隠すもの

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    日記がどんでん返しになっていくあたりが面白かった。
    それぞれの主人公の人間臭さもなかなか良かった。

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    2019年03月14日
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    最後の方で、あっなるほど、ココにつながるのか!って思えた。人間の欲が垣間見えた。読んで楽しい本だった。自分の欲を満たすが為にルールをずる賢く利用する。心配してくれる人がいても、心配される自分は、本当はそんな自分ではない。ほっといて欲しいという気持ちもわかる。が、それはしてはいけないよね。

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    2018年12月30日
  • グラニテ

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    凍らせては崩し、凍らせては崩し、繰り返しながら完成させていくグラニテはまるで衝突しながらも和解していく母と娘の関係を物語っているように感じた。透明感があり余韻が残る作品でした。

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    2018年10月05日
  • 隣人  新装版

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    ネタバレ

    サスペンス短編集。とっても読みやすいし面白い。

    ネコ好きな妻が子供を欲しがる猫嫌いの旦那を事故に見立てて殺すけど隣人のおばちゃんに気づかれてしまう話と、
    不倫相手を信じていたら裏切られて不倫相手の妻に殺されてしまうどうしようもない男の話と、
    妻を殺して不倫相手と駆け落ち的なことをしようとしていた男が不倫相手に殺されてしまう話と、
    仲良しな伯母と孫娘が、計画して近親相姦伯父を殺す話と、
    自殺した母の不倫相手が実は当時15歳の中学生と知って絶望するマザコンのイケメンの話と、
    妹に男を寝取られた姉が妹の子供を無理やり旅行につれて行って、どうするかと思いきや自分も別の男の子供を妊娠していて産む決意を

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    2018年08月08日
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    ネタバレ

    偽装離婚して生活保護と母子手当そしてパチンコ。今の日本にもウジャウジャいるだろうな。カスども(#^ω^)
    テルが一番腹黒いんだろうね。

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    2018年07月27日
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    由紀子は会社経営者。妻子持ちの恋人もいる。はためには満たされているようだが、内面は愛情に飢えている。自社の派遣社員のトラブルと、恋人の謎の死。続きが気になりさくさく読めるミステリー。なかなか面白かった。はためには満たされているようで内面はうえているという感じがなんとなくわかる気がした。

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    2018年06月28日
  • 秘密は日記に隠すもの

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    私は結構好きだった、普通の日記が途中でくるって回る感じ、あそうなるのねっていう感じ、あと1つ1つが私的に一番読みやすい長さだった

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    2018年06月19日
  • 隣人  新装版

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    ネタバレ

    『隣人』
    なにも殺さなくても……と思った。
    離婚すればいいだけなのに。

    『伴走者』
    不倫相手に自分の夢を叶えてもらおうなんて
    そりゃあ間違ってますよね。
    最後はやりすぎな気もするけど、自業自得かな

    『風の墓』
    主人公が思うほど、相手の女性は好きじゃなかったんでしょうね、重荷になったと思われる。そこまで深くハマらなければよかったのに。

    『洗足の家』
    これも、ここまでするか……と思ってしまったけど、
    時間がたった夫婦ほど、別れにくいものなのかな

    『至福の時』
    不気味さ漂う内容。

    『雪模様』
    関係性がややこしい。
    主人公の妹が、主人公の不倫相手との間の子供を産んでしまった。
    そして主人公は

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    2018年03月13日
  • 唇のあとに続くすべてのこと

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    既婚のアラフォー女性の、自分の欲望に忠実に生きようとしながらも苦しむ姿を描いた小説。この筆者ならではの、切実感がとてもよい。

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    2018年01月12日
  • 希望

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    この著者は平凡な人々の心の闇の描写が抜群に上手い。平凡な日常を送ってきた(いる)と客観的には見える人物でも、主観的には事件があり生涯にわたり傷を残している。犯罪者と平凡な人間の境目などないようだ。
    読んでいると、自分自身が平和に日常を送ろうとしていて、敢えて見ないようにしている身近な心の落とし穴を鮮やかに示されたような、寒さを覚える。この著者の心は健康だったのだろうか。未来を諦めたような暗い読後感を覚える著作が多い。
    この本のタイトルを何故こうつけたのかを知りたい。誰かに助けて欲しかったのだろうか。その希望は叶わなかったのだろうか。

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    2017年10月16日
  • 涙のドロップス

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    恋愛・仕事・結婚・子育て一通りの経験をした30代だからこそ見えてくる不満や不安。満たされていて平和なのに、何かが足りない…。隣の芝生は青いだけ?それとも―。現実と葛藤しながら、それぞれの幸せを渇望する4人の女性を主人公に、激しさと切なさを秘めた繊細な女心を鮮やかに描き出す、連作短編集。

    【感想】

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    2017年08月18日
  • ランチタイム・ブルー

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    29歳。独り暮らし。恋も仕事も行き先不明!?駆け出しのインテリア・コーディネーター知鶴の日常はささやかな事件と隣り合わせ。“オフィス内外”ミステリー。

    【感想】

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    2017年08月15日
  • 年に一度、の二人

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    女はどれだけ縛れるか。男を。自分の心を。同じ日に同じ場所で一年後に会う約束をして別れる、二組の男女。七回目の秘密の逢瀬を重ねる主婦、一年後の約束に思いを募らせるOLの姿を、香港を舞台に描く。

    「僕は待っています。必ず」来年の同じ日に、同じ場所で。男と女は再会の約束をした。一年後の再会を約束した男女の愛のかたち。

    【感想】

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    2017年08月15日
  • 隣人  新装版

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    優しい夫に真っ白でふわふわな猫―美由紀の満ち足りた生活は、夫の溺死によりピリオドが打たれる。しかしそれは、新たなる絶望への幕開けに過ぎなかった。小説推理新人賞受賞作「隣人」を含む戦慄のサスペンス集。予測のつかない結末6篇!

    【感想】

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    2017年08月12日
  • 欲しい

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    題名から想像するに、大人の恋愛小説なのかなぁ?と思ったのだが、
    良い意味で期待を裏切られた。

    ありそうでなさそうな現実的な話のほんのりミステリー。

    こういう話は初めての感じで、とても楽しめた。

    出張ホストの彼が悪者でチャンチャンっとこじんまり纏まる物語かと
    思ったらとんでもない。

    あらゆる人物の表裏の感情が見えてくると、
    物語はそんな単純なものでなくなり・・・。

    ぐっと引き込まれて一気読みしてしまった。

    この作家さんの本はまた読んでみたいと思った(*^-^*)
    満足♪

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    2017年07月22日
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    ネタバレ

    【あらすじ】
    42歳独身の紀ノ川由希子は、妻子持ちの男と不倫関係にあった。しかし、満たされぬ想いは募るばかりで、その寂しさから逃れるために、彼と会ったあとには決まって出張ホストを呼んでいた。そんなある日、彼が歩道橋から転落し、突然亡くなったことを知る。若い女へのストーカー行為をしていた彼は、その最中に謝って落ちたのだという。そんな話は信じられない由希子は、真相を確かめるため動き出す。

    【感想】

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    2017年05月13日
  • 隣人  新装版

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    最近ゴタゴタしていて本屋さんに行けないので、読み返しが増えている。
    なかなかにザルのような記憶の持ち主なので、自分でも驚くくらい内容を忘れてしまっているので読み返しでも新鮮に楽しめるタイプ。
    今回は、好きな作家のひとりでもある永井するみさんを読み返し。

    相互の繋がりのない短編6篇。
    永井さんはどちらかというと、ひとの心に自分でも気付かないうちに芽生える殺意や悪意を描く作家さん。長編で二転三転して先が読めないとか大きな仕掛けに唸らせるといった作風ではなく、すらっと読んでちょっと怖いような嫌な気持ちを残す作品が多い。

    短編であるので、登場人物をある程度絞り、少ない登場人物に意味を持たせ、人物の

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    2016年03月07日