【感想・ネタバレ】君の背中に見た夢は【電子特典付き】のレビュー

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Posted by ブクログ

子供を小学校受験させる母親の話。小学校受験は親の方がどんどん沼のようにハマっていくし、夫婦で寒暖差があるとしんどいだろうな。お受験を検討している人に。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私にはまだ子供がいないのですが気持ちがとても理解できる本だなと思いました。

子供が成長するための環境はどうしても親しか作れない。親の視野が子供の世界になってしまう幼少期。

親は自分の幼少期の時の風景しか知らずに大人になり、もっと自分の幼少期にはこうして欲しかったや自分にも別の世界があったのではないかと考えずにはいられません。特に大学受験で苦労したり、高校入試など、その前からエスカレーター式で名門大学に入れてもらえていたら、、、そんな思いがよぎってしまう主人公。

小学校受験をさせようと思い至りますが、そこもまた不思議な世界で広いようで狭い世界。

初めてのことで何が正解か不安になりながらも進むしかない道。 
受験を機に家族関係までもが変化し、仕事と家事の両立。協力的ではない旦那さん。

子供のための受験は本当に子供のためなのか,子供はスクスク元気に育ってくれれば満足ではないのか。。
だけど大人になったら分かる格差を前に親としてはより良い環境を用意してあげたい。これは親のエゴなのか。
悩む姿がとても印象的でした。

結局は娘に将来どうなって欲しいか面接で聞かれた時に後悔しないように生きて欲しいと答えてしまう。

でもそれが志望校に合わせて国際的に活躍して欲しいや定型文ではなく本来望んでるものなのだと思う主人公の葛藤。

実際にその子が幸せか未来なんてわからない、
何を望んで受験させようとするのか。子供の可能性を広げるため、幸せになって欲しいため。
幸せとは何か、形があるようでなくて人それぞれの回答があるはずであり、それで良いはずなのに。
受験をしてその学校に行くことが正義であるかのような世界観。とても深いなと思いました。


実際にはそれで着いていけなくなって落ちこぼれることだってある。知らない方が良い世界だってある。
大富豪と比べたらいつまでも自分はちっぽけで、でも幸せじゃないわけではなくて、お金や経験で幸せは測れない。答えなんてないけど幸せを考えさせられる作品でした。


また余談で、主人公の旦那さんの態度で共感できる部分が多くて、旦那にいかに自分のして欲しい行動を取ってもらうようにコミュニケーションを取るかは重要なのは要素だと思いました。 


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2024年03月13日

Posted by ブクログ

幼い子供に対して勉強を強いるなんて、、!
という反発的な意見は小学校受験につきものだ。

しかし、合否はどうであれそこでの経験は、
必ず今後の人生に活きてくると私は思う。

群馬の公立高校から慶應義塾大学に進み、大手化粧品メーカーの広報を務める茜のように、
地方から上京して子供を育てるようになった人なら
誰しもが感じる地方と都内の教育に対する考え方のギャップ。

それに悩みながらも、我が子の努力を信じて
いかに家族一丸となって受験に挑めるか。

小学校受験経験者の元子供は親目線を知ることができるだろうし、これから考えている人にも大いに参考になる一冊。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

小学校受験の実態がどんなものかは知らないけれど、とてもリアリティが感じられた。年代、学歴的に親の茜に感情移入せずにはいられない。仕事に育児に頑張りすぎてしまう彼女を、決して空回りしているとか、踊らされているとか、ネガティブな言葉でだけで括れないと思った。娘にもジンとさせられる。
それにしても、小学校受験というこんなにも家族が試されるイベントが、今まであまり小説のネタになっていなかった気がして意外。

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

将来子供ができたら中学受験をさせようと考えていたが思い知らされた。幼い頃の受験は父親の財力と母親の狂気とは聞いていたが、この本ではこの言葉では表せないほどの、両親と子の心情表現が細かく描かれていて衝撃を受けた。子育てに正解はないからこそ、このような世界があると言うことを知れてよかった。

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2024年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

受験と婚活は外から見てるとエンターテイメントとして面白いものですね

前作、息が詰まるようなこの場所で、が男の子の中学受験なら、今度は女の子の小学校受験のお話

専業主婦で小受まっしぐら!のお母様が大半の中で、共働きで化粧品メーカーでバリバリ働く新田茜の娘、結衣はたまたま行った受験教室でも筋がいい、と褒められそこから桜蔭を目指す

結論から言うと桜蔭に受かります

翼の翼しかり男の子の受験小説が、お母さんが突っ走ったり、途中でゲームやりたいと成績が落ちたりする展開がテンプレに対して今回の結衣ちゃんはほんとに健気に頑張っていて胸が打たれる…

受験の詳細に重きを置くというより(灘中受験のやつはその辺が詳細でしたが)、母親の周りの人間関係がメインで進んでいく

四大の弁護士を夫に持ち、おっとりした娘を学習院に入れたい麗佳
経営者の夫を持ち、キラキラネームの双子を育てる寛子
窓際三等兵さんらしいキャラの作り込みですが、ドロドロした感じもなく最後まで母親たちの友情が爽やかなのも読み応えがよかった

茜がいっぱいいっぱいのとき察して車を出してくれる群馬のお父さんも好き

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

異世界で、おそらく出会わないであろう親子の話。
小学校受験のための莫大な費用、労力。
合格したとして、その後に続く道。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

小学校受験どころか2人の子どもを塾さえ通わせなかった私ですが、子どものことを考える気持ちはとてもよくわかりました。また、うちも上が娘なので、娘の幼かった頃を思い出さずにはいられませんでした。

「桜葉ってさ、『自分で考え、自分で判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間を目指す』っていう教育理念があるんだよね。小学校から高校までずっとそう言われて育ってきたし、自分で決めたことは貫きたいなって」

そう言われて育ってきたわけではありませんが、私の理想であり、そう生きているつもりです。

「合格や不合格という結果よりも、そこに至るまでの過程や、積み重ねてきたことのほうがよほど意味があることです。小学校に入ってから、その後のほうが人生は長いんですから。」

なんなら小学校を大学に変えても意味のある言葉だと思うし、実際そうだと思っています。

そういう意味でもいろいろな年代の人におすすめ。



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2024年04月10日

Posted by ブクログ

小学受験を考えている人が、入門書に読むのにちょうどよいと思いました。物語のモデルであろう小学校、合格する子は明るくて、元気で、頭が良く、お行儀よい、手先も器用、お友達との関わりが上手。そんなパーフェクトな子ばかりです。バリバリ働きながら受験させる母親も多くて、祖母やシッターさんフル活用という方もいます。高学歴な方が多く、合格までのプランを緻密に立てて習い事、塾を上手く利用しているなと思います。けれど、本当に最後までわからないのが小学校受験だと思います。中学受検であれば本人の実力だと納得できますが、その日の体調や一緒に受けるお友達とのめぐり合わせ等、運も関わってきます。
最後の方で、お受験教室の先生から「合格、不合格という結果よりもそこに至るまでの過程が大切」という言葉がありました。その通りなのですが、途方もない時間と労力とお金を注ぎ込んできてなかなか納得できるものではありません。自分の子育て、我が子を否定されたかのようなショックを受けます。不合格ではなく、御縁がなかったと言われるのはそのためなのかもしれません。
 もう少し、そのあたりの苦しみが書かれていたらなと思いました。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

子供の能力以上に、親の狂気じみた熱意と一時の運がその結果を左右すると言われる「小学校受験」。
ふとしたきっかけから有名小学校を目指すことになったある家族の奮闘を描く。

小学校受験を経験した親ならつい共感してしまうような「あるある」エピソードの連続に、ため息をつき続ける事必死。
受験を決めた家庭同士の付き合い方や、ママ友関連ののエピソードなんかも非常にリアルで、時に心を抉られながらも楽しく読めた。
実在する学校が多く出てくるので、小学校受験の雰囲気をつかむという意味でも一読の価値があると思う。

我が家も、一昨年都内にて娘の小学校受験に挑んだ経験がある。当然良いことも悪い事も沢山あって、今では良い経験だったと和やかに話せるが、当時は、殆ど何も見えない真っ暗闇の海の上を、北極星だけを目指しひたすら舟を漕ぎまくる遭難者のような気分だった。
コントロール困難な子供の体調と機嫌や、小さな子にペーパーを教え込む事に対する罪悪感。
健気に頑張る我が子が誇らしくもあり、切なくもある。
親も子供もメンタルを擦り減らしながら必死に駆け抜けた一年を振り返ると、受験を経験した家族全員は正に戦友だったと言える。

当たり前のことだが、どんな家庭にも悩みと葛藤があり、同じ地獄を潜り抜けてきたのだなと改めて思った。

作品の結末に関しては色々思う事もあるが、読むと登場人物全員にハグをしてあげたい気分になる。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

2024年 13冊目
都心の小学校受験をテーマにした家族の物語。
「小学校受験で試されているものは、子供でなく家族です。」というキャッチコピーの通り、家族が受験に翻弄されるリアルな模様が描かれていた。
子供がいる身として受験は避けて通れないイベントであるが、何が両親、子供双方にとって最善な選択なのか、これからしっかり考えていきたい。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

ザ・お受験小説。
小学校受験に挑む娘と、その母親を中心に描いた家族小説でもある。

母親は仕事をバリバリこなしながら二人の子どもの育児と家事に明け暮れる日々。
夫は非協力的。

そんな状態で、時間とお金と体力を搾り取られながら、受験の大海原へと進んでいく。

片方が必死にオールを漕いでも片方がサボっていればバランスが崩れ、家族もろとも転覆する恐怖。
若干六歳にして親の期待に応えようと頑張る娘。
ギクシャクしていく家族関係。

小学校受験を否定するつもりはないけれど子どもが子どもでいられる間くらいは笑顔で過ごして欲しいと切に願う。

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

前の本の方が面白かったかな。学校名とかポケモンとか、架空があったり、本当だったり統一性がないね。机とテーブルとか。幼稚舎の月齢とか、本当かね?

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2024年02月11日

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