あらすじ
「保険は99%がはずれる宝くじ」「医療保険は検討に値しない」「いまどき、保険で貯蓄は疑問」――。生命保険のカラクリ、業界の裏話から、本音の「おすすめ」商品まで、生保会社の営業マンとして長年勤務した保険コンサルタントが、具体的な商品などを挙げながら明かす、生保のすべてがわかる本です。
・なぜ広く、長く入ってはいけないか
・「元本割れしない」に惑わされてはいけない理由
・販売員は、売ったらほとんど退社する
・大手生保会社の管理職が入っている保険は?
・保険料の目安は手取り収入の1%
・お金があるなら、入る必要なし?
大切なのは、消費者がテレビCMやパンフレットを鵜呑みにせず、疑ってみること。「低価格で、手厚く幅広い保障がいつまでも続く保険商品」や「資産形成に有利な保障と貯蓄を兼ねる保険」など現実には存在しません。
でも、保険業界への疑問や批判を目的にした本ではなく、読者が正しい保険選びができるようになり、結果として自己資金の使い道を自由にできるようになる可能性を広げる本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
意外と保険ってリスキーだな、というのが率直な感想。
お金に関するものの見方が変わる。
保険は実直ではなくハイリスクローリターンな商品である。
それを取らざるを得ない状況、それでも備えるときには必要、くらいの。
備えあれば憂いなし、だけれど、備えがどのくらい必要かを、保険会社じゃ無くて自分の収入と貯蓄のバランスから考えない限りは騙されているよって事なんだよね。
ものすごいオススメ。
Posted by ブクログ
保険について違った視点を与えてくれた良本。
保険はかけるものだと思っていた。かけない事の方が危険で、リスクが高いと思っていた。
でも、本当はそうではないと言うことだ。
そう言えば、銀行で保険をすごい数勧められた。これも、彼ら彼女らのノルマの為だったんだな。
印象的なのが、とある保険をとても勧められて一旦持ち帰り、再度話した際に、「終身タイプにする」と言ったら慌てて止められた。同じ保険のタイプを勧められたもの以外にしただけなのに。保険の契約は取れると言う意味では一緒のはずなのに、とても、違和感を覚えた記憶を思い出した。
これはまさに、販売手数料と言った、客には見えない何かしらの意図が働いたのだろう。
今では、保険を疑って見ている。
新しい保険に入るにも、慎重に慎重を重ねるだろう。
考えのベースは、この本で習得した通り、【子供が自立するまでの一定期間に、万が一に備える】レベルで。
新しい知識を与えてくれた意味で、非常に有意義な本だった。その意味で星4で。
Posted by ブクログ
毎度のことながら後田さんのこの保険の本は保険加入している全ての人間が一読すべき本だと毎回思います。
そして、保険のわからなさ。
これが普通でまかり通ってる保険業界に圧力をかけられるのはイチ消費者だと一度認識を持った方がいい!!!!
と、毎回考えさせられます。
保険会社の離職率の半端なさから始まり、保険料の経費や運用金額の不透明さ。一年目は自分たちが払った保険料の役半分は保険会社の経費で使われているという事実。
それを分かった上で買う安心料ならば問題ないかと思うけど、保険会社の経費を払うために入ってるような保険にどのくらい意味があるのか、、、、と。
安心料って保険会社が潤う安心料?笑笑
保険会社に勤める後田さんに批判の声もあるらしいけど、そりゃ保険会社に勤める人が読んだら余計なことしてくれるな。な本ではありますな。
Posted by ブクログ
「保険は安く、シンプルに」「生命保険会社の管理職が入っている保険は団体保険が多い」
今まさに旦那の会社の団体保険に加入しようとしていて、
でも迷っていたので、
背中を教えてもらえました。
また、医療とかも無駄じゃないかなと感じていたので、
自信を持つことができました。
Posted by ブクログ
少し前の保険の現状について書かれた本。どちらかというと、貯蓄性保険の仕組みに関する話にページが割かれている、といった印象。
「保険は安く、シンプルに」「生命保険会社の管理職が入っている保険は団体保険が多い」といった話は衝撃的かもしれない。
保険加入の意思決定に関して一助となることは間違いない。この本の著者に興味が出てきたので、しばらく追いかけてみようと思う。
Posted by ブクログ
具体的な保険の説明があり参考になった。実際に自分の医療保険は解約した。面白かったが、オススメでない終身保険のタイプに自分が加入しているため、失笑。
Posted by ブクログ
生命保険という商品とその販売に関する整理がなされていた本書。幾分著者主観の強さを感じるが、概ね納得。要は、一定のリスクをマネジメントするための生命保険は有用だが、過剰にオプション追加するのは本質的に意味がない、ってことでした。無限にリスク対応するのでなければどこかで線引きすべきだし、それができなければ出費がかさむ、という構図だと説明している。
Posted by ブクログ
保険は、必要最小限だけ活用する、という当たり前のようで、誰も言わないことを、きっちりと説明してくれます。
保険会社の人は、戦々恐々だと思います。
Posted by ブクログ
複雑な保険や複数の保険はいらないという内容。
生命保険と長期の就労不能に対して備えることができれば十分。
公的年金や雇用保険で賄える部分も多いので、加入状況、保証内容を確認することが重要。
Posted by ブクログ
保険会社は当然、商品を売らないとならない訳ですが、それを消費者に如何にアピールするか。営利を目的としている以上、顧客側も相応の対策が必要かと感じます。
Posted by ブクログ
保険とは相互扶助の考え方に沿っている。これ自体は納得している。
ここから本題。
100万人に1人とかそういった確率で自分に不幸が起こることを見越して保険料を払うのか?医療保険や介護保険はその類。
またその時に、保険に入っておらずに払うお金は自己資本でなんとかならないものなのか?つまるところ、1000万持っていたら、1000万の保障に入る必要はない。だから本当に入るべきは結構限られてる。損害賠償とかくらい。
また貯蓄性とかの話で、現在割引価値とか考えると割に合わないんじゃないってところ。将来の価値なんてわからないから、60歳にようやく貰えるお金にどんだけ価値あるのかなあ。これも一種のギャンブルだなぁってことは理解しておく必要がある。