一坂太郎のレビュー一覧

  • 長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち

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    幕末(現・山口県)の長州藩で非武士層によって編成された義勇軍・奇兵隊についての解説書籍。

    解説書籍に多い、難しく理論的な内容(説明)でなく
    著者:一坂氏の素直な言葉で綴られた わかりやすい解説書です。

    そのため すんなりと読み進められ(お馬鹿な私でも)素直に読み込めましたww


    本書は 長州奇兵隊の栄光と闇を解説した書。
    この1冊で 隊の殆どがわかります

    是非、御勧め

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    2009年10月04日
  • カラー版 東海道新幹線歴史散歩 車窓から愉しむ歴史の宝庫

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    あまりにもバカバカしくて、思わず笑ってしまう一冊。内容は、東京から新大阪まで、新幹線の車窓から見れる(と考えられる)歴史的な史跡を紹介しているだけの本なのだが、ほんの一瞬でも、そのわずかな部分が見える可能性があるものまで取り上げており、また、のぞみ号に乗っているとして、どのくらいのタイミングで見られるか、真剣に書かれているだけで、思わず呆れつつも感心してしまう。
    鉄道の本ではなく、歴史の本だと誰もわからないようなタイトルや表紙も個人的なつぼにはまった。

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    2009年10月04日
  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで

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    はじめに
    序章  繰り返されてきた暗殺
    第一章 「夷狄」を排除する
    第二章 「人斬り」往来
    第三章 「言路洞開」を求めて
    第四章 天皇権威の争奪戦
    第五章 維新に乗り遅れた者たち
    第六章 ”正しい”暗殺、”正しくない”暗殺
    終章  それでも続く暗殺
    おわりに
    主要参考文献

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    2025年04月24日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    俗にいう司馬遼太郎の描いた幕末史・通称司馬史観に異を唱える一冊。

    自分も思春期に司馬の本をたくさん読んで影響を受けてきたが、通説から飛躍しているものも多く、その記述が飛躍してたり誤っていたりするものも多いことを改めて知った。

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    2023年10月28日
  • 高杉晋作の「革命日記」

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    旅をして読書して仕事して投獄されて。高杉晋作がどんな人と会い、どんな事をして、どんな事を感じ、どんな事を考えていたか。現代語訳でとても分かりやすくて興味深かった。

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    2023年10月24日
  • 高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

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    時代のアウトサイダーとして行動する高杉晋作の姿を読んで、実際に行動することを是とする陽明学への興味が湧くとともに、かつて読んだ三島由紀夫の行動主義に関する文章が思い起こされた。

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    2023年01月02日
  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで

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     戦争は暴力そのものなのだ。実は政府が入れ替わる明治維新期は、歴史的に最も暗殺が行われた時代であるそうだ。本書は、そうした暗殺事件を多数取り上げて、それぞれの暗殺の理由というところに特化して語る一冊である。

     ぼくには維新期の暗殺者ということで言えば、映画や大河ドラマで勝新太郎や萩原健一の演じた「人斬り」岡田以蔵のイメージが強く、彼の処刑シーンはどちらでも印象深かった記憶が残る。だが、人斬り以蔵にせよ、人斬り新兵衛にせよ、捕縛されるまでになかなか捕まらぬプロの殺し屋であったことは今更ながら異例に近いようにすら思える。

     むしろ複数思想犯による斬殺とそのあとに目立つ場所に晒される首級、そして

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    2021年10月26日
  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで

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    暗殺を羅列では無くて時系列に並べてみせた面白い趣向の読み物。意外に面白かった。
    この方、文章が上手。
    別の時代の暗殺の歴史とか書いても面白いのでは?

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    2021年06月13日
  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで

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    桜田門外の変から大久保利通暗殺まで、近代日本が生まれた幕末維新期。日本史上これほど暗殺が頻発した時期はない。この国の夜明けは・・・?血に塗られていたのか???

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    2021年04月01日
  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで

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    思ってたより倍くらい面白かった。これぞ歴史とい感じがした。
    歴史は為政者によって都合よく語られるというのは良く言われることで、明治維新とはまさしくその側面があると改めて知ることができた。正しいことなど主義主張によって違うし、世の中歴史の理は決して単純ではない。
    あと、暗殺は肯定されることではないが、やはり敵陣営の有能な人を1人殺すことで世界は変わっていく、というのも事実かもしれない。だからこそ暗殺が流行ったのだと思うが、一般人は何人いても大勢に影響ないが、いわゆるインフルエンサーは1人でかなり世界を変えられるものなのかとも思った。

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    2021年03月07日
  • 坂本龍馬と高杉晋作 「幕末志士」の実像と虚像

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    坂本龍馬と高杉晋作。明治維新の立役者のふたり。龍馬は海援隊で新作は奇兵隊を組織した。龍馬が下級武士の出身で、晋作は高級官僚の出身ながらも、ワクをを超えて、日本中を飛び回り、ネットワークを構築していく姿は凄いと感じました。
    黒船を見たことで二人の運命が動き出したこと。龍馬も新政権に対して、決して欲がないわけではないということ。時代が人を作るのだと思います。

    「面白きこともなき世に面白く」の晋作の辞世の句は、コロナのこんな世の中だからこそ、考える1句です。

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    2020年12月11日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    『竜馬がゆく』『世に棲む日日』を題材に、偉大なる国民的エンターテイメント作家・司馬遼太郎の筆力の源泉を検証する一冊。
    史料のない部分について自由に想像の羽を広げ、史料の取捨選択において歴史家とは異なる選択をし、民明書房を縦横無尽に活用する。本文中にカッコつきの「司馬遼太郎」を登場させるメタ文学の使い手でもある。
    そのようにして書かれた小説は、歴史をシンプルな形に再構成するので、より多くの人に受け入れられやすいものとなった。歴史の真実を知るために読むべきものではないことが、よくわかる。
     
    司馬遼太郎が執筆を始めると神保町からその分野の本がゴッソリなくなる、というエピソードがあちこちで書かれてい

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    2018年12月30日
  • 昭和史跡散歩[東京篇]

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    昭和も列伝体(ハイライト)ではなく、紀伝体で語ることができるような時代になった。昭和もすでに記憶ではなく、歴史の一部ということか。

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    2018年01月14日
  • 幕末歴史散歩 京阪神篇

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    京都国立博物館の特別展『坂本龍馬』で、ショップで見かけた本書を購入。販売されていた場所が京都博物館であるだけに『京阪神編』とありますが、『東京編』の姉妹編であり、幕末から明治初期にかけて、京都・大阪・神戸を中心に、京阪神界隈を舞台とした数々の事件と、それに関わった人物の顛末が記されています。『禁門の変』や『戊辰戦争』といった、日本の歴史を学んでいるのであれば誰でも知っている事件から、『堺事件』や『神戸事件』等、一般的な歴史の教科書には殆ど語られず、地元の神社仏閣等でその歴史がひっそりと語り継がれているもの、果ては路傍の石碑にその痕跡があり、注意深く調べなければ決して露見されることがないものまで

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    2017年01月28日
  • 昭和史跡散歩[東京篇]

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    <目次>
    第1章  関東大震災からの復興
    第2章  二・二六事件
    第3章  紀元2600年から日米開戦へ
    第4章  東京大空襲から終戦へ
    第5章  占領から復興へ
    第6章  高度経済成長の光と影
    第7章  経済大国、そしてバブル崩壊へ

    <内容>
    『幕末歴史散歩東京編』などの著書のある、歴史研究家(専門は幕末?)の昭和史を史跡で語った本。それなりの場所を巡って、きちんと書かれています。でもやはり今から30年ほど前の昭和末期の場所(昭和天皇陵やトゥーリア跡地など)は、まだ歴史になっていない感じがします。関東大震災あたりと比較すると、重みに欠けるというのか…。公団アパートなども史跡化するといいので

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    2016年11月16日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    司馬遼太郎が国民的作家であるがゆえに作品に登場する人物たちの評価やイメージを決定的にしてしまい、そこには歴史家としては看過できない創作や司馬の意図が下地となって歪められていると指摘し、作品を引用しながら特に松陰、龍馬、晋作について史実をあげて丁寧に誤解を解いている。

    古くから指摘されている司馬史観批判であり、大の司馬ファンの私からすると反論もあるのだが、確かに司馬の作品では司馬自身が、時折、天の声のように登場し、「翻って考えると・・・・と言っていい」などと言う表現で読者に強いイメージを与え誤解を与えてしまっているのも事実。

    この本は司馬の価値を下げると考えるのではなく、ファンとしてどの部分

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    2016年02月14日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    実は司馬遼太郎作品を一つも読み切ったことがありません。ドラゴンボールやワンピースと同系列のはずなのに、さも史実のように、日本人かくあるべし的に推されるのが違和感でして。んなわけないでしょ、と(※ただし僕が唯一最終回まで見た大河ドラマは「龍馬伝」)。本作は、司馬さんの記述にツッコむスタイルに終始するのが残念で、もっと半藤さんのように「こうです」と別筋を提起しても良かったんじゃないかと思う。

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    2015年07月05日
  • 吉田松陰とその家族 兄を信じた妹たち

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    ドラマ進行とともに面白くなってきたが、時間切れ返却。ちょっと細かい面があるけど、明治維新はおもしろい

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    2015年02月06日
  • 長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち

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    歴史は勝者によって作られる。よって敗者の視点から歴史をみることが大事…そのことをあらためて実感させられる新書でした。

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    2014年12月13日
  • 高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

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    2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」のために読んでおきたい一冊です。幕末の激動の時期に国や藩を背負った高杉の悩みや怒り、闘い続ける男のドラマが!
    29年の彼の人生を浮かび上がらせる名著である。

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    2014年10月03日