一坂太郎のレビュー一覧

  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで

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    <目次>
    序章   繰り返されてきた暗殺
    第1章  「夷狄」を排除する
    第2章  「人斬り」往来
    第3章  「言路洞開」を求めて
    第4章  天皇権威の争奪戦
    第5章  維新に乗り遅れた者たち
    第6章  ”正しい”暗殺、”正しくない”暗殺
    終章   それでも続く暗殺

    <内容>
    幕末から明治初めにかけての暗殺についてのみ紹介した本。暗殺=いわゆるテロ、だが、伊藤博文や井上馨など、明治の元勲たちもみんな幕末は「テロリスト」。大久保や西郷も然り。自分の考えだけを推し、人の意見は認めない。哀しい時代だったのだ。

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    2020年12月15日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    司馬遼太郎氏の小説(あくまでも小説)は好きで
    学生のころからよく読んできました。
    大体のものは読んだのではないかと思います。
    また今、街道をゆくを最初から読みはじめました。

    確かに、氏の小説は小説であることは重々理解している
    つもりですが、本書にもありますが、どこまでが史実で
    どこからが創作なのかがよくわからない部分があり、
    史実のほうがあまり面白くなかったりすることが
    あるのは確かだと思います。
    ただ、本書にもありますが、だから司馬氏の小説の輝きが
    失われることはないし、司馬氏が書いた登場人物像を
    完全に否定してかかる必要もないことについては全く
    同意します。
    司馬氏の小説を読んだときのわ

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    2016年05月07日
  • 吉田松陰とその家族 兄を信じた妹たち

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    題名通り、吉田松陰を軸に生涯を綴りつつ、
    その家族の生涯についても触れる一冊。
    松陰の天皇感について触れた記載に興味を惹かれた。
    簡潔にまとめられているため読みやすい。
    家族の生涯についてはもう少し短くてもよかったか。

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    2014年12月27日
  • 高杉晋作の「革命日記」

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    高杉晋作の日記六冊の現代語訳。年齢でいえば満22歳から26歳の時期。新社会人になった小姓として上役や先輩から指示を受けて働く様子や野山獄中で思い悩む様子は身近な存在として好感が持てる。幕末の「志士」は大なり小なり偶像化されてしまってるけど、そのイメージに縛られることなく、また貶めるでもなく、等身大で捉えようとする佳い本。

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    2014年12月22日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    司馬さんの小説が事実と思っている人は案外多い。英雄視される小説上の晋作、松陰、龍馬についての文献と小説の差異を客観的に指摘している本。但し書ききってないようなので読後は、消化不良感が残る。司馬さんは英雄伝を書き、通説を事実と思わせる書き方をたまにするので、その事を理解して小説として楽しむのは良いと思う。

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    2014年09月23日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    司馬遼太郎の著作から松陰、龍馬、晋作の事実と違う部分を書いています。司馬史観というより、完全な事実の歪曲という部分もあり見方を変える必要があります。小説として司馬遼太郎の著作は、信念を持った日本人の生きざまを示し勇気をくれるものと愛読していましたが、小説である事を再認識しました。ただそのことを差し引いても魅力ある小説であると思います。

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    2014年08月14日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    吉田松陰、高杉晋作、坂本竜馬、、幕末史を彩る英雄たちの活躍について、我々現代人が認識している歴史は、実は司馬遼太郎という稀代のストーリーテラーによって“創作”されたものが多い。

    彼らの行動が日本の歴史を変えた、という英雄礼賛なコメントは多くの政治家や経営者から聞かれるものである。だがよくよく歴史を検証してみると、後付けで英雄に仕立て上げられたケースは枚挙に暇がない。

    吉田松陰と坂本竜馬は実際には会っていないし、高杉晋作の辞世の句は亡くなる際に詠まれたものではない。。等々、我々が心を動かされるエピソードが実は司馬遼太郎による演出の結果だという。

    もちろんそれは英雄たちの価値を下げることには

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    2014年07月02日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    司馬作品を数多く読み、幕末のこの国の歴史にある程度詳しく又歴史好きの読者ならば、吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作らの考え方、生き方をもとにこの本を参照できるだろう。
    司馬作品は小説である。小説には当然作者の考え方でつくられる場面や考え方が登場する。ゆえに、司馬遼太郎が描かなかった・・・。と考察する姿勢については面白く参考にしたが・・・?「司馬史観」を恐れすぎかな?

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    2014年06月03日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    司馬遼太郎の作品は、幕末物を中心に読んだけど、独特の呼吸を忘れるような文章の進め方と、息が苦しくなる頃に、逸話や作者の意見を織り込んでくる、話の緩急のつけかたが、話の内容にのめり込む要素の一つと思っている。一坂さんのこの本を読んで、改めて司馬遼太郎の作品を拾い読みすると、資料に裏打ちされたように、主人公達は生き生きと力強く行動している。それが、司馬遼太郎が創作した偽物の資料も混じっているとしても、「司馬さん、貴方、やってくれたね。さすが、小説家!!」と、思わずにはいられない。歴史の真実と小説の作られた部分とを、見極める目を読者はもたなければならないと、あらためて思った。

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    2014年03月28日
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像

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    資料を基に司馬遼太郎作品の内容について審議。史実として誤解することに警告する。フィクションであることは司馬自身も明らかにしており、歴史家でなく小説家であり、その評価が変わることはない。14.3.21

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    2014年03月21日
  • 幕末時代劇、「主役」たちの真実 ヒーローはこうやって作られた!

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    自分が見たことがある作品もあって、「こんな風に思うんだ」「あ~それは私もそう思った!」という気持ちになった。
    見たことない作品の名前もあったが、大体が今は見れない物なので…残念だ。

    しかし、時代時代によって書かれる人や内容やテーマが変わるのは、当たり前のことなんだが、おもしろいな。

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    2011年07月13日
  • 幕末時代劇、「主役」たちの真実 ヒーローはこうやって作られた!

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    [ 内容 ]
    坂本龍馬と新選組が日本人に愛された軌跡。
    月形半平太、鞍馬天狗、沖田総司ら「研究史」には登場しない「維新の英雄」に託した大衆の夢。

    [ 目次 ]
    第1章 幕末時代劇のルーツを発見!
    第2章 架空のヒーロー、大活躍!
    第3章 新選組は明治期から人気者
    第4章 無名だった坂本龍馬
    第5章 戦意高揚に利用された幕末の人々
    第6章 映画黄金時代の傑作、問題作
    第7章 新しいヒーロー像を求めて
    第8章 大河ドラマとテレビ時代劇の見方
    第9章 幕末時代劇の未来

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    2010年10月03日
  • 幕末歴史散歩 東京篇

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    普段なにげなく歩いているところにも、さまざまなドラマがあるんだなぁと。この本片手に散歩してみようかな。

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    2010年02月19日
  • 長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち

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    幕末の歴史はイメージ先行で実際の姿が見えにくくなっていると私は感じています。
    新撰組なんかはイメージ先行でも実像に関する著作も多くて対比して楽しむ事もできるのですが、奇兵隊に関してはそもそも詳しくふれられている事が少なくなかなか実像にふれる機会が少ないのが現状だと思っています。

    そんな奇兵隊の実像を、当時を知る人からの危機語りを元に個々の隊員の活動を掘り下げたり、当時の日記等から同時代の人々の奇兵隊に対する思いを様々な資料から掘り起こした労作です。

    同時代の人にとって奇兵隊に入るという事は眉をひそめて語られる事だったり、吉田松陰の神格化の過程等とても興味深い話がたくさん書かれています。

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    2009年10月04日