後田亨のレビュー一覧
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『生命保険の罠』(2007年)の著者による生命保険論の新しい本(2010年2月)。
第1部「保険会社は信用できるか」と第2部「保険商品を信じられるか」は『罠』のおさらいといった感じ。わかりやすいけれど、社名は伏せてあるのでこの部分は『罠』のほうが読んでいておもしろい。
第3部「それでは、どうすればよいのか」は読み応えがある。実際に保険に入っている人がこれからどうすべきかとか、営業トークへの切り返し方なんかがまとめられている。
結論としては、自分で内容を説明できるシンプルな保険(掛け捨ての定期保険)を基準に1円でも安く入ることを主張。団体保険やネット生保の活用などもすすめている。 -
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1995年生まれの男の平均寿命は94.5歳。医療技術も日進月歩な中、終身医療保険ほど陳腐化するものはない。
※相続税対策に終身保険は有用
疾病別、年齢別医療費(P29)より、高くとも一日当たりの医療費は3万円で、長くとも1月の入院期間。しかも、健康保険があるから、医療費は3割以内。50万あれば入院に係る保険は不要か。拍子抜けである。
高額医療制度や最強の保険である健康保険といった優れた日本国の医療制度を理解し、民間の保険で検討の余地があるのは、死亡保険と現役世代の就業不能保健のみ。
老後資金を貯めるなら、『確定拠出年金』
「個人向け国債 変動10」もありか。
貯蓄運用目的の保険は手数料が -
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結婚に伴い妻が保険に入り直した。
「ほけんの窓口」で担当の方といろいろ話しているうちに、保険というのは実に多くあり、複雑であり、一即多に「保険」といっても様々なものがあることを再認識した。
そして、私自身は「保険には入っていたら安心」という気持ちで保険の担当者さんの勧めるものを、額だけを気にして加入していた。
それで、コレを機会に保険というものはどういったものがあり、どういった種類があるのか、また本当に自分の必要な保険とは何なのかを見極めたいと思い、この本を手に取った。
保険の考え方は実に様々で、150万の蓄えがある未婚であるのであれば、保険に入る必要はない、という話があったり。
保険の貯蓄 -
Posted by ブクログ
保険とは相互扶助の考え方に沿っている。これ自体は納得している。
ここから本題。
100万人に1人とかそういった確率で自分に不幸が起こることを見越して保険料を払うのか?医療保険や介護保険はその類。
またその時に、保険に入っておらずに払うお金は自己資本でなんとかならないものなのか?つまるところ、1000万持っていたら、1000万の保障に入る必要はない。だから本当に入るべきは結構限られてる。損害賠償とかくらい。
また貯蓄性とかの話で、現在割引価値とか考えると割に合わないんじゃないってところ。将来の価値なんてわからないから、60歳にようやく貰えるお金にどんだけ価値あるのかなあ。これも一種のギャンブルだ -
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2008年の事例集
実際に入っている内容が羅列されている。
1.利回りが高かった頃の保険は継続。99年3月迄の契約が目安
2.世帯主の万が一には「定期保険」
3.大病に備える保険は「診断一時金」を重視
4.入院にはなるべく貯蓄で対応
5.大きな保障や老後の保障にこだわらなければ共済も良い
6.商品は単品で選ぶ
終身保険なら変額終身保険
学資保険はソニー生命
定期保険はまずは団体保険(グループ保険)、それ以外は東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険」、アリコジャパン「収入保障保険」損保ジャパンひまわり生命「無解約返戻金型収入保障保険」ソニー生命「逓減定期保険」ライフネット生命「死亡保障