ノベライズでおなじみのFCルルルnovelsにオリジナル小説が登場!ルルル文庫人気NO.1の深山くのえが描く大正恋浪漫。タイトルは「乙女なでしこ恋手帖」。イラストに「黎明のアルカナ」で人気の藤間麗先生を迎え、乙女たちの恋を色鮮やかに描き出します。
時は、大正3年。公家華族で子爵の東明家の三女に生まれた千鶴は、生まれてすぐ養女に出され平民の家で育っていた。複雑な家庭事情ながらも育ての親・名越の家が良くしてくれたおかげで幸せに暮らしていた。
16歳になったある日、突然千鶴は東明家に呼び戻される。千鶴を家に呼び戻した理由は、東明家の借金の形に、貸金業「大つき屋」の長男・要と結婚させるためだったのだ。公家華族との婚姻を目論む大つき屋主人に、大事に育ててきた長女、次女ではなく、縁の薄かった三女を嫁に出すことで借金を帳消しにしてもらおうとする、千鶴の父親。
しかし、嫁いでみるとなんと、大つき屋の長男・要は、かつて千鶴を助けてくれた青年だったのだ・・・運命の再会。そして二人の運命は・・・?!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
Posted by ブクログ 2012年03月12日
時は大正。華族の娘でありながら平民として暮らしていた千鶴は借金のカタに、貸金業の長男・要と結婚させられることとなる。
大正時代を謳った少女小説はどれも現代風だな、と思うことが多いのですが、この物語はそこそこ大正でした。
やはり千鶴の仕草や口調に違和感をおぼえることがあったので、この作者さんならも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月15日
深山さんと藤間さんのゴールデンコンビ
派手さも、奇抜さもないけれど安心して読める乙女の恋のお話。
葛藤しながら、環境に負けないで前に進んでいくヒロインの安定感が深山さんらしいなぁと思う。
疲れないでさらりと読めて読後感がいいものを探していたので、深山さんのをと思ったのだけれど、あたりでした。
二巻...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月27日
深山くのえさんの新シリーズ。
大正時代のお話ですが、今回も主人公の千鶴の生い立ちは複雑で、借金の形に、妹の身代わりで結婚させられることに。
でも、相手は、少し前に偶然出会った要。
ちょっと期待していたのに、初っぱなから無視され続けて、かわいそうです。
でも、最後には千鶴の正体もばれ、要の絵のファ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月05日
ルルルの小説を初めて読んだでござる。
ちょっと偏見があったんだけど、いやいや面白かったです。
悲観的な環境にあってもめげないで頑張る主人公に共感は持てるし、
お兄さんと会ってるだけなのに「恋人と会ってる!駆け落ちすんじゃね?!」的な誤解する要さんも意外に可愛くて素敵。
ただちょっと王道すぎるとい...続きを読む
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