島薗進のレビュー一覧
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キリスト教や仏教だけでなく、オウムや創価などカルトや新興宗教にもページが割かれていて、総合的な理解が進みました。逃げずに知ることは大切です。Posted by ブクログ
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統一教会関連のトピックを丹念に詳細にまとめた好著だと思う.自民党と統一教会の関係に関してはこれまで読んできた内容と特に異なることはなかったが、創価学会・公明党の歴史や立場の解説は圃場に面白かった.時に参考になったのはフランスの状況を記載している第4章だ.良心の自由と礼拝の自由と保障するライシテの原則...続きを読むPosted by ブクログ
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○予定説と資本主義
西洋の近代化が進んだ原因は、プロテスタント・カルヴァンの「予定説(*)」の影響が大きい。
職業労働に専心し、自分は救われているとの確証を得たいとする態度が広がった。
*人間が死後、天国に行けるか地獄に落ちるか予めすべて神によって定められており、どんなに神に祈ったり、祀ったとしても...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナ禍によるいわゆる「ニュー・ノーマル」って産業構造やライフスタイルの問題だけじゃなく、人の心にも大きな影響を与えることになるでしょう、きっと。だから芸術だとか宗教を求める力も大きなってくるんだろうな、となんとなく思っていました。芸術はみんな大っぴらに語るとするとして、時代の要請に応じて宗教がどん...続きを読むPosted by ブクログ
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筆者の島薗さんは小説への造詣が深い。
古い小説から新しい小説まで、日本、海外、子供向け、大人向け、様々に、バラエティー豊かに紹介されていることがうれしく、飽きない。
紹介文に、各小説への愛を感じる。
この本を読むと、
(言われてみれば、当然だけど)宗教と物語は非常に近い関係にある。
ということがよ...続きを読むPosted by ブクログ -
序章 宗教は物語のなかにある 第一章「死」を超える 第二章「弱さ」と向き合う 第三章「悪」に向き合う 第四章「苦難」を受け止める 終章 重なり合う宗教と物語の力
「物語好きの方、また、宗教に関心があるが、宗教教団や教義は敷居が高い、親しみづらいと感じている方に楽しんでいただきたい」との著者の想定読...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は、1997年にクローン羊のドリーが誕生したことを受けて、当時の橋本首相が設けた生命倫理委員会に参加し、それ以降生命倫理の問題について第一線で取り組んできた、現・上智大学神学部教授である。本書は、NHKテレビテキスト『きょうの健康』に2013~2015年に連載された「いのちとモノ」をもとに加筆・...続きを読むPosted by ブクログ
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文字通り世界の宗教に関する基礎知識が得られる本。あくまで宗教の知識について史実に基づいて記述しているので、安心して(笑)読める。Posted by ブクログ
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朝鮮半島の近現代史や政治、日本や米国で何が起きていたか、教義について、と多面的に書かれていて、非常に読み応えがあった。センセーショナルでウケやすい「統一教会問題」に踏み込んだ一冊。書き手によって、好みが分かれるかもしれず、私はある章はあんまり面白くなかった。Posted by ブクログ
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『大学4年間』シリーズの宗教学編。
『大学4年間の◯◯学が10時間でざっと学べる』というシリーズの宗教学編です。
タイトルにざっととある通り、一つ一つの項目を深く掘り下げるものではないですが、宗教とは何かから世界の宗教、新宗教の展開や宗教が必要とされる場についてなど、広い分野をこの一冊で学べます...続きを読むPosted by ブクログ