深山くのえのレビュー一覧
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やはり平安の都には鬼や魑魅魍魎がよく合う。
この時代の高貴な姫君たちはどうしても受動的で守られる存在。
そんな中ヒロインの桃殿の大君、大君の母の琴宮は自分で運命を切り開いていく。琴宮さんなんて帝の皇女なのに強い強い。娘の為の決断力と行動力はスバラシイ。
続編が楽しみな作品です。
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深山さんの最近の作品から遡ってここまで来てしまったけれども、昔からライトノベルながら、しっかりしたものを書かれてたのですね。思わず地図で調べてしまった。平安宮中ものはやはり外さない安定感があります。いまさら、この先が見たいと言っても出ないだろうなぁ。惜しいなぁ。
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全て購入して読み終えました。紆余曲折あって幸せになるお話♪
現実世界はコロナ禍で混沌としているし、せめて物語の中くらいほんわかしたい。 -
お互い事情があって結婚していなかった二人の不器用というか、一筋縄では行かない恋物語。身分の設定とか、二人の仕事や障害の作り込みがいつもながら楽しすぎた。やっぱり深山くのえ大好きだぁぁ。Posted by ブクログ
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読んでいて情景が見える様で、上手な作家さんだなぁ〜と思います。大人買いしてシリーズ物をほぼ全て購入しましたが、初めてイラストが合っていると感じました。
今まで読んだ物全てにガッカリしていたので、良かった☆ -
最初はシリーズ物大人買いして失敗したかな?と思ってたのです。もう止めようか?と思った6巻目から面白くなってきました♪5巻辺りから話に厚みが出てきた気がします♫今回も読み応え有りました☆
にしても、挿絵が合わない!!冒険アクション物に合う様な作家さんの絵・・・。淑やかとか全く感じない。平安時代の話な...続きを読む -
偶々試し読みして良かったので、一冊読んでやはり良かったので深山作品を大人買い。
平安ものですが、多分に現代っぽい。挿絵の所為? 挿絵の作家さんは誰が選ぶのか?お話とイラストが乖離していると本当にガッツリします。
深山作品にしては未だ底が浅い!?これから深くなる?基本ハッピーエンドが好きなので、早...続きを読む -
読んでいると、登城人物の気持ちや情景が生き生きとイメージ出来る作品でした。気持ちや情景の説明が長くてくどい作品が多い中、読んでいて清涼感さえ感じました。
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何でしょうか?安定感有る物語。すらすらと読み進められます。主人公達の性格・思いなど、くどい説明無く簡潔に表現されるのも良い!
作家さんによってはくどくど説明が入り、白けてげんなりする事も多いので!!
ハラハラドキドキ等はほぼ無いですが、主人公達に寄り添って感情移入は出来ました。 -
読んでいて情景が浮かびました。心情も簡潔で引き込まれ、楽しめました♪
しかし、挿絵は酷い⤵︎絵の上手い中学生が描いたみたい。挿絵が出るとガッツリして、物語も拙いんじゃと錯覚する程。なので、むしろ要らないかと・・・。 -
とっくに両想いなのに、お父様の許しが出ないやら、そもそも彼が「鬼」ゆえに、彼女に似合う立場になろうとする生真面目さやらが邪魔をして夫婦になれない主役二人である。
でも隠れていちゃいちゃはしていたけども。
特に真珠の方が我慢できていない感じ。
瑠璃丸はそういう意味では非常に真面目。
しっかり貴族の男性...続きを読むPosted by ブクログ -
妖が出てくるところ、女性側はかなり身分が高く、婿の方に問題あって結婚を反対されているところが今までの深山くのえ平安物と違っているけど、困難乗り越え幸せになるパターンは楽しい。タイトルに宵の巻とあるので、続きでるのかな。楽しみです。Posted by ブクログ
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終わりといえば終わりでもおかしくないですが、
どちらかといえば、これから始まっていきそうな感じです。
作者の深山くのえさん自体、恋愛ものが多いようなので、2巻で終わってしまったのも仕方なかったのかなぁと思います。
しかし面白かったです。
事件は毎回起こるけど比較的平和。
そんな感じでこれからも、2人...続きを読むPosted by ブクログ -
かつての許嫁からの一方的な求愛にきゅんきゅんしてしまう好みの話だなと思う一方で、かつて幼い時に一度垣間見たことがあるだけの親が決めた許嫁に、そこまで思い入れてしまうものかな、とか、現代の感覚で現実的なことを思ってしまったりしましたが、そうか、昔は顔を見るのもなかなか叶わず、歌でやり取りするだけとかが...続きを読む
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後宮で働く女性は強くならないとやっていけない。
東宮の嫡子は身も心も律しないといけない。
平安時代の恋はなんと厄介な事か…
誠明の一途な心が淑子に届いて良かった。
Posted by ブクログ