外山薫のレビュー一覧

  • パパたちの肖像

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    読めてよかった。
    子育てに悩むパパたちの叫びが、胸にズドンときた。
    ママたちと同じくらい、パパたちもうまくできなくて泣きたくなる時があるんだ。
    泣きたいのはママもパパも一緒なんだ。

    子育ては、子どもと向き合うのと同時に、夫婦がお互いに向き合わないといけないチームプレーが必要なんだと、思い知らされた。

    特に「俺の乳首からおっぱいは出ない」と「髪を結ぶ」は、泣ける。
    乳児期に感じる焦りと、親としての自信喪失がこれでもかというくらいリアルに描かれていて、当時の記憶が蘇って、本当に泣いた。

    パパにはもちろんおすすめしたいが、ママにこそ読んでほしいと思う。
    パパの気持ちがわかれば、パパに対しても優

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    2025年10月21日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験、凄かった!これを乗り越えれば大学まで行けるという魅力的な言葉を信じて家族一丸となって取り組んでいる。ちょっと一般人では考えられない事ばかりで、いつか小学校受験を経験した人に出会ったらお疲れ様とねぎらいたい。中学校受験では体育などなさそうだけど小学校受験ではマット運動や親子で面接もあってそれはそれは緊張だわ。受験のために通った教室で出会った人たちはそれぞれの道を歩んでいるけれどそれぞれが正解。みんな公平に無限の可能性を持って生まれてくる子どもだけど住んでいる地域によっても差があるなあ。

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    2025年10月14日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    石持浅海さんの息子の進学、ふいに泣かされた!!息子が遠方の大学に旅立つシーンで。当たり前のように毎日おはよーとか言って一緒にいるけど、ずっと続くわけじゃないんだなぁ。旅立ったら淋しくなっちゃうなぁと思って。自分の学歴思考で子供の希望を閉じ込めないようにしなくては!
    カツセマサヒコさんの専業主婦家庭の話もよかった。競争からはみ出た家庭かもしれないけど、それでもいいなと思えた。
    外山薫さんの損してる気分になってるパパの話も、妻がちゃんと家庭のことも考えてるのがわかって読んでてホッとした。

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    2025年10月08日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    自分は乳幼児の母という立場なんですが、共感する!、耳が痛い!と交互に思いながら拝読しました。
    どんなに自分がしんどくても、「だって俺は親だから」と疲れや苛立ちを抑えて子供に対応する場面は共感したし、妻からなんでこんな簡単なことができないんだ、という表情をされて、夫が自分は子育てに向いてないわぁと落ち込む場面は、耳が痛かった・・
    当時わたしも似たようなことをしてました・すいません・・

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    2025年08月24日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    子どもの目線、母親の焦燥、先生の言葉。全てが本当にリアル。今の家族の時間は今しかない。「受験が終わったら」じゃない。子どもに向き合って過ごせる時間を作りたい。

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    2024年12月31日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    「小受」って、聞いたことあるけど、どんなもんなんだろ?そんな興味から本書を読みました。
    小受の世界がこんなにも恐ろしい(笑)ものだとは、、、。
    子どもの選択肢、将来を幸せなものにしてあげたい、、、そんな思いはどの親にもある共通ことだからこそ、とても考えさせられる内容でした。

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    2024年12月08日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    東京のワーママによる、お受験物語。

    中学受験とは一味違う壮絶さ。
    ここまでやる意味はあるのだろうか…

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    2024年09月26日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    子供を小学校受験させる母親の話。小学校受験は親の方がどんどん沼のようにハマっていくし、夫婦で寒暖差があるとしんどいだろうな。お受験を検討している人に。

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    2024年04月14日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    ネタバレ

    私にはまだ子供がいないのですが気持ちがとても理解できる本だなと思いました。

    子供が成長するための環境はどうしても親しか作れない。親の視野が子供の世界になってしまう幼少期。

    親は自分の幼少期の時の風景しか知らずに大人になり、もっと自分の幼少期にはこうして欲しかったや自分にも別の世界があったのではないかと考えずにはいられません。特に大学受験で苦労したり、高校入試など、その前からエスカレーター式で名門大学に入れてもらえていたら、、、そんな思いがよぎってしまう主人公。

    小学校受験をさせようと思い至りますが、そこもまた不思議な世界で広いようで狭い世界。

    初めてのことで何が正解か不安になりながらも

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    2024年03月13日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    幼い子供に対して勉強を強いるなんて、、!
    という反発的な意見は小学校受験につきものだ。

    しかし、合否はどうであれそこでの経験は、
    必ず今後の人生に活きてくると私は思う。

    群馬の公立高校から慶應義塾大学に進み、大手化粧品メーカーの広報を務める茜のように、
    地方から上京して子供を育てるようになった人なら
    誰しもが感じる地方と都内の教育に対する考え方のギャップ。

    それに悩みながらも、我が子の努力を信じて
    いかに家族一丸となって受験に挑めるか。

    小学校受験経験者の元子供は親目線を知ることができるだろうし、これから考えている人にも大いに参考になる一冊。

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    2024年03月03日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験の実態がどんなものかは知らないけれど、とてもリアリティが感じられた。年代、学歴的に親の茜に感情移入せずにはいられない。仕事に育児に頑張りすぎてしまう彼女を、決して空回りしているとか、踊らされているとか、ネガティブな言葉でだけで括れないと思った。娘にもジンとさせられる。
    それにしても、小学校受験というこんなにも家族が試されるイベントが、今まであまり小説のネタになっていなかった気がして意外。

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    2024年02月28日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
    「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。

    「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない

    世の為、人の為、自分の為に就職する
    世の為、人の為、自分の為に独立する
    世の為、人の為、自分の為に親になる

    その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。

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    2025年10月29日
  • パパたちの肖像

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    面白かったです。母親も父親も等しく育児は一年生。母親目線は想像できるけど父親だとそうなるのかと。突拍子もなかったり的外れだったりにニヤリと笑ってしまう。真摯に取り組んでいるからこその笑いが漏れてしまった。どのパパさんたちも素敵でした。

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    2025年10月22日
  • パパたちの肖像

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    7人の作家さん、みんなパパ作家さんだったとは。
    皆さん、ちゃんと子育てされてきたのかなと思える作品ばかりだった。
    子育てがテーマの作品で父親目線のものは少ないけど、男親ってこんな風に感じていたのかと新鮮な気持ちで読んだ。
    帯にも書いてあるように、この作品は「令和パパの心の声」なんだそう。夫婦で一緒に子育てするのが前提で書かれているところが、令和っぽい。
    いい意味で時代が変わってきたなと嬉しくなった。

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    2025年10月19日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    とても読みやすく、あっという間に読み終えました。知らない作家もたくさんいましたので楽しかったです。リアリティーを追求した話でした。麻布競馬場、窓際3等兵、かとうゆうか、新城耕、外山薫、この辺がすごく面白かったです。

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    2025年10月18日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    上京組として通ずるところがあったりなかったり。
    子供に中学受験させてもいいことないよ。
    子供がしたいってゆうならさせればいい、親は関係ない

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    2025年10月01日
  • パパたちの肖像

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    行成さんのが読みたくて手に取ったけど、本当に面白かった…2年前に私も出産し、夫と育児をしているけど、うちの夫はきっとおっぱいでないこと嘆いたこともないし、出そうと思ったこともないだろうな笑。純粋な気持ちが可愛くて切なくて読んでよかったーってなった

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    2025年09月24日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    子育てにも、家族の形にも、正解はない。そこに子供への愛情があれば十分だと思う。ただ、子育ては大変すぎて、実際にはそんな綺麗事でまとめられないだろう。夫婦ですれ違い、親子でもすれ違う。それでも、愛情を持って、誰にも何にも縛られず、自分たち家族の生活が続けられるよう必死に進んでいくしかないと改めて思った。

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    2025年08月27日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    ネタバレ

    小学校のお受験、小受を目指す
    新田茜の娘、結衣。

    夫婦の世帯年収2000万超えでも、
    東京ではペンシル住宅に住み
    私立受験を悩むのかぁ。
    桁違いに金持ち世帯の世界なのかなぁ。

    受験も大変だろうし、
    入ってからも価値観の違いとか
    ありそうで怖い。
    子どもの意思なんてさすがにないだろうし、
    完全に親の自己満足の世界。
    それが将来的に子どものためになれば
    全然いいと思う。
    あとは、夫婦で同じ気持ちでいること。
    片方だけがやる気満々で勝手に話を
    進めるのは良くないと思う。
    新田夫婦も怪しかったしな。

    ともあれ、無事に合格して良かったね!

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    2025年08月16日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    下層階に住む住人は上層階の人間に憧れ、またお受験戦争もあり、悩み苦しみながらタワマン生活を送る、、、というお話(?)。

    夫婦の視点から、高層階住人の視点へ。視点を変えながら季節は進み、物語が進行していく形で読みやすかったです。

    低層階住人だけでなく、高層階住人にも、ひいては世の中ありとあらゆる住人は悩み苦しむことがあると思わさせられましたな。

    広くとらえれば、人は何のために生き何を成すべきなのかを問う、人生訓作品とも言えよう。

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    2025年06月30日