外山薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読めてよかった。
子育てに悩むパパたちの叫びが、胸にズドンときた。
ママたちと同じくらい、パパたちもうまくできなくて泣きたくなる時があるんだ。
泣きたいのはママもパパも一緒なんだ。
子育ては、子どもと向き合うのと同時に、夫婦がお互いに向き合わないといけないチームプレーが必要なんだと、思い知らされた。
特に「俺の乳首からおっぱいは出ない」と「髪を結ぶ」は、泣ける。
乳児期に感じる焦りと、親としての自信喪失がこれでもかというくらいリアルに描かれていて、当時の記憶が蘇って、本当に泣いた。
パパにはもちろんおすすめしたいが、ママにこそ読んでほしいと思う。
パパの気持ちがわかれば、パパに対しても優 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私にはまだ子供がいないのですが気持ちがとても理解できる本だなと思いました。
子供が成長するための環境はどうしても親しか作れない。親の視野が子供の世界になってしまう幼少期。
親は自分の幼少期の時の風景しか知らずに大人になり、もっと自分の幼少期にはこうして欲しかったや自分にも別の世界があったのではないかと考えずにはいられません。特に大学受験で苦労したり、高校入試など、その前からエスカレーター式で名門大学に入れてもらえていたら、、、そんな思いがよぎってしまう主人公。
小学校受験をさせようと思い至りますが、そこもまた不思議な世界で広いようで狭い世界。
初めてのことで何が正解か不安になりながらも -
Posted by ブクログ
幼い子供に対して勉強を強いるなんて、、!
という反発的な意見は小学校受験につきものだ。
しかし、合否はどうであれそこでの経験は、
必ず今後の人生に活きてくると私は思う。
群馬の公立高校から慶應義塾大学に進み、大手化粧品メーカーの広報を務める茜のように、
地方から上京して子供を育てるようになった人なら
誰しもが感じる地方と都内の教育に対する考え方のギャップ。
それに悩みながらも、我が子の努力を信じて
いかに家族一丸となって受験に挑めるか。
小学校受験経験者の元子供は親目線を知ることができるだろうし、これから考えている人にも大いに参考になる一冊。 -
Posted by ブクログ
他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。
「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない
世の為、人の為、自分の為に就職する
世の為、人の為、自分の為に独立する
世の為、人の為、自分の為に親になる
その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ小学校のお受験、小受を目指す
新田茜の娘、結衣。
夫婦の世帯年収2000万超えでも、
東京ではペンシル住宅に住み
私立受験を悩むのかぁ。
桁違いに金持ち世帯の世界なのかなぁ。
受験も大変だろうし、
入ってからも価値観の違いとか
ありそうで怖い。
子どもの意思なんてさすがにないだろうし、
完全に親の自己満足の世界。
それが将来的に子どものためになれば
全然いいと思う。
あとは、夫婦で同じ気持ちでいること。
片方だけがやる気満々で勝手に話を
進めるのは良くないと思う。
新田夫婦も怪しかったしな。
ともあれ、無事に合格して良かったね!