王と后

王と后

660円 (税込)

3pt

許されざる恋を描く和風王宮ファンタジー!

神話に由来する八つの家が支配する国「千和」。八家の者は「術」と呼ばれる特別な力を持ち、なかでも特に強い術を持つ男が千和の王位に就くことになっている。
七十年前、八家の中で最も神に近い家とされていた天羽家が、突然都を去り、政治を放棄した。天羽の強い力を必要とする七家は、新しい王の即位のたびに、天羽家から后と巫女を兼ねた女子を迎えて祭祀に関わらせるようになる。だが天羽と七家の関係は悪化、都に送り込まれる天羽の娘は、いまや人質同然に後宮で軟禁されることが慣例となっていた。
このたび、新王・一嶺鳴矢の后に選ばれた天羽淡雪も、都での天羽の者である自分の立場はじゅうぶん理解していた。后とは名ばかりで、ここでは異端の者。逃げることもできず、逃げたところで帰る場所もない――。
そんな淡雪には遠くの物事を見る能力があった。後宮からその術を使って鳴矢を見た淡雪は、彼が想像していたような厳しい王ではないことを知り、次第に興味を抱くようになるが……。
触れあうことはおろか話すことも許されない王と后。禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー!

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王と后 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 王と后
    660円 (税込)
    許されざる恋を描く和風王宮ファンタジー!  神話に由来する八つの家が支配する国「千和」。八家の者は「術」と呼ばれる特別な力を持ち、なかでも特に強い術を持つ男が千和の王位に就くことになっている。  七十年前、八家の中で最も神に近い家とされていた天羽家が、突然都を去り、政治を放棄した。天羽の強い力を必要とする七家は、新しい王の即位のたびに、天羽家から后と巫女を兼ねた女子を迎えて祭祀に関わらせるようになる。だが天羽と七家の関係は悪化、都に送り込まれる天羽の娘は、いまや人質同然に後宮で軟禁されることが慣例となっていた。  このたび、新王・一嶺鳴矢の后に選ばれた天羽淡雪も、都での天羽の者である自分の立場はじゅうぶん理解していた。后とは名ばかりで、ここでは異端の者。逃げることもできず、逃げたところで帰る場所もない――。  そんな淡雪には遠くの物事を見る能力があった。後宮からその術を使って鳴矢を見た淡雪は、彼が想像していたような厳しい王ではないことを知り、次第に興味を抱くようになるが……。  触れあうことはおろか話すことも許されない王と后。禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー!
  • 王と后 (二) 秘密の夜の秘密
    660円 (税込)
    禁断の恋の行方は。王宮ファンタジー第二弾!  神々から与えられた力を拠りどころとする八家に治められてきた、千和の国。七十年前、八家の一つである天羽家の一族が突然都を去り、遠い地へと移り住んだ。以来、王の代替わりごとに、后兼巫女となる娘が天羽家から送られてくることが慣例となる。しかし、天羽家と七家の隔絶は続き、送られた娘は人質同然で後宮に閉じ込められるのが実情であった。  このたびの新王・鳴矢の后となった淡雪も、今までの后同様、孤独な軟禁生活を覚悟して後宮に入る。だが、鳴矢は淡雪をお飾りの后としては見ていなかった。  婚儀の数日後、ある事件により鳴矢の髪の色が変化するという事態が起こる。強い力を持つ次代の王が成長するまでの「中継ぎ」と軽んじられていた鳴矢だが、髪の変化によって、鳴矢に次代の王に匹敵する力があることがわかり、七家に波紋が広がる。  一方、鳴矢のおおらかで優しい人柄に惹かれはじめていた淡雪は、諦めたはずの幸せの予感に心を躍らせる。しかし淡雪には、天眼天耳の力を持つという秘密があった。誰より、鳴矢にはこの力を知られたくないと思う淡雪だったが…!?  禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー、第二弾!
  • 王と后 (三) それは誰が罪
    682円 (税込)
    八家の謎と禁忌。和風ファンタジー第三弾!  王と后は触れあってはならない――  神話に由来する八つの家が統治してきた千和の国では、新しく王になった者は、遠い地で暮らす天羽家の巫女から后を迎えることが慣例だ。だが、その実情は人質とも言えるもの。后となった天羽の巫女は後宮に軟禁され、王と后は月に一度、神事の際に顔を合わせるだけであった。  ところが、このたびの新王・鳴矢は、后となった淡雪と本当の夫婦になりたいと願い、密かに淡雪のもとへ通いはじめる。孤独を覚悟して后となった淡雪は鳴矢の優しさに戸惑うが、やがて鳴矢を心から信頼するように。しかし王と后の恋は禁忌。二人は夜の間だけの逢瀬を密かに重ねるしかなかった。  そんなある日、鳴矢は側近から不穏な報告を受ける。鳴矢が典侍の烏丸から受け取った水差しに、毒が塗られていた可能性が高いというのだ。烏丸はとりわけ、淡雪を毛嫌いして、淡雪に辛く当たっている典侍。その彼女が王を暗殺しようとした――? 連絡を受けた淡雪は、秘密の術「天眼天耳」を使って烏丸の真意を調べようとするが、鳴矢を害さなければならない理由をどうしても探しだせずにいて……。  禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー!
  • 王と后 (四) 故郷の昏い真実
    693円 (税込)
    天羽一族が隠すおぞましい秘密とは!?  後宮女官の和可久沙が、王殺害未遂の嫌疑で捕縛された。だが和可久沙は利用されただけであり、そこにはかつての王、三実の謀略が隠されていた。淡雪が后になった当初から淡雪を敵視し、冷たい態度をとり続けていた和可久沙だったが、淡雪は和可久沙を守るために奔走。天眼天耳の力を使って三実の真意を探ろうとする。  そんな中、同じ天羽の一族で、ずっと行方知れずになっていた本家の娘が、理古と名前を変えて都で暮らしていることを淡雪は知る。理古の辛い過去に心を痛めていた淡雪は、現在の姿に安堵。その話を聞いた鳴矢は身分を隠して理古に会いにいくが、理古は鳴矢に気になる言葉を告げた。やがて淡雪は、天羽の里に隠された恐ろしい秘密を知ることに!?  七十年前に起きた天羽家の離反の真相。かつての王たちによる策謀。そして古来より千和の国を守ってきた『術』にかかわる真実。数々の謎を巡り、鳴矢たちは真相を探り始めるが……。  神話に由来する八家と禁断の恋。和風王宮ファンタジー第四弾登場!
  • 王と后 (五) 過去の声
    693円 (税込)
    過去を見た后…失われた神の予言とは!?  かつては「神の声」を聞いていた千和の国の神官家。だが今では神の声を聞くことはなくなり、八十年ほど前に起きた火事で、保管していた「神の声」の記録も焼失したという。火事の現場であった社でそんな話を聞いた淡雪は、直後、社にある池の近くで突然『過去』を見る。まるで自分が炎に包まれているかのように体が熱くなり、息苦しくなり……。様子がおかしい淡雪を心配する鳴矢に、意識を取り戻した淡雪は、火事で亡くなった人物の身に起きたことを体感したように思う、と告げる。その人物は、燃えさかる火から大切な何かを守ろうとしていた。  それから数日後。毎年恒例の虫干しの最中、淡雪は塗籠から持ち出された古い品々の中に、ひとつだけ比較的新しく見えた一幅の書画を目に留める。そこには風景と古歌が書かれており、使用人によると何代か前の后が作ったものらしい。淡雪は、どうにも意味が読み取れないその古歌が気にかかるが――  失われた神の予言、古歌が残した警告。八家が救われる道は見つかるのか。怒涛の展開から目が離せない、王宮ファンタジー第五弾!
  • 王と后 (六) 月が明かすもの
    693円 (税込)
    百年前の神の声の謎が明らかに!?  毎年七月に当代の王が主催する月見の宴。歴代の王を招き、飲食をふるまうこの催しの準備のため、最近の鳴矢はとても忙しい。数々の黒い噂と死の影がつきまとう第六十五代の王・繁三実と鳴矢が対面することを心配する淡雪だったが、これまで三実は宴に参加したことがないと聞き、ひとまず安堵する。  しかし宴の直前、三実が招待を受けるという知らせが届く。慌てる鳴矢たちだが、淡雪はある人物に助言をもらうことを思いつく。  迎えた当日、三実は予告もなく、次代の王とされる銀天麿を連れてやってきた。銀天麿と直接顔を合わせることになった鳴矢の様子を、淡雪は天眼天耳の力で見守ることに。  表面上は和やかに進む月見の宴。だが、その裏では恐ろしい計画が実行されようとしていた。鳴矢の危機を察知した淡雪は、驚くべき行動に出るが……!?  百年前に祝の長が聞いたという神の声について調べを進める鳴矢と淡雪。ふたりが目の当たりにする恐ろしい事実とは。八家に隠された謎を描く、王宮ファンタジー第六弾!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

王と后 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平安ファンタジー。
    世界観がなんちゃって和風でなく純和風でしっかり作り込まれていて、読んでいてこの世界に浸るのが心地いいです。

    そしてヒーローがイラストからの勝手なイメージと違って(いい意味で)めっちゃ大型犬。すごく犬系。圧倒的光属性。
    犬系ヒーローっているようであんまり見ないので、新鮮でした。

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    最初は役職の名前とか覚えられなくて
    何回も座礁しました
    でも慣れるにしたがって
    楽しく読めました

    今でもわかってないとこ多いです 笑

    2
    2022年10月26日

    Posted by ブクログ

    一目惚れかぁ。。。と思いつつ会わない触れない前提を破るならそれくらい単純で強い動機で進むのはありだな、と思いました。
    人間、欲望に忠実なのが一番

    2024.8.28
    132

    0
    2024年08月28日

    Posted by ブクログ

    遠くの物が見える后と火を操る王。互いに触れる事や話すことはタブーとされているが、惹かれ合う、、、
    先が気になる

    0
    2023年11月18日

    Posted by ブクログ

    后の立場の主人公は能力持ちの八家のひとつ、天羽家の出。強い力を持つ天羽家が都を離れたために、八柱のバランス崩れて『術』がうまく働かなくなったので、ひとりの娘が后として来ることになっていた。后だが幽閉され、妻としては扱われず、月に一度の神事くらいしか王とも会わないような生活。
    本当は良い人(身分、能力

    0
    2022年06月16日

    Posted by ブクログ

    深山くのえさんの著書は初めて読みました。サラサラと流れるような筆遣いで一気に読みました。
    主人公二人の『術』について、まだまだこれから明かされていくのでしょうが。
    少し簡単に使い過ぎている間はありました。少女小説ありきでしょうか。

    でも。
    掴みはバッチリです

    0
    2022年06月15日

    匿名

    購入済み

    貴族社会なのに身分が不明確

    王と后を蔑ろにし過ぎ
    天羽が蔑ろにされながら后を送る意味もわからない
    各種族の長に逆らえない位は仕方ないにしても、女官から下に見られ、それを許容してたらまともな政治は出来ないだろうに

    0
    2024年04月23日

    ネタバレ 購入済み

    2人がこの先も一緒でありますよ

    タイトルが気になり試し読みをしました‼️
    でも続きが気になって結局すべて購入して、ほとんど一気読みしてしまいました。
    王は慣例を破ってでも后と仲良くなりたいと思って行動して、后も少しずつ王に寄り添って行く。でも公には素知らぬ2人を貫く😱
    これから先2人が公の場所でも仲良くなれることを願ってます‼️

    #切ない #深い #じれったい

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    王様らしくない王様だけど、とてもかんじのいい人。まだまだ続くのかな?すんなり幸せハッピーエンドとは行かないんだろうなぁ…

    0
    2022年08月23日

    ネタバレ 購入済み

    作者さんの王道

    時代的には平安?の日本に近いのかな?

    他の方も書かれていましたが、作者さんの王道の、ヒーローが真っ直ぐで型破りな偉い人→立場の弱い姫君という展開です。
    桜嵐シリーズの雅遠と近いかな?
    あのお話が好きだったので今回のお話も好きです😊

    70年前に何が有ったのか。
    複雑な事情も有りそうですが、今後は天

    #じれったい

    1
    2024年06月19日

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