外山薫のレビュー一覧

  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験どころか2人の子どもを塾さえ通わせなかった私ですが、子どものことを考える気持ちはとてもよくわかりました。また、うちも上が娘なので、娘の幼かった頃を思い出さずにはいられませんでした。

    「桜葉ってさ、『自分で考え、自分で判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間を目指す』っていう教育理念があるんだよね。小学校から高校までずっとそう言われて育ってきたし、自分で決めたことは貫きたいなって」

    そう言われて育ってきたわけではありませんが、私の理想であり、そう生きているつもりです。

    「合格や不合格という結果よりも、そこに至るまでの過程や、積み重ねてきたことのほうがよほど意味があるこ

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    2024年04月10日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    子供の能力以上に、親の狂気じみた熱意と一時の運がその結果を左右すると言われる「小学校受験」。
    ふとしたきっかけから有名小学校を目指すことになったある家族の奮闘を描く。

    小学校受験を経験した親ならつい共感してしまうような「あるある」エピソードの連続に、ため息をつき続ける事必死。
    受験を決めた家庭同士の付き合い方や、ママ友関連ののエピソードなんかも非常にリアルで、時に心を抉られながらも楽しく読めた。
    実在する学校が多く出てくるので、小学校受験の雰囲気をつかむという意味でも一読の価値があると思う。

    我が家も、一昨年都内にて娘の小学校受験に挑んだ経験がある。当然良いことも悪い事も沢山あって、今では

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    2024年02月10日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    外山薫作品、2作目。前回の中学受験関連の話に引き続き、今回は小学校受験に関わる母親目線での小説。

    慶應卒で美容メーカー勤務、二児の母親の茜が娘の結衣を小学校受験させる物語。
    単に自分が小学校受験というものに疎かったので、知識として勉強になった。小学校受験はかなりの労力が必要ものであることを理解した。主人公の感じたような、娘が受験に落ちた時のつらさは自身の就活や大学受験の失敗よりつらいという感情は、仮に自分が経験しても同じことを感じる気がした。
    本当のエリートの道は、専業主婦で幼稚園に通わし全力で名門小学校に合格させることで開かれる?そう捉えることも出来るだろう。新たな世界を見れた気がした。

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    2025年12月12日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験にまつわる家族の物語。
    ワンオペで未就学児2人の育児をこなして、家事をして、家庭を優先するあまり自分の仕事、キャリアアップは二の次。

    これは「子供の受験」を通して、自己実現したい母の物語だと思った。

    受験なんてしてもしなくても、十分幸せだったはずなのに。
    一体何を求めてるのか?が、最後の最後にわからなくなる。

    前作同様、こちらも一気に引き込まれた。

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    2026年04月19日
  • パパたちの肖像

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    仕事だけでも大変なのに、当たり前のように家事・育児との両立が求められる令和のパパ。大変でないはずがない。

    女性活躍の必要性が叫ばれるようになり、日本型雇用慣行のもとで、女性が育児と両立しながら働き続けることの難しさは、広く認識されるようになってきた。だからこそ、女性が働き続けるためには男性の育児参画が不可欠だという流れは、ある意味で自然なものだと思う。

    一方で、男性にとっては前例のない大きな負荷が課されているにもかかわらず、それが「当然のこと」として求められている側面もある。(かくいう私自身も、夫にそれを求めている一人だ。)
    こうした本を通じて、「パパも大変なんだ」「それでも頑張っているん

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    2026年04月19日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    新聞の書評で面白そうだったのでかつ手間読んでみる

    これぞ、タワマン文学 現代のプロレタリア文学

    隣の芝生の青さに羨んだり、自分だけにしかわからない地獄に絶望したり 
    読後感は苦そうだ・・・とおもってたら、意外と未来が明るそうな結末

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    2026年04月11日
  • パパたちの肖像

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    どの作品も令和のパパがリアルに描かれていて面白かったけど、中でも「俺の乳首からおっぱいは出ない」は読みながら何度も笑った。

    我が家の夫も子どもが乳児だった頃に、子どもを泣き止ませる事がお手上げになった時に、よくオッパイで解決することを頼まれたな…と懐かしくなる(笑)


    全てパパ目線のストーリーで、子育て中のパパに是非読んでほしい。

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    2026年04月10日
  • パパたちの肖像

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    パパ作家7人による家族の物語。
    著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。

    当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。

    子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
    本当に他人の

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    2026年02月19日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    ネタバレ

    タワマン住まいの三家族。中学受験息子を交えて

    "何でも態度や声に出すのはよろしくない、もういい歳した大人だから"というフレーズが多用される
    だから夫婦が三者三様、他人に見せない苦悩があり、隣の芝は青い。羨むあの人もどこか惨め
    青春時代に語り合ったこと、もしもあの時、私の代では出来なかったことを、子に託す滑稽さ

    この小説は章ごとに大人が心の中で罵り僻み、全体的に憂鬱。人物設定と心理変遷が薄っぺらく想像の域を出ない
    最後の素直な答辞に涙がこぼれた

    十二歳の今後の人生なんて、分からない。まだ決められない
    大人になっても人生なんて、分からない。まだ変えられる

    埼玉出身銀行員

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    2025年12月14日
  • パパたちの肖像

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    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

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    2025年11月20日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

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    2025年10月08日
  • パパたちの肖像

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    共働き育児経験者なら昔の自分達夫婦を思い出し、未経験者にはこんなものなのかと思わせる小説。
    物語はかなりデフォルメされているが、子育てにおいて父親は母親には絶対的に敵わないという事は、当然のように再認識させてくれた一冊だった。
    軽く読むにはちょうど良いと思う。

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    2025年09月21日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    2025/08/20予約2
    母親はお腹の赤ちゃんと十月十日一緒に過ごすからこそ、だんだん母になっていく。その姿を見ているだけでは父親になれないんだな。この7人の父親は、その家族にとってのあるべき姿というより、ありたい姿を試行錯誤しながら進んでいく、とても今どきの夫婦だと感じた。
    最後の「そういう家族がそこにある」、これは2人で考え専業主婦を選んだ家族の話で、主人公のパパにいい友人がいて救われる。誰にも外から見えない悩み葛藤があるよね。
    面白い視点の本だった。

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    2025年09月15日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    東京という大都市の中で家族を育てる難しさが何となく伝わってきた。
    さやかが綾子に対して抱く劣等感は分からなくもないけど、綾子も綾子でプレッシャーがあったりする。人間は誰しも苦悩を抱えながら生きているんだよなー。そう考えると劣等感なんてものは手放して生きていけると楽だよなぁ。

    あと、自分も綾子のように地方から上京してきた身だから、閉鎖された町でこのまま過ごすのが嫌だと18歳で上京した話とか、同窓会の場面らへんは共感する部分も少しあった。
    都会にいると、田舎にたまに行きたくなる。逆もまた然り。結局はないものねだりなのかもなー

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    2025年07月19日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    生まれも育ちも関西の私は、MARCHと聞いてもすぐにわからなくて、クイズのように大学の名前を考えながら読みました。なるほど。

    本作自体がマウントを取りにきているような気がして、登場人物の誰も好きになれないと思いつつも、誰の気持ちもちょっとわかる。

    要は、彼や彼女たちと同じところがある自分のことが嫌なんですよね。嫉妬、焦り、優越感、はたまた劣等感などなど、人には知られたくない気持ちを隠そうとする自分のことが嫌で、本作を読むとそれを見せつけられている気がするのだと思います。

    タワマンって、凄い舞台になるものだなぁ。

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    2025年05月31日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    タワマンの階数だったり学歴だったり出身だったり、様々なプロフィールをまわりと比較して劣等感や優越感に浸ってしまい、結果がんじがらめになっていく人間の性をテーマにした小説。

    読んでいて、現代って本当こういうのに溢れているよな〜と共感。かくいう自分もそうだし、歳を取れば取るほどそういう傾向が強くなっていく気すらします。そんな中で、登場する子供達がしがらみを破って進路を決めようとする姿は眩しく見えます。自分の軸をしっかり見定めたいと思わされるいい物語でした。

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    2025年05月17日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    図書室。司書さんのおすすめ。
    人には人の地獄があるよな〜というお話。タワマンのことはよく知らないから興味深かった。どの人の気持ちも、よくわかるなあ。

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    2025年03月27日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    「名前のない女神たち」ってドラマが昔あってそれを思い出した。
    大道寺先生なんてモロ夏木マリだった。
    ドラマよりは”小学校受験”に特化した内容なので人間関係のドロドロを期待したけど内容は真面目で母親が自分自身と戦う感じ。

    六本木駅からぞろぞろ電車に乗り込む大勢の同じ紺色のスーツ、ロングヘアの人は同じ髪型、同じ髪留めの母親集団を見たことがあって、周りから見ると超異様な光景だったので実際にその輪に入るともっとカオスな世界なんだろう。

    でも茜さん、あまりにもパワフルすぎてこれできる人は中々いないんじゃ…
    そして驚いたのはなんとなく母親に小学校受験ってすごいんだねーって話したら私も何校か受験した経験

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    2025年03月02日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    優越感や劣等感がこれ程まで歪に肥大化し、制御が利かなくなった時代があったのだろうか。妬み僻みは諦観と嘲笑へと貌を変え、他人を貶して自己肯定感を保つが、資本家との距離は縮まらず、虚しさと絶望感だけが残る。何を求めてこれほど消耗しているのか。見栄と後悔に蝕まれるタワマン文学の真骨頂。地獄のような人生に一矢を報え。

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    2025年01月30日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    Twitter文学の旗手、窓際三等兵さん。
    流石器用にまとめている。

    それでも、同時期、確か少し遅れて現れた麻布競馬場さんと、比べると一歩遅れた、いや届かない印象。

    書きものの「えぐみ」も、状況のそれも、どこかこの世の厳しさ、寂しさを感じさせる。

    内容とは関係ないメモになってしまった。

    最後の主役女性の面接対応は、もっと喋らせてもよかったかも。
    時間制約とかを考えるとあれ以上は非現実的かもしれないけど。

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    2024年12月13日